監督:ガス・ヴァン・サント
出演:マット・デイモン/ジョン・クラシンスキー/フランシス・マクドーマンド/他
ストーリー 大手エネルギー会社の幹部候補であるスティーヴは、農場以外はなにもない田舎町に、ビジネスパートナーのスーとともにやってくる。この田舎町には良質の シェールガスが埋蔵されており、近年の不況に大きな影響を受けた農場主たちから、相場より安い金額で採掘権を買い占めるつもりだった。田舎町に馴染むため 上質のスーツを脱ぎ、フランネルのシャツの懐に抜かりなく賄賂を仕込んだ2人は、手早く町を掌握できると思い込んでいたが、予期せぬ障害に行く手を阻まれ る。さらにスティーヴは、仕事への信念と情熱を根本から覆されるような衝撃の真実を知ることになり…。
蛇の道はネタバレで理解できた。現役時代、qパパちゃんは石油会社のトップにいたのだから
明快な「解説者」付きで観たのである
と。観た後日の事・・・
仏 タトル、 シェールでの運営する運送会社の株式の25%を売却
っていうニュースが入ってきた
ひぇぇぇぇぇぇぇぇ タトルって合弁事業会社なんだってねぇ・・・
シェールガスといえばオバマ大統領の 温室効果ガスの排出量を減らすことができます。ってのだわ
豊富に存在する新たな天然ガス
炭化水素がたくさん含まれるシェール (日光の某所になかったっけ?!)
シェール岩石を砕きガスを採取する技術って
高圧の液体を吹き付け砕岩をしてガスを放出させるテクニックなので
水圧破砕法という特殊技術のみを持つ会社しか出来ないそうである
これって「技術の躍進」が関係するから 受注している企業としては
もっっっっっっっっの凄い 収入にもなる。
この 採掘をする事業というのが 「高価でハイ・リスク」
如何にして利益を上げていくかが大切。
必死になって外国産のガスを輸入しようとすると国内のガスの生産量は減る一方。
需要は増え続けていく
価格の高騰需要は増え続けているんだもん
需要と供給
増益、儲けの為ならば 合資会社だろうと闇企業だろと「安くするなら!」というわけ
合弁会社に運用させれば 低価格で人件費はまかなえる~
需要と供給の為に ガスを輸入するターミナルを極力「増設」することもある
土地の買収に何十億ドルもかける。新しい施設を建設する
ターミナルを作る土地価格を安くし、特殊技術を駆使して行う掘削事業も安くしようとすると・・・
合資会社等は「工事の端折り~手抜きの事業~」という悪事を行うわけだ
土壌の破壊、水質汚染 という 手抜きと悪事
シェールガスは、これまでの天然ガスに匹敵するほど埋蔵量が多く、技術革新で安く採掘できる
従来型の天然ガス事業にとってはマイナスになる可能性も発生する
ただし
日本にとって輸入できるようになれば大きなメリット
大きな投資が動くんだもの
東日本大震災からのこれから安く安全な電源で
バカ高いライフ・ラインを支払うことも無くなる
電力不足も解消できちゃうし・・・
この映画は、そういう「実」を把握しておいてから観た方が良いと思う
そこには 資源であるものを 量産する為には
どうやって 人を動かし、どのように「動かすのか」というのも関係してくる
シェールガス大手企業の幹部候補社員スティーヴ
マット・デイモンが演じてるから「むむ?!」 アクション行くか~~と期待もしたが
やっぱり 極エリート社員だものね
エリート社員から
土地のものへと・・・
ダサダサのネルシャツ姿になる
が・・・ やっぱり ジミー・大西
違う!!!!!マット・デイモンだわ
マッキンリーには良質のシェールガスが埋蔵されており
近年の不況に大きな影響を受けた農場主たちから相場より安い金額で採掘権を買い占めるつもりだったのだ。
抜かりなく賄賂を仕込み、手早く町を手中に入れようとしたのに・・・
やっぱり 予期せぬ障害に行く手を阻まれる。
↑
予定調和だとわかっていても 良い
ダスティンは・・・
パートナー
スティーヴの同僚役を名女優フランシス・マクドーマンド
豊富なシェールガスの採掘権を経済不況による借金で苦しむ農場主や牧場主から安く買収しようと交渉
契約交渉を簡単に進めるため地元のトップ、に裏金を渡し
完全「搾取」をする
が!!!!!
住民説明会の当日「やっぱりね」
予期せぬ 裏切り者がいた
強面の人物
元技術者の老教師
裏切るものは 必ず「魂胆」があるのだ
シェールガス採掘(水圧破砕)の大量の水と化学薬品を必要とする
採掘地周辺の地下水を汚染、そして農地は、汚染され環境破壊につながる
と裏切り者は唱える
さぁ・・・会場に居合わせた住人たちにとっては死活問題
町全体の意思決定を行なう住民投票を呼びかける
さてもう1人はというと
やり手の環境保護活動家
絶対 「悪」の企業の人だと思うなぁ← 想像し過ぎ?!
アリス
学校教師アリス(ローズマリー・デビッド)
なんかイマイチのポジション???
現在の日本で考えると
原子力発電が安全規制でコストアップして、災害リスクやテロのリスクが大きいことを考え
LNG火力は大規模電源としては最も安く、最も将来性のある電源。
海外に比べて高い日本のLNG輸入価格を是正しようする動きって日本に沢山ある老朽火力発電所を更新して
競争入札(絶対におかしいと思うけど)も 実施することで、発電コストを更に引き下げよう
なんて動きも出てきたり・・・
証拠が!!!!
さて。日本のシェールガスを輸入しようという動き
これって アメリカは自由貿易協定を結んでいる国以外に対する天然ガス輸出を禁じているから
日本だと「輸入不可能」になってる
でも・・・ 大手、中堅商社って シェールガス権益を獲得してるのよね
なんてこととか ちらちら考えると
うわー 何かアリっぽーい なんて・・・思ってた
不利な状況をどうにか逆転しようとあせるスティーヴ
自分の生きかたを見つめ直す必要に迫られたスティーヴ
そして 下した決断
約束の地
そこは 乳と蜜の流るる場所
その意味は 深い