声楽家PRIMULAさんの音楽雑談

演奏会の報告・お知らせなどを主に掲載していきます。日々の音楽観なども加えていきたいと思います。

Beethoven

2013-06-17 12:30:54 | 日々の発見
ベートーベンが楽聖と呼ばれるようになったのは、

独立した音楽家としての初めての人だったからだとか・・・・・。

それまでの音楽家は必ず王侯貴族のお抱えでした。

独立した市民として活動し成功した最初の音楽家



バイエルン放送交響楽団のBeethovenを聴きました

ドイツ人は本当にBeethovenが好きなんだなあ~

ということと、そのことが「ドイツ音楽は民衆のものである」という意味も示しているのだと改めて気づきました。

普通、こういうことは学問的なことなので頭の中だけのお話ですが、

実際に演奏している人々を観てそれを感じると、とても感慨深いものがあります



それに反して、フランスでは、音楽はあくまでも上流階級だけのもの。

エレガントな人たちの、エレガントなお楽しみ

ベートベンの時代でもフランスでは革命が進んでいく最中で

王政に戻ったり、共和制になったり・・・・・

いろいろ大変だったので・・・・・それどころではないですね。

フランス音楽がどこか実態のない絵空事のような雰囲気があるのはそのせいでしょうか?

それがまたいいのだ・・・夢の世界だし


という人もいれば、だからはっきりしてなくてとらえどころがないのだわ・・・・・

と落胆する人も

でも、でも・・・

ま、そういうもんだということで



フランス音楽好きの方にたいして弁明しておくとすれば。。。

Beethovenの交響曲は新しい音楽への挑戦であり、

重苦しくもなく、暗くもなく、(そういうイメージ強いですが・・・

リズムも際立ち、和声も美しく

言うことなし!。。。。。と思うのですが。。。。。