大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

若いっていいなぁ!

2010年02月14日 | 児童デイサービス
 今日はバレンタインデー。昨日、ぽぽろのヤングマンたちは嬉しそうにチョコを持ち帰っていました。
 この写真のチョコは子どもたちが「おやつ」がわりにもらったもの。スタッフKさんの気配りです。

子どもたちへとアルバイトのFさんから、チロルチョコのプレゼントもありました。(写真が無くてごめんね。)みんなおいしそうに食べてました。気遣い、いつもありかとう。

 さて、今回もヤングたちの話。
 私は午前中は保育所実践支援事業というので保育所の生活発表会に出かけました。それで、午前中はヤングたちに分担して遊びのリーダーをしてもらったそうです。スタッフKさんは「ねずみばあさんは朝の打ち合わせ通りでした。見ているだけでなく周りも積極的に遊びの中に入ってくれたので、すっごく盛り上がりました!」と感激していました。


 さて、昨日は学童が終わり、トイレや階段の聡怩ェ終わるや事務所で若者たちがワイワイガヤガヤと反省会。
 スタッフのSさん、Kさんも混じって楽しそうです。私たちは親子療育教室でしたので内容は知りません。
 記録をめくってみました。以下はその要約です。


「Yoくんのお弁当や買物、自転車について」「Moちゃんが活動的になって周りの様子をよく見ている」「Riちゃんははっきりしている。心配しなくても大丈夫」(なんのこと?誰かコメントに書いて。)「ShoくんHaくんが脱走したいと言っていた。二人の脱走したいという思いは違う。Ha君の方が分かりやすい。様子を見ることが必要。」「RiちゃんがYuちゃんにも関心を示した。お母さんごっこをしていた…」「GeちゃんとCDのこと」(よく分からなかった…)「ねずみばあさんはみんなの協力が必要。難しいことがよく分かった。」(そう簡単にはおっちゃんの撃ヘ渡せないぞ!でも、子どもらの反応は違っていただろうな?見たかったなぁ。)「Riくんのパニックなくなってきている。Yoくんとの取り合いもなかった。」(なぜ?)「Haくんが公園を出るときにうらべさんをずっと探していた…」















 などなど、かんかんがくがく熱く真剣に語り合っていました。
 いいなぁ!この光景を見ていると嬉しさがこみ上げます。

 若者たちが学童保育で子どもたちに関わることの意義は何回か書いたように思います。
 息切れしてきた年輩者だけでは身が持たないからというだけではありませんよ。これも大事なことです。子どもたちのエネルギーは有り余るほどだし、身体を動かすのが大好きだからね。
 でもやはり、年齢が近いと親しみを感じたり、憧れの的になるのでしょう。リラックスして心を開いて関わっているように見えます。
 「学校らしさ」「学校くささ」を出来るだけ取り除いて、子どもたちがリラックスして自分を出し切るためにも彼らは大事な存在です。

 しかし、まだまだ任せきれないのも事実です。「教師らしさ」「教師くささ」を抜いて関わられるようになったベテランスタッフの見守りも不可欠です。
 この若者と経験者が織りなす熱き語り合いとドラマが「ぽぽろらしさ」をつくっていると思います。

 4月から22歳の青年が採用される予定になっています。彼も熱い議論は好きなようです。
 子どもの話になるとしゃべりが止まらなくなるスタッフKさんも益々ノンストップになりそうです。

 さて、次のブログは「まだまだ若いもんには負けられん!」です。挑発的やなぁ。




大阪にも学ぶ作業所を!あなたの考えは?

2010年02月14日 | 専攻科・学ぶ作業所
 11日の卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい実行委員会には21名の方にご参加いただきありがとうございました。お休みの日にご苦労様でした。

 今回は新たにぽぽろの応援団の湯浅恭正先生(大阪市立大学大学院)のおすすめで、全国生活指導研究協議会(全生研)関係の小学校の先生が来られました。また、ぽぽろ相談員やぽぽろに関わる現職の先生方も参加していただき、充実した話し合いができました。
 この実行委員会には協力者として大阪電気通信大学の坂井清泰先生に加わっていただくことになりました。「青年期障害者の発達」「学校から社会への移行(トランジション)」が先生のご専門のテーマです。専攻科づくりのとりくみに長年関わってこられた研究者(支援学校高等部で長年勤められ早期退職して大学教員になられた)です。

 さて、和歌山県田辺市で27日(土)に開かれる学ぶ作業所・「フォレスク<去タ践報告会」が間近に迫ってきました。これにはぽぽろスタッフ2名と堺市の「こだまぼっこの会」の皆さん4人が参加されます。私は学童の後で次年度の新スタッフ(退職ボランティア)への説明会もあり、欠席です。

 次回の第2回「卒後の学ぶ場・専攻科を考えるつどい」は3月11日(木)午前10時半~午後12時半までの予定で、ぽぽろのプレールームで行います。
 スライドを使ってのフォレスクールの実践報告会参加報告をスタッフのナガチャンが楽しくやってくれます。
 坂井先生に来ていただけたらミニ学習会を30分くらいでできたらいいなって思っています。
 最後の30分ぐらいで「えーちゃん」のカナダ留学体験談をスライド使って聞く予定です。保護者の皆さんにできるだけ聞いてほしいと言っていますので、お楽しみに。ぽぽろのヤンボラに参加するようになったいきさつも語ってくれるものと思います。
 また、このつどいにはぽぽろのヤンボラ・ヤンクラたちも参加します。
 この「つどい」には興味ある方はどなたでも参加できます。


 また、ぽぽろ所長の青木道忠から子ども・若もの支援ネットワークおおさか(青木が事務局長)が、来年度に厚生労働省の無業者就労支援事業を受けるために現在申請準備中であること。ネットおおさかで農業体験の事業計画をたてており、ぽぽろのヤンクラや、児童デーの子どもたちとのかかわりで、連携できるところがあればすすめたいという報告を寄せています。これも、関連する分野ですので、一度報告してもらい議論できたらいいなって思っています。

 さて、松原市の土地(400㎡の広さの土地を貸してもいいという申し出がある)の有効活用についてですが、是非とも大阪に第一号の「学ぶ作業所」を作りたい、その土地を利用してできないか可能性を探りたいという思いは共通しています。そのためには土地だけでなく、建物を建てるための資金が必要です。ただし、ご存じのように私どもの法人はNPOですし、ぽぽろがお借りしている建物の建て替えなどもひかえており資金はありません。ちょうどそのための資金集めと重なります。お金を寄付したいとか、債権を発行して返済計画が成り立つなら出してもよいとか色々と言っていただいています…。3月には方向性を示さなければなりません。少し力のある協力法人をさがしつつ可能性を追及するか、断念するか…もったいない話ですが、頭の痛いところです。
 もっとも、松原市と隣り合わせの堺市の関係ご家族の方々の動きも出てきていますので、一度ご相談できたらと思います。

 北河内、特に大東市から参加されている皆さんは子どもさんが小学生の方々が多いので、土地や建物の提供でもない限り、運動を起こしてからねがいが形になるまで5年、10年はかかりますので、粘り強くやれば高等部卒業の頃には夢がかなうかもしれませんね。

 さて、ぽぽろのヤンクラ(青年教室)はますます必要性が増してきています。募集チラシをスタッフでヤンクラ担当のTさんが作ってくれています。大々的に宣伝して次年度ヤンクラ生を大募集したいと思っています。「学ぶ作業所」にはまだまだ程遠いですが、確実に内容的にはその役割を果たしてきています。「学ぶ作業所」のとりくみはもう試行錯誤が始まっている、後には引けないと言ってもいいのではないでしょうか。

 実績が(つくられつつ)あり、利用者(少ないけど)もあり、スタッフ(将来のスタッフも?)もいる、情熱もある、運動も(起こりつつ)ある、土地もある…しかし先立つものがない!!わが法人本部は協力法人が出ない限り断念しろと言う。さぁこの局面、どうするか?!

 100人くらいの「コメント」「拍手」の書き込みがあり、「後先考えないでやるな!」「是非やろう!」の比率が圧涛Iに「やろう!」優勢ならもう一度法人本部を説き伏せますがね…。皆さんはどう考えます?