想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

最期のスイーツ。

2012-05-26 19:44:56 | 日記




今年初のバラさん。

地粉一割。割れた。

先日、仙台の伯父が亡くなった。
葬儀には駆けつけられなかったが、
今日、従兄弟から香典返しと共に、
手紙が届いた。
葬儀の写真も一緒に。

伯父は亡くなる前日まで、
普段通りの生活を送っていたらしい。
家が津波の被害で入れないので、施設で、
ヘルパーさんが、息をしていない伯父を発見したという。
癌を患っていたが、死因は痰が肺に入った窒息だった。
苦しんで死んでしまったのかなと、
一人の部屋で、寂しかっただろうと哀しくなったが、
前日に従兄弟が持っていったお菓子を
美味しそうに食べていたのを知って少しホッとする。
ロールケーキとイチゴのヨーグルトを美味しく食べて、
職員に見つかると取り上げられると言って、
食べ残したケーキをポケットに隠したという伯父を、
心底可愛らしい方だと泣きそうになった。

津波がなかったら、
もっと好きな釣りをしていたかも知れないという従兄弟の気持ちが
本当に優しい。
きっといい息子を持ったと、
天国で笑っていてくれると思う。

残された家族はゆっくりと哀しみを癒しながら、
力強く生きて欲しい。

何も出来ない私が偉そうに言えた事ではないが、
心からそう願う。
早いうちに手紙を書こうと想う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする