想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

最期のスイーツ。

2012-05-26 19:44:56 | 日記




今年初のバラさん。

地粉一割。割れた。

先日、仙台の伯父が亡くなった。
葬儀には駆けつけられなかったが、
今日、従兄弟から香典返しと共に、
手紙が届いた。
葬儀の写真も一緒に。

伯父は亡くなる前日まで、
普段通りの生活を送っていたらしい。
家が津波の被害で入れないので、施設で、
ヘルパーさんが、息をしていない伯父を発見したという。
癌を患っていたが、死因は痰が肺に入った窒息だった。
苦しんで死んでしまったのかなと、
一人の部屋で、寂しかっただろうと哀しくなったが、
前日に従兄弟が持っていったお菓子を
美味しそうに食べていたのを知って少しホッとする。
ロールケーキとイチゴのヨーグルトを美味しく食べて、
職員に見つかると取り上げられると言って、
食べ残したケーキをポケットに隠したという伯父を、
心底可愛らしい方だと泣きそうになった。

津波がなかったら、
もっと好きな釣りをしていたかも知れないという従兄弟の気持ちが
本当に優しい。
きっといい息子を持ったと、
天国で笑っていてくれると思う。

残された家族はゆっくりと哀しみを癒しながら、
力強く生きて欲しい。

何も出来ない私が偉そうに言えた事ではないが、
心からそう願う。
早いうちに手紙を書こうと想う。
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鳥目のひつじ。

2012-05-25 15:36:21 | 日記



今日のスコーン。
薄力粉100%砂糖を減らしてみました。
写真暗いけど、割れました。
国産小麦粉はグルテンが多いから一度薄力粉試してみたら、
という紅茶の友のアドバイスで。
ここからどの程度まで地粉を入れられるかです。
明日は90/10でやって見ましょう。





昨夜、解散場所の自治センまで、自転車こいで行った。
バスの到着まで待つ事50分。
早く着いた上バスは20分も時間を押して到着。
汗だくのわたくしは、冷たい風に当たり続けすっかり冷えてしまった。
みんな車で迎えに来て、
そう言えば荷物ダンボールに入ったのどうやって運べと?
ひとりナーバスになって。

でも娘が乗ったバスが到着し、
声をそろえて、ただいま!! ってシーンは感動すら感じたよ。
怪我もなく無事に帰って来てくれたね!

結局、ミオの友達が荷物とミオを乗せて帰ってくれたので、
わたしは自転車でひとり戻った。

が!!
農道、外灯がない闇の中。
鳥目のわたしは何も見えない。
自転車の僅かな光でフラフラ危なっかしく。
山が真っ黒にそびえてました。
空は灰色で、
シラカキを終えた田んぼが白く浮かび上がって見えるんです。
カエルの声が大合唱で、
他には何もない。
帰りは下りで、早かったのですが、
危ない道でした~。
家に着いたらミオが出てきて、
ガッチリホールド。



やっと帰ってきた。
終わった、娘の修学旅行。

感無量でした。

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夏の憂い。

2012-05-24 15:35:04 | 日記


庭の手入れをするようになってから、
例年通り始まった腕の痒み。
先日、糸杉ともみじの剪定をしてから、
もう痒くて痒くて、すっかりブルーだ。
紫外線も浴びたらしく、
顔と耳も真っ赤に腫れて、こっちもカユーイ!
帽子かぶってたんだけど。
あ、それとも日蝕のときかな。
無防備に太陽を見ていたなあ。

これからの季節は 、ずっとこれで悩むことになる。


今夜、ミオちゃんが帰ってくる。
ミズキお嬢は中間試験。
妹はあてのない旅に出てしまった。
ダンナサマはリハビリの日。
七時過ぎ、
車のないわたくしは、歩いて娘を迎えに行かねばならない。
身体が痒いだけで、こんなにへばってる。
誰か迎えに行ってやってくれと叫びたいよ!
ってか、バスが家の前通るんだから、
降ろせよ…。




本日のスコーン。
地粉50強力粉50小1砂糖30バター30牛乳50

生地を30分冷蔵庫で寝かせた。
で、魚を焼くグリルのオーブン機能を使って220度で10分。
割れそうになったね。
あと一息でした。
味。甘すぎ。
これはお菓子だな。
砂糖は入れたくない。
強力粉を薄力粉に代えてみようかな。
どうしても信州産地粉で勝負したいのです。
できればB P もなしの方向で。
でもこれはちゃんと割れるようになってからの課題ですね。

今日は、バナナのジャムと、
リコッタチーズも作ってみました。
色々作っているときは、精神不安に襲われている時です。


夜道を娘迎えに行くのが、
どうやら怖いみたいです。







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スコーンなんか割れてしまえ!

2012-05-23 16:37:19 | 日記
割れては困るものはよく割れるのに、
スコーンの腹がどうしてか割れない。
今回は紅茶の友より伝授されたレシピでの再挑戦。

だが、しかし ! (またかよ! )
小麦粉が20グラム足りなかった!
ここで強力粉を足しにするか、
地粉を足すか迷い、
地粉を入れてみたのだ。


そして、腹はまた割れなかった。
思うのだが、
粉とか練り具合とかでなく、
オーブンの火力が落ちているのではないか?
トースターの方が勢いを感じる。
熱を感じる。
オーブンはなんか温いけど焼いてまーすって感じなんだよね。

だってさ…。
以前は問題なく割れていたのよ!
なのに、なぜ!?
味は問題ないんだけど、
膨らまないスコーンの前でガックリするわたくしなのである。

なんか疲れてきた。
今日はダンナサマケアだったので、
エクソシストを観てダラダラのひつじだったよ。
映画、外れた。観たかったのこれじゃない。
でも、ゆるい恐怖感は堪能できました。
夜はオーメンを見ます!

夕方起きてきて、
夕飯のハンバーグ焼いたら、
膨らむ膨らむ。
ハンバーグは膨らむのに、
スコーンはこんな。


イギリスのスコーンミックスで、今回はトースターで焼いた。
昨夜のよりも上に膨らんだ感はある。
私はどうしてもオーブンのせいにしたいらりしい。
でも、オーブン買い換える必要もないし、
困ったものだ。
もう少し粉の研究かなあ。
友人のレシピは捨て難いよ。

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哀しみを伴わない嘘。

2012-05-22 18:00:43 | 日記
ミオちゃんが旅行に行ってしまった。


まだ離婚してなかった頃。
K君の嘘に、大分泣かされたわたくしであったが。
あの頃は、どうして一緒に生活をして、
共に育児の最中にいるというのに、
彼が卑怯としか思えない嘘をつくのかと、
気がおかしくなるくらいに哀しかった。
嘘に嘘が重なって、
結局どこかで辻褄が合わなくなり、
それが嘘だと確定した時の、衝撃。
心が壊れるかと思った。
そして本当に心が壊れてしまった。
彼の嘘の向こうには深い絶望しかなくて、
もう、どうにも動かなくなった頭と身体が、
底の見えない絶望に沈んでゆく。

…が。
底は、あった。
いつしか足が底につき、蹴り上げる。
絶望の底にたどりついたら、
今度はゆっくりと浮上する。

胸に、しっかりとミオを抱いて、
はるか遠くの光を見つけた。

わたしには、もうこの子だけでいいや。
この子の笑顔があれば、もうなにもいらない。
嘘つき男は、もういらない。

そう思えるまでまた莫大な時間を要したが、
私は再び、明るい水面に出た。
そして、今、恐怖は去った。

彼はまだ嘘をついているようだが、
真相がどうであれ、どうでもいいという安定感。
嘘をつかれるほどに加速するこの想いは何だろう。
ニヤリ、としてしまう。
騙されたふりを演じるのが楽しい。
いい加減、嫌な人間になったなあと思うけれど、

彼の嘘は、愚かで、滑稽だ。

なんでこんなことを書くんだろうと思われたかも知れない。
嘘をね、つかれたんです、また今日も。
でも、動揺しない自分が嬉しかったので、つい。


悪趣味ですね。



〔ALS〕


腰を痛めたので、
ダンナサマのお通じ、ヘルパーさんを呼んだ。
5分待たされたが、
またわたくしが動けなくなるよりマシでしょう。
お小水はまだ何とか自力でやってくれてますが、
できなくなったら、カテーテルではなく、
尿器を固定しましょうってことになった。
ダンナサマ、難色を示していたが、
看護士さんが優しく導いてくださった。
少しでも、家で過ごしたいでしょ…?(悪魔のささやきか?)
この家にいる間は、わたくしが心をこめてお食事をご用意いたしますよ。
排泄物はケアの日に、浣腸で全て出してしまって、
家にいる時のトイレ介助をなくそうという方向に。
前立腺の薬は良い方に効いていて、
夜のトイレもなくなり、
難題は、就寝時の体位調整に絞られた。
体重は減ってきたものの、
まだ大の男の体はわたくしには重く、
足の下に敷くクッションをねじこむだけで、
背中に痛みが走る。
足の一本が重い。その足の持って行き場が難しい。

介護もここまでくると、
する側の身体の心配にまで話が及び、
すっかり保身的になってしまった。

そして、この結果。

でも割り切らないと、続かないからね。
長く続けるには、割り切らないとね。

幸い、ダンナサマはお口が達者でいらっしゃる。
神様が、最期まで口は残してくれたのかも知れない。
こんな状況だって充分辛いと思うけれど、
食べられる幸せを今は大切にしよう。

と申し上げたいのですが、
想いは通じないようです。


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