Primula malacoides ~自然体~ 色と言葉の講師 松原香織のひとりごと

東京で色(パーソナルカラー)を軸にした印象アップコンサルティング、話し方教室、カラーセラピー等に携わっています

芥川賞受賞作 abさんご

2014-11-12 10:26:05 | 徒然

芥川賞受賞作、abさんご

史上最高齢75歳での受賞が話題になった黒田夏子さんの受賞作。

abさんご

黒田夏子
文藝春秋

abさんごは横書き、ひらがな多用、固有名詞を使わない表現。

ゆっくりと読みたい作品。

受賞作以外の3編、そのうちの1つ「毬」は1963年に第63回読売短編小説賞を受賞。
3作品は縦書き。

なので3作品とabさんごの間に、
あとがきならぬ「なかがき」がある面白い構成なんです。 

なかがきの左右は50年もの月日が流れているのです。

 

abさんごはゆっくり読んでいます。

今身の回りにあふれている文章とは一線を画しているので。

短編「毬」「タミエの花」「虹」は縦書きで読みやすかったのですぐ読めました。

タミエという少女が瑞々しく想像でき、
なんだかその性格や行動に胸が苦しくなりました。 

50年も前に賞をとり、半世紀後にまた作品が脚光を浴びる。

人生の面白さも合わせて感じられる1冊です。

 

 

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