Stay Gold・鍼灸整復一花院・ 若杉昌司

鍼灸整復を生業として、食べること・歩くこと・生きることを大事にしている自由人

下りを制する主な筋『足の少陰経筋』編

2016-12-25 06:17:13 | 東洋医学
黄帝内経『霊枢』「経筋」編より
経筋は、個々の筋を個別に考えるのではなく、
個々の筋に反映される機能にもとづき、
筋と筋を連合的に関係づけています。

『足の少陰経筋』の筋は主に、
脊柱、下肢の内側および足底を連合させ、
『足の太陽経筋』と共同して脊柱(体幹)を整える作用を起こすことにあります。

下記の筋を連合させることによって、
現代でいうところのスカイフック、ドローインの基礎を完成させることができます。

歩いたり走ったりするときの参考にしてみてください。

『解剖学・筋』     『足の少陰経筋』
短趾屈筋・・・・・・・・『小趾の下より起こし、足の太陰の筋と並び、斜めに内踝の下に行き、踵に結ぶ』
長趾屈筋・・・・・・・・『足の太陽経筋と合し、上りて内輔骨(脛骨内側顆)の下に結ぶ』
薄筋・・・・・・・・・・『足の太陰経筋と並んで、のぼりて陰股(内股)を循り、陰器(外生殖器)に結ぶ』
前縦靭帯・後縦靭帯・・・『脊の内を循り、背骨を挟んで上り、項に至り、枕骨(外後頭隆起)に結び、足の太陽経筋と合す』

2016/12/11 街道をゆく・高野山町石道
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