想い事 家族の記録

難病の父と生きる
鬱病
ふたり暮らし

あなたに逢えてよかった。

2013-11-21 17:12:19 | 日記

父、退院。
八時前にはバスに乗って、
いったん上田駅に出た。
またしばらく買い物もできないので、
ゆっくりウインドウショッピングして、
おいしいうどん食べて、
クレープ食べて、

…はあ、満喫。楽しかった。

で、まだ時間あったので、
マッサージチェアのお試し品に座って、
ヒップアップモードでいたら、
カクン…! 

…はっ! 寝てしまった。
時間、大丈夫、一瞬寝ただけか。
それでは、ウエストモードにして~…

カクン…

また寝てしまった。
危険なので早めにバス停に戻って、
暖かい車内で、ガクンガクンと寝ました。

父、病室の皆さんにお別れを云ったら、
同病のおじさんが「うわああ…!!」って叫びだしてびっくり。
大きな涙をボトボト落としながら、
呂律の回らない言葉で、一生懸命何か云った。
「さみしいんですよ」と看護師さん。
「元気で」と父も泣きそうになってた。
「元気で」
「元気でいて下さい。またきっと会いましょう」
廊下に出たら、女の人が追ってきて、
「貴女はお父さんと一緒に暮らしてるの?」と聞いてきた。
「ええ、在宅ですよ」
「一人で?」
「ヘルパーさん入りますが、基本、私ひとりでやってます」
「実は私も。…もう、疲れてしまって。胸がつまってしまって…」と云う。
うん。わかる。でも、やらねばな。
「私も同じです。頑張りましょう」と云うしかなかった。

父は、今回の入院は少し気持ち的に楽だったという。
囲碁もできたし、
同病の人との交流もあった。

よかった。
父と入れ替わるように、
また同病のおばあちゃんが入院してきて、

みんな、
懸命に生きている。
完治するなんて夢物語より、
次にまた再会することを願う。
強く願った。
その患者さんを支えている家族の方に、敬意をはらう。

命が輝くのを、見たような気がした。





コメント
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