Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

食べるために脳神経はある

2017-05-01 06:33:34 | 東洋医学
顔面・頭部の筋肉を除くと、
脳神経(副神経)支配の筋肉は
胸鎖乳突筋僧帽筋のみである。

脳神経の主な役割は、
嗅覚・視覚・聴覚・味覚・皮膚感覚、
眼球の運動、
咀嚼筋の運動、
表情筋の運動、
唾液の分泌、
舌の感覚、
内臓の運動、
肩甲骨の運動(副神経)、
顎・喉・舌の運動を司ることにある。

「いただきます」
「どれも美味しそうで迷箸」(眼球の運動)
「ジューと焼けるお肉の音は最高」(聴覚)
「旨味が香り立つ」(嗅覚)
「目で見て美味しい」(視覚)
「涎が出そう」(唾液の分泌)
「温かいものは温かいうちに」(温覚)
「冷たいものは冷たいうちに」(冷覚)
「お箸で軽く切れるほど柔らかい」(触覚)
「もぐ、もぐ、・・・♪」(咀嚼筋の運動)
「味わって更に美味しい」(味覚)
「歯触りも何とも言えないね」(舌の感覚)
「美味しいと満面の笑み」(表情筋の運動)
「ご馳走様でした」といえるのは、
脳神経が活発に働いていてくれるから、
食事会は盛り上がるのである。

ヒトは、
進化の過程で、
食べるために
脳神経が発達してきたのであろう。

楽しく美味しく食べるために、
胸鎖乳突筋僧帽筋は、
身体を動かすだけでなく、
どの様に関わり合っているのだろうか。
   
 ※筋肉胸鎖乳突筋
  【位置】側頚部・前頚部の浅層部
  【作用】頚部屈曲・深い吸気
  【神経支配】頚神経叢の筋枝・副神経
      
  筋肉僧帽筋
  【位置】上背部の浅層部
  【作用】肩甲骨の上げ下げ
  【神経支配】頚神経叢の筋枝・副神経
      
次回は、
「続 食べるために脳神経はある」を
お伝えします。  
公益社団法人 大阪府鍼灸師会
スポーツ鍼灸プロジェクトチーム 若杉昌司
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