2日目の早朝、娘の一人がボストンに帰りました。そして、この日、私たちはレンタカーでバルセロナから車で2時間くらいのところにあるというBesaluという街に行く予定でした。ところが、ホテルにやってきたレンタカーは新しいホンダのシビックなのですが、なんとオートマティック車ではなく、スティックシフトのマニュアル車ではありませんか!!これにはさすがの夫もびっくり。「こんなの学生の時以来だよ~」と言いながらも運転席へ。今回国際免許証を持ってきたのは夫だけだったのです。ホテルの前の道から「いざ出発!」と思ったら、即エンスト。え~、Besaluに今日中にたどりつけるのかなぁ~、と不安に思いながら、なんとか道路に出て、なんとか出発。ところがナビがない!!ホテルでもらってきた地図で私がなんとかナビしながらようやく高速道路に出て、一安心。でもねぇ、国が違えば道路標識も違うのです。乗り換えの道の案内は当然でているものだと思ったら、出てないのです。あっという間に行き過ぎて、気がつけばフランス国境まであとわずか_。「わぁ~、フランスに行けるんだぁ」と言いながらUターン。しかたなく最後の切り札でIPhone登場。海外のローミングは極力避けていたんだけれど、こうなったら仕方ありません。IPhoneで娘にナビをしてもらってようやく目的地のBesaluに到着しました。
Besaluの街はまるで中世の時代にタイムスリップしたような、そこだけが昔のままのたたずまいを残している街です。でもそこにフツーに人々が暮らしているからびっくり。馬に乗ったよろいを着た中世の騎士がそのへんの角から現れてもおかしくないような、映画のセットのような街なのです。
見る分には素敵ですが、住むにはいろいろと不便もあるのだろうなぁ、と想像しますが、見ていると、古さをうまく利用して、美しく暮らしている様子。暮らし方が上手なんだなぁ。
手作りイベリコ豚のハムやソーセージ、うさぎの肉などを売っている肉屋さん。
この橋が13世紀くらいからこの街を外界から守ってきた砦のような存在のようです。この橋を渡ったすぐのところに素敵なレストランを発見。
川にせりだしたテラスの上、大きな木が木陰を作っていて、とても涼やか。お料理もとてもおいしくて、もう一度訪れてみたいステキなレストランでした。
帰りもどうしたものやらバルセロナへの道を通り越して西へ西へと_。再び娘にIPhoneでナビをしてもらってなんとか帰ってきました。いやぁ、IPhoneってやっぱりすぐれものです。