二ヶ月の間 銀塩カメラに関してなんやかんやと記載してまいりましたがちょっと休憩して実写してみたいと思います。
候補を絞りましていくつかを。
先日の Mei Half EL も候補のひとつです。
ただそのままでは光線かぶりはほぼ確定です。できるかどうか判りませんが修理してみようと思います。
まずは開き難い裏蓋です。
構造は裏蓋を閉めると①のタブが②の隙間に入り③を押し下げるとロックされるものです。
開き難かったので無理やりこじ開けたりしたのでしょう、金具が曲がったりしております。
①のタブの下側が引っかかってました。
裏蓋を外してもたぶん完全は望めません。ロック部分は分解できそうもありません。
①のタブ下側を削ることにいたします。
電動工具ですと削りすぎるかもしれませんのでダイヤモンド平ヤスリで少しづつ削ります。
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数回ヤスリ。蓋を閉めて様子を見る。それを十数回。まだ僅かに引っかかりますがだいぶ開けやすくなりました。
やりすぎは禁物ですのでこの辺でよしといたします。
矢印の部分にモルトプレーンが貼ってあったと思います。肉眼で視ても光漏れがありそうです。
蓋を閉めて確認は難しいです。
!。中から発光させて外から視れば良い。発想の転換です。
パトローネ部分にミニLEDライトのスイッチをONにして蓋を閉めました。
暗いところで視ると立派に光が漏れてました。
矢印の溝部分には黒い毛糸がはめ込まれてました。古いカメラにはよくあることです。
分解の準備です。精密ドライバー。拡大鏡。取り外したネジの紛失を避けるためのプラスチックケース+磁石(ネジが鉄製でなかったので使わずじまい)
裏蓋のマイナスネジを外しました。
赤丸はパトローネの軸受け部分です。この丸部分を塞がないようにモルトで埋めれば良さそうなのですが...。
元々がどうなっていたのか不明です。
検索で画像を捜しましたがそれらしい画は見つかりませんでした。
こうなったらトライ&エラーの連続で何とかします。
底蓋に歪みがあったので直します。
ハンマーで直接叩いてはいけません。固い平面の上に厚紙を敷き底蓋を置きました。
ある程度の断面積を持った材木辺をあてがい強すぎない程度にハンマーで叩きました。
なんとか歪みを矯正。
パトローネの軸受け部分をモルトプレーン(5mm厚)で埋めますとフィルム交換ができませんでした。
これは数回にわたりモルトプレーンを小さくして行った結果です。ここまで小さくすると効果に疑問が???。
LEDライトを入れて確認。 ほんの僅かですが光線漏れが。
モルトプレーンの幅を広げて再度貼り付け。 光線漏れは無くなりましたが...
スプロールの突き出た部分がモルトプレーンにひっかかりフィルム装填が一苦労です。
取り出すのはさらに困難でモルトプレーンの高さを下げる必要があります。
再び底蓋を外し紙の上にトレース。型紙を作りました。
両面粘着テープでモルトプレーンに貼り付けハサミでカット。底蓋に貼り付けました。
結果は薄手のモルトプレーン(2mm厚)ではフィルムの装填は簡単になりましたが光線漏れは抑さえられませんでした。
4mm厚のモルトプレーンを貼り変え・
なんどもやっているのでかなり手際が良くなってきました。
LEDライトを入れてチェック。光線漏れは無いように思えます。
フィルムの装填、取り出しも若干コツを必要といたしますがほぼO.K.です。
裏蓋の内側にも念のためモルトプレーンを貼り付けました。
実は作業の前に考えたのは大き目のモルトプレーンを外側から貼り付けると言う方法でした。
これでしたら底蓋を外す必要もありませんでした。
このカメラで何度も撮影することはまずありませんでしょうからもっとも簡単で合理的な手段だと思いました。
でもネ、いろいろやってみたかったのですヨ。性分でして。
撮影の際には念のためこの方法を併用するといたします。
次は実写編です。最小絞りがf16です。シャッター速度は1/100程度 TRI-XPan(ASA400)ですと日中は露光オーバーです。
天候と時刻を充分考慮する必要があります。
その後、久々にフィルム現像をいたします。薬品の事情により現像は10本ほど溜まってからになると思います。
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つ づ く