Said q winning

がははは♪qで映画異様バカ大好き
風の吹くまま気の向くまま
映画達に愛の眼差しで突っ込みだ

天才スピヴェット 切なくて愛くるしくてポートレイトのように

2014-11-23 | た行の映画


監督:ジャン=ピエール・ジュネ
出演:カイル・キャトレット、ヘレナ・ボナム=カーター、ジュディ・デイヴィス、カラム・キース・レニー、ニーアム・ウィルソン、ジェイコブ・デイヴィーズ、ドミニク・ピノン
12歳の天才発明家、T. S. スピヴェットの冒険が始まる
天才少年が織りなす感動作。天才少年のイマジネーション、冒険、そして温かな家族の物語
7歳以下の武道選手権の世界チャンピオンであり、6ヶ国語を話す10歳の天才科学者スピヴェットが、アメリカ大陸を横断を独りで決行。才能を理解してくれない家族に黙って、権威ある科学賞の授章式に出掛けるという壮大なスケールの家出が描かれる。

ジュネ監督ならではの世界観が広がる冒険旅行映画
ポートレイトのようで
 写真集みたいで
飛び出す絵本で



ボクはモンタナの牧場で暮らす10歳のスピヴェット


ある日1本の電話がかかってきた
なんとボクが最も優れた発明家に贈られる栄えあるベアード賞に輝いたというんだよ
天才少年のボクとしちゃ その頭脳を活かすチャンスもなく
周りから浮いてるんだよねぇ・・・
この授賞式に行ったらボクの居場所が見つかるかもしれないと思ったんだ
ボクね、そう思ったから 家族に置手紙をしたの
目指すはアメリカを横断し授賞式会場であるワシントンD.C.へ



大きな荷物を抱え貨物列車に飛び乗った
ボクね。ママのダイアリー黙って持ってきたの。

ボクのパパはカウボーイに憧れてるの
ママは 昆虫学者だよ

けんきゅーねっしん わかる?!けんきゅうーねっしん 
おねーちゃんはねぇ~ ぐははは「憧れのアイドルになる」んだってさ~
あのね。 ボクには双子の弟レイトンがいたの
レイトンがいなくなって ボク達の家族は
心に ぽーーーーーーーーーんって穴が開いたんだよ
うん。ボク弟・レイトンの代わりにいなくってたら良かったって思ってる

スーツケースを抱え、貨物列車にもぐりこみ、トラック野郎に助けられ、警備員に追われ

ばいばい ほくは 行くよ 
 夜明。そこは 切なさと愛苦しさが
写真は2回
トラックのおじちゃん

水滴が素晴らしいのは最も抵抗がない所をたどることだ。
人間は全くその逆

いっぱいいっぱい抱えているのは大人もなんだね

ボクはこうして大人になるよ
言葉に出して 
大切な事は おはなし
ねぇママ! トースターをどうして そんなに壊しちゃうの?!

ボクも不器用、ママも不器用、パパも不器用、おねーちゃんも不器用
あれれれ???
ボク達って一家そろって 不器用家族
周りから理解の無いボク
監督は ボクを「理解されない子供の孤独」ってテーマに描いてる
ボクの家族は
いずれ劣らぬ「変が揃ってる」
いずれ劣らぬ不器用揃い
足りなかったのは 「お話の言葉」
思っているだけじゃ伝わらないね
ボクの旅は まだまだ続く、発明もまだまだだ。
だいじょうぶ。もう1人じゃない。


蛇足 不器用だけど言葉で伝える


インターステラー 

2014-11-23 | あ行の映画



監督:クリストファー・ノーラン
出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、エレン・バースティン、マイケル・ケイン、マッケンジー・フォイ、ティモシー・シャラメ、ジョン・リスゴー、デヴィッド・オイェロウォ 
声の出演:ビル・アーウィン
ストーリー近未来、地球規模の食糧難と環境変化によって人類の滅亡のカウントダウンが進んで いた。そんな状況で、あるミッションの遂行者に元エンジニアの男が大抜てきされる。そのミッションとは、宇宙で新たに発見された未開地へ旅立つというもの だった。地球に残さねばならない家族と人類滅亡の回避、二つの間で葛藤する男。悩み抜いた果てに、彼は家族に帰還を約束し、前人未到の新天地を目指すこと を決意して宇宙船へと乗り込む



今年のラストに来て
やってくれましたわ~~~👏
評価の難しい作品といえばそれまでだけど・・・
主演のマシュー・マコナヒーは演技はブリリアントで輝く
 この映画の映像感も良い

主人公クーパー(マシュー・マコーノヒー)はかつては優秀なNASAの宇宙飛行士

ブランド博士(マイケル・ケイン)と彼の娘のアメリカ博士(アン・ハサウェイ)によるプロジェクト・チーム
既に酸素が薄くなり人類が生息しにくくなることを危惧し地球外に人間の住む場所を探索に行くプロジェクト
時間の違い
そう遠くない未来の話。環境汚染が進み、食糧が枯渇した地球上
地球の未来と人類の挑戦
そんなん 空想のお話じゃないの~
地球環境の今の課題と、人類の宇宙への挑戦
注目ポイントは、地球上と宇宙船での滞在時間の時間差
それは
宇宙では時間が歪んでいるのだ
宇宙船の中での数時間の出来事が地球上では数十年も経過してしまう
クーパー達が目にした宇宙の世界とは?
今回は何が地球を襲うのか? 長年に続く大規模な砂嵐だ
そう。これも 終末モノだ
一瞬にして砂まみれ。砂埃のため子供たちは肺をやられて咳を・・・
一緒に宇宙飛行艇に乗り込むTARS、KIPP、CASEなるロボットが面白い。
金属で出来た木工細工人形

ノーラン監督の画像の作りにドキドキする
巨大な津波が襲ってくるシーン、
雲も凍り付き天空にも土地があるような惑星、

チューブの中にいるようなスペースコロニー

1つ1つの「モノ」が上手に語っている

最後はあっと言う仕掛けを用意して終わる
ラストがトップと繋げていく

時間

ここに「どうなるかな?!」と期待しつつ
着地点はもうミラクルの如し
 この『インターステラー』もノーランはフィルム撮影が良い。
デジタルを使えばCG処理やVFXも楽
ノーランはCGすら極力使用していないのだ。
思うに そこが近未来を舞台にしていながらも
温かみが出ている映像美が出ていたのだろう
“宇宙”という外に向かって真理を求める物語

インサイドからアウトサイドに
五次元に向かう

宇宙での突然の無音

あぁ 「時間」「重力」を贅沢に味わったなぁ 私が好きだからね
相対性理論?!気にしないで観て欲しい

蛇足 アポロ計画は あーららっっ