想い事 家族の記録

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わすれられる ひと。

2016-05-16 15:58:44 | 日記

より子 という シンガーソングライターがいる

私は 「よりこさん」と呼んでいるが

この人の 「忘れられた桜の木」という 曲が好きだ

何故か いつも 聞くたびに 

高校時代に好きだった子を 思い出してしまう

好きだった 女の子 …






その思い出は もう 本当に 儚い想い出でしかないのだけど

あの頃の 想いが 溢れそうになる

被害妄想かも知れないけれど

私は 何処に行っても 「都合のいい 友人」でしかなかった気がする

普段は いてもいなくても どうでもいい人

でも 誰かが独りになるのが嫌な時 必要にされる人

担任にさえ 忘れられる人

仕方なく バスの相席になる人

半端な数の 数合わせ

一時は 非常に傷ついた でも それが続くと

友人なんか どうでもいい存在だと 想うようになった

哀しすぎる10代が あったのだ

でも その中で 好きになった女の子だったから 

彼女は 特別だった

ここ数日 少々ストレスが溜まって 久しぶりに 彼女を思い出した

「今 少し しんどいよ … 貴女がいたら 頭を撫ぜてくれるかな」

その程度の 淡い想いに 涙が出そうになる

いつも こんな私を かわいいと云ってくれた

すれちがえば いつも 欠かさず声をかけてくれた



「ショウちゃん」



もっと 話しをしたかった






だけど あの頃の私は 話しをして楽しい友人にはなれず

いつも 「絵を描いて」と 云うだけだった気がするなあ …

絵を描く貴女が 好きだったのに

もっと 友人らしくいたかったのに

貴女に対してだけではなく 皆に対して 私は あまりにも 寡黙だったんだよ

苦しかったんだよ

10代で 夢を諦めて 誰かを呪って 誰にも心を開けなかった

でも 貴女には 甘えたかった

もっと 話しをしたかった

貴女の前なら 泣いてもいい気がした

でも 勇気が なかった

きっと 今の私は あの頃と何も変わっていないのかも知れない

ただ この曲を聞いて 泣くくらいは 少しは丸くなれた気はするよ






今 彼女に再会できたら 何を語れるだろうか

貴女の次に 恋愛をした 結婚までした 子供を授かった

この子は 外見がつくしみたいで 何一つ 私に似てないのだけど

大きくなるに従って 中身が まるで私なの

無口で 大人しくて 歯向かわない … でも 本当は違って

怖いくらい 激しいんだ

私と同じで いつも 独りなの

母親がここにこうしているのに 独りを選んでしまうの

苦しくないのかな 寂しくないのかな

私は 心配でしかたないの

ねえ どうしたらいい?



貴女に 聞きたい …


「大丈夫だよ」って 云って

頭を 撫ぜて  ついでに 私の事も

「そのままで いいよ」って 云って … 




本日のわっぱ飯





お花ご飯 エビフライ コゴミの胡麻和え 

パプリカのピクルス (底上げ マイタケのソテー)

ウグイス煮豆 ミニトマト チーズ

タコさんウインナー



明日も 頑張ろう。























コメント
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