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どうもどうも。ようやく観ることができました,映画「嫌われ松子の一生」。正直あまり語りたくないし,「俺にその件で話しかけないでくれ」つう気分満載なわけですが,なら書くなといわれればそれまでなんですが,まあそこは何卒後漢書もとい御寛恕ってことで好き勝手書かせてくだされ。
嫌われ松子の一生 オフィシャルサイト
まあ観ましたよ。なんとか最後まで観れました。第一に出てくる感想としては月並みではありますが,「泣く→笑う→泣く→笑う」の無限サイクルで,私的には終盤は,泣く即ち嗚咽ジョータイで,相方ポカーン,いい大人がなにやってんだかって感じですが,こいつぁ滅法エモーショナルな映画でございました。
とはいえとはいえToi et moi,さすが「下妻物語」で見事なエンターテイメントしてくれた中島監督,ちゃんとエンタメの「枠内」で,エモーショナルやってくれるわけで,その意味で安心して無限サイクルに浸ることができるわけです。泣くかどうかはコジンの自由ですが,思うに,後味が誰にとっても必ずしも悪いものではなかったのでは,と思うのですが。
なんて言っても,書いてる今も,ややこみ上げてきたりして,うーむ,やっぱ冷静にはなれない……。
しかし泣くのは生来,涙もろいのでしょうがないのですが,嗚咽したのははじめてかも。
とはいえとはいえToi et moi,Memories of“Memories of Matsuko”ばかりに浸ってはいられない。俺は現実を生きなくてはいけない。具体的に言えば,今日中に出さなくてはいけない校正ゲラがある,ということで,もうちょっと頑張ってみるよ(KATTENI-SIYAGAREって感じですが……)。
内容については……書きません,書けません。興味があるなら観て下さい。興味がなければ観ないで下さい。所詮は,映画は映画。
たとえばね,JLゴダールのね,「VIVRE SA VIE」って映画があるんだけど,そんなかの「私はすべてに責任があると思う。自由だから(中略)私は私,人間は人間,人生は人生」ってセリフを取り出して,知性化しようと試みるも,ごめん,そんなふうには割り切れないや。人生は人生。
技巧的なことを少し。修辞法のひとつに,アンチクライマックスというのがあるのですが,まあこれ簡単にいえば,物語の最後にエピローグを挿入するってことはそのひとつなんですが,この映画,そのアンチクライマックスがなく,まさしくクライマックスの絶頂(変な言葉だ)の真っ只中で終わるわけです。
そうするとどうなるかというと,通常,映画って,スタッフロールが始まると,観客たちはちらほらと退場し始めるわけですが(もちろんスタッフロールが終わるまで観る人もいます。psy-pubはそうですが),もちろん会場にもよるんでしょうけど,psy-pubが観た映画館では,スタッフロールが終わるまで誰も席を立ちませんでした。これはちょっと珍しいなあって。もちろん,感動というのもあったと思うんだけど,それだけじゃないと思う。
それが証拠に,スタッフロールが,劇中シーンおよび劇中歌のメドレーになっていて,ああなるほど,監督はこれを観せたかったんだな,だから席を立たせないように工夫したんだな,ここで徐々に定位させるって寸法なんだな,と嗚咽&鼻水の中で冷静に分析するワタクシ。しかしこのスタッフロール,非常によい出来なんでしたよ。これぞまさにジャパニーズ・ソーマトー。
内容については書きませんといったけど,前言撤回野郎で少しだけ。
ごけみどろの人生だけど,「愛」もあって,「愛され」もあって,それらは決してうまくはいかなかったけれど,最後のシーンを観たときには,個人的には「あぁ,良かったな」と思えました。
中谷美紀はいうに及ばず,キャスト全員がいい演技をしたと思うけど,ベストアクト,誰か一人挙げるとしたら,松子の兄役,香川照之,じゃないでしょうかね。周囲でほぼ唯一の「アンチ松子」なんですが,ステロタイプでない複雑な風合いのある実にいい演技で,ストーリーの深みを増してくれたと思います。
まあ四の五の言ってますけど,非常に心揺り動かされるいい映画でした。DVD出たら買いますね,これは。
しかし,まあ,語りたくないっていいながら,すげえ長文書いちゃってるねorz
嫌われ松子の一生 オフィシャルサイト
まあ観ましたよ。なんとか最後まで観れました。第一に出てくる感想としては月並みではありますが,「泣く→笑う→泣く→笑う」の無限サイクルで,私的には終盤は,泣く即ち嗚咽ジョータイで,相方ポカーン,いい大人がなにやってんだかって感じですが,こいつぁ滅法エモーショナルな映画でございました。
とはいえとはいえToi et moi,さすが「下妻物語」で見事なエンターテイメントしてくれた中島監督,ちゃんとエンタメの「枠内」で,エモーショナルやってくれるわけで,その意味で安心して無限サイクルに浸ることができるわけです。泣くかどうかはコジンの自由ですが,思うに,後味が誰にとっても必ずしも悪いものではなかったのでは,と思うのですが。
なんて言っても,書いてる今も,ややこみ上げてきたりして,うーむ,やっぱ冷静にはなれない……。
しかし泣くのは生来,涙もろいのでしょうがないのですが,嗚咽したのははじめてかも。
とはいえとはいえToi et moi,Memories of“Memories of Matsuko”ばかりに浸ってはいられない。俺は現実を生きなくてはいけない。具体的に言えば,今日中に出さなくてはいけない校正ゲラがある,ということで,もうちょっと頑張ってみるよ(KATTENI-SIYAGAREって感じですが……)。
内容については……書きません,書けません。興味があるなら観て下さい。興味がなければ観ないで下さい。所詮は,映画は映画。
たとえばね,JLゴダールのね,「VIVRE SA VIE」って映画があるんだけど,そんなかの「私はすべてに責任があると思う。自由だから(中略)私は私,人間は人間,人生は人生」ってセリフを取り出して,知性化しようと試みるも,ごめん,そんなふうには割り切れないや。人生は人生。
技巧的なことを少し。修辞法のひとつに,アンチクライマックスというのがあるのですが,まあこれ簡単にいえば,物語の最後にエピローグを挿入するってことはそのひとつなんですが,この映画,そのアンチクライマックスがなく,まさしくクライマックスの絶頂(変な言葉だ)の真っ只中で終わるわけです。
そうするとどうなるかというと,通常,映画って,スタッフロールが始まると,観客たちはちらほらと退場し始めるわけですが(もちろんスタッフロールが終わるまで観る人もいます。psy-pubはそうですが),もちろん会場にもよるんでしょうけど,psy-pubが観た映画館では,スタッフロールが終わるまで誰も席を立ちませんでした。これはちょっと珍しいなあって。もちろん,感動というのもあったと思うんだけど,それだけじゃないと思う。
それが証拠に,スタッフロールが,劇中シーンおよび劇中歌のメドレーになっていて,ああなるほど,監督はこれを観せたかったんだな,だから席を立たせないように工夫したんだな,ここで徐々に定位させるって寸法なんだな,と嗚咽&鼻水の中で冷静に分析するワタクシ。しかしこのスタッフロール,非常によい出来なんでしたよ。これぞまさにジャパニーズ・ソーマトー。
内容については書きませんといったけど,前言撤回野郎で少しだけ。
ごけみどろの人生だけど,「愛」もあって,「愛され」もあって,それらは決してうまくはいかなかったけれど,最後のシーンを観たときには,個人的には「あぁ,良かったな」と思えました。
中谷美紀はいうに及ばず,キャスト全員がいい演技をしたと思うけど,ベストアクト,誰か一人挙げるとしたら,松子の兄役,香川照之,じゃないでしょうかね。周囲でほぼ唯一の「アンチ松子」なんですが,ステロタイプでない複雑な風合いのある実にいい演技で,ストーリーの深みを増してくれたと思います。
まあ四の五の言ってますけど,非常に心揺り動かされるいい映画でした。DVD出たら買いますね,これは。
しかし,まあ,語りたくないっていいながら,すげえ長文書いちゃってるねorz
リアリズムの映画だなぁと感服したのと,最後はゴッドイズラブだぜメ~ン?と思いました。
まさに今ここで,Be in 頑な,のワタクシなのですが,その実,コメント,エモ嬉しいというパラドクース。
>リアリズムの映画だなぁと感服
ココね! まさに決定的な一側面と思うんですが,最も語りたいが,かつ語りたくないところです。
>最後はゴッドイズラブだぜメ~ン?
まだパーソナルな反応にとどまってます。さて,どう見るか。
*告 知*
バカ丸出しで,コメント&TB大募集! 語れないpsy-pubに愛の手を! 出来うる限り,せいいっぱいリコメントしますよ!