Oculus Quest 2
これご存知でしょうか?最近流行っているOculus Quest 2というVR(ヴァーチャルリアリティ)の映像やゲームを楽しむヘッドセットです。このコロナ禍で、よほど私が退屈しているのだろうと思ったのか、娘たちが誕生日に送ってくれました。確かにスゴイ世界です。宇宙船の中や色々な設定の中に自分の部屋を作ったり、「アンネの日記」のあの家の中を見学したり… とにかく3Dでリアルに触れてしまえるような感覚でその中に入り込んでしまうのです。私はまだほんの初心者でそれほど色々なことはやっていませんが、”The Room - A Dark Matter"というゲームを手始めにやってみました。一人用のゲームです。
突然別世界の部屋に入り込んで色々なものを探しながら謎を解いていくゲームですが、このヘッドセットをかぶってしまうと、今自分のいる世界と完全に隔離されてしまったような気分になります。そしてこのゲームの世界に入っていくわけですが、その中では自分の手で色々な操作をします。物をつかんだり、ギアーを引いたり、ハンドルを回したり、綱を引っ張ったり、紙を拾ったり… これをやっている私の姿を見た人はきっとびっくりするのではないでしょうか。妙なヘッドセットを被って、一人であらぬ方向に手を伸ばしたり引いたり(時々近くのテーブルに思い切り手をぶつけることがあります)。こういう自分の姿はあまり想像したくないし、見せたくもないので一人でいる時にしかやりません。そしてこれに入り込むと時間を忘れます。目も耳も完全に別世界のヒトになっているわけで、時々お腹を空かせた我が家のワンに「モシモシ…」と足のあたりを突かれてハッと我にかえります。初めのうちはあまり夢中になっていて、乗り物酔いしたようになって気分が悪くなったりしました。結局このゲームは夢中で一度終わらせましたが、面白くてもう一度ゆっくりと楽しみながらまわって見ましたが、本当によくできたゲームです。
そして最近「Myst」というゲームを手に入れました。ずーっと昔、多分コンピューターというものが家庭内に浸透し始めた頃に流行ったゲームですが、いまだに存在することにびっくり。あの頃は娘たちと「インディアナ・ジョーンズ」のゲームなどを夢中でやったものでしたが、この”Myst”は全く違う世界のゲームで、画面が神秘的でとても美しく、しかもかなり難しいゲームだったように覚えています。
世界はある小さな島から始まります。とても美しい神秘的な不思議な世界です。ほんの少しの音が遠くに聞こえるのですが、全くの孤独な世界。このゲームは何をどうして良いのか、全くヒントのないゲームです。ただひたすら歩き回って何かを見つけて進んでいく。それが正解なのかどうかもわかりません。一体今自分がどういう位置にいるのかもわからない…今始めたばかりですが、すでに動き回っているうちに結構乗り物酔いの症状に襲われて、たびたびこの世界から脱出。ゆっくりと楽しみたいと思っています。
世の中、知らないうちに驚くようなものが次々と出てくるものです。このヘッドセットはインターネットを使うとVRの中で第三者とゲームをしたり話すこともできるようです。娘たちもそれぞれ持っているので、いつかVRで会おうと言っているのですが、お互いになかなか時間が合わず、まだやったことがありません。ただ、ゲームの中にはかなり過激なものもあるようで、そんな世界に一人で入り込んでしまうのは、ちょっと怖い。このコロナ禍で、こんなVRの世界にはまり込んで、浸りきっちゃうヒトもいるんじゃないかと思うと、それはまたそれで怖いものがあります。世の中、これからどんな方向に進んでどんな世界になっていくのだろう。