〔サンシェード〕
カメラの仕事終えて帰れば、
玄関先に生協の山。
一週間分の食材を仕入れたが、冷蔵庫はいっぱいにならない。
そこに、注文しておいたサンシェードが入っていたので、
早速網戸のサッシに取り付けた。
上がたるんだ状態だが、
脚立の乗って、腕力のない私が取り付けたので、これで精一杯だ。
でも、木陰にいるようないい気分になる。
中庭にあった柵を取ってしまったので、
国道から居間が見えてしまっていたから、
これで少しは心が休まる。
シェードの向うの景色は見えるが、
外からは見えない。
それに、日よけになるので、夏もいくらかは冷房効果を期待している。
〔10年もの〕
このエプロンとは付き合いが長い。
娘が小学校に入って家庭科で使うときは、
小さな体に合わせて微調整しつつ、
母と子で使っていた。
家庭科でミシンを覚えてきた娘が自分のエプロンを作ったので、
再び戻ってきたミッフィーちゃん。
質がいいのか、色あせもせず、あと10年は使えそうだ。
〔ウド三昧〕
子供たちもおいしく食べられるように、
今日はウインナーと炒めてみた。
塩コショウのシンプルな味。
ウドの風味が活きる。
美味しい。
夕餉は、鶏肉の味噌南蛮とサラダ、
ウドの炒め物、
きゅうりとたこの酢の物。
しじみの味噌汁。
〔神様の…〕
3.昨夜、30分で一気読み。
もう時間なく、浸る間もない。
娘に一方的に感想を述べた。
「初めてラブシーンがあったよ」←第一声がそれ?
「私も、日本酒飲みながら本について語りたいなあ!」←ええ? そこなの?
「松本城もいいが、上田の城が好きだあ」←ただのつぶやき。
娘は読む気が起きない様子だった。
30分じゃ、右脳が語れないのよ。
感情が追いつかないの。
一気読みするにはおしい作品だと想うので、きっとまたいつか読みたい。
まよパンも、図書館…も、早く読みたいな。
〔かの人〕
久しぶりに埼玉のおかあさんに電話すると、
かの人は東北に旅立って行ったらしい。
「電話に出ないのよ」と云う。知ってる。あれ以来音信不通になっているのだ。
何でも、男3人で重機を借りて、
国からの復興要請に赴く計画であるらしく、
おかあさんがまたその投資金を出したみたいだ。
100万くらいの資金。
ああ、またやってるな、と思った。
「今は、電波の届かない地にいて、そのうち連絡があるまで、信じて待つしかない」って。
「私も信じてるよ」大嘘。いや、…信じがたいよ。信じられない。そんなに簡単なことですか?
それで、人生やりなおして、娘の将来のために頑張るんだって。
ずっと裏切られてきたんで、
「さいですか」と、右から左なんだが、
「ショウちゃんに捨てられたから、自分も未練がましくしてられないって云ってね」
…捨てられたのは私の方ですよ…いや、もういいです…
「でも、娘を想う気持ちは本当にあるみたいだから信じるわ」
その気があるなら、この7年間なにやってたんだよ…。
「そうね。信じて連絡待ちましょう」と云って切る。
誰が捨てたって!? ふざけるな!!
携帯叩きつけたくなるも、
自制して、空を眺めた。
いい天気だった。