大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

放出の滝

2011年08月31日 | 児童デイサービス
楽しかったねぇ。終わっちゃった、夏休み!
 
 明日から学校だぁ!
 意外と子どもたちは学校が楽しみな様子。それだけ、夏休みは楽しいこともホッとすることもあるけど、友だちや先生にも会いたくてたまんないのだ。さぁ~、先生たち待っててね!

 私たちは、2学期がもう待ち遠しい!という感じです。最後まで読んでいただいたら分かります。


 しかし、まだまだ暑いですねぇ。昨日は市内のある作業所(生活介護)に朝から行かせていただきました。これは午前中2時間ほど作業をしてからのお散歩、ゆったりグループさんの「ウオーキング」のとりくみ。目的地は作業所から目と鼻の先の大きなスーパー。私も足を引きずりながらでしたがついて行きました。かわいいワンちゃんとニャン子がずらっと並んだお店でしばし子猫と戯れました。
 ぽぽろの近くにこんなところがあったらいいな!と思いましたがその一瞬、想像力が働きブルブルっと頭を振って打ち消しました。
 この彼女はその後、帰るときにブレーキがかかってストライキ。みんなより少し遅れて作業所に帰ってこられました。「もっと居たかったよねぇ。ネコちゃん可愛かったよね?」と聞くと「ウンウン」とうなずいていました。



 さて、皆さん、鶴見区の放出に巨大な滝が出現したのをご存知ですか?
 この3人は何か悪い事でもしたのでしょうか?懺悔の姿勢で抱き合い滝に打たれようとしています。

 なにやら、上の窓からのぞいている3人組がいます。MoちゃんとKちゃんとバイトのMaくんです。

 うわ~!いきなり上から滝が落ちてきて、子どもを放って逃げるスタッフが一人います。

 横の滝つぼで遊んでいたTaちゃんも気になります。

 お~い、おれも入れてくれ~!このどさくさの中で「Naちゃんと結婚する!」と宣言したFuくんたちの中に割って入ろうとしています。

 とうとうスタッフのOさんもFuくんにつかまり仲間入りです。これから何度も滝に打たれることになります。Daちゃんも仲間入りです。

 嬉しそうに水を上からぶっかけるMoちゃん。Kちゃんもやりたくてのぞきますが、水の入ったボールには手が出ませんでした。
 えっ?どこが滝かって?「箕面の滝」でさえ高速道路のトンネル工事で?水が枯渇してャ塔vで水を吸い上げているご時世です。これも立派な滝ではありませんか!鶴見区の名所になること間違いナシ!横を中学生・高校生たちがうらやましそうに見ながら通って行きました。


 滝遊びが終わって心ゆくまで水あそびを楽しむ面々。
 「Daちゃん、顔をつけて水に潜ってごらん!」と言うとほんの一瞬顔をつけてガバッと顔を持ちあげました。

 次は、気持ち良さそうに潜るGeちゃんやTaちゃんと一緒にDaちゃんもカッパになりました!

 「もう終わりよ!」と水を流す足の間にまで入って泳ぐGeちゃん。

 その横で、HiちゃんとYuちゃんがシャボン玉を楽しんでいます。
 上からMoちゃんやKちゃんも降りてきてやりたそうにしています。

 Hiちゃんはシャボン玉が大好きです。こないだは「おじいちゃんせんせい」と二人でコーナンまで大きなシャボン玉液を買いに行きました。
 今日はHiちゃんは「おじいちゃんせんせい」の頭に木の実を振りかけて「種をまきました」。毛が生えてくるかなぁ?

 Yuちゃんの連続シャボンとばし。Yuちゃんは水もぐりが得意です。
 今日はFuくんが大事にしている宝物の石を借りて来て、プールの底にチャャ唐ニ落としてもぐって取る遊びもしました。Yuちゃんが参戦すると見事なもんで、スイスイと泳ぎながらたくさんゲットしていました。

 日替わりで仲良しが変わります。「仲間時代」を楽しんでいます。


 私はこの後ろ姿を見て何も言うことができませんでした。ぽぽろは女性の力でもっている!!証明です。
 おい、Geちゃん!かけ声だけではダメやで!

 一応、今日はギブスの上に靴を履いてビニール袋をかぶせて下に降りました。プールに石ころを投げるぞ~と言ったとたんにドバァ~ッと水をかけられました。「退場!」を命じましたが「想定内」でしたので「まっ、いっか~」と許してやりました。

 夏休み、お疲れ様でした!特に女性スタッフの皆さん、代わり番こに熱を出してましたね。元気な私は「プールに入ってないんだもん!」と言われてしまいました。さすがに学生諸君は元気だ!2学期も頼むよ!
 子どもたち、明日は「いってらっしゃ~い」。

 と書いて家路につく。ふとみるとぽぽろの階段でペシャンコになったプールがしょぼくれた姿で横たわっていました。空いた穴はふさぎようがありません。買って二年目で役割を終えたのでした。


 そう言えば、冷蔵庫も壊れてしまって今日、スタッフのOさんとFuくんが半日がかりで大聡怩オたのでした。「戦力外通告」?いやいや…まだまだ


教育のつどい

2011年08月29日 | ノンジャンル
 ずいぶん前の写真です。学生スタッフのSiさんが送ってくれていたもの。
 KちゃんとSくんの追っかけっこです。ここでも姿が見えなくなっても追いかけるのをあきらめないで、バルーンという壁=抵抗を乗り越えて挑戦し続ける姿がとらえられています。




 外からは見えない世界、内と外、~ではない~だの世界を獲得しつつあるKちゃんのことを本日の「みんなで考える教育のつどい」でもスタッフのHiのほうから報告させてもらいました。自閉症・発達障害の分科会でした。
 ちなみに本分科会の共同研究者はぽぽろ所長の青木でした。

 今回の「つどい」には他にレメ[ターとして「ぽぽろ大東」のShaくんとToさんも参加しました。開かれた「つどい」ですが、私たちの仕事の世界は先生方からするとどちらかといえば「福祉」の分野として見られているのでしょう。「発達保障」の立場から一人の子どもの障害・発達・生活を色々な立場から見つめて、協力し合うことが大切です。討論が噛み合わなくて落ち込んだ人もいましたが、「第三の世界」の実践・研究は始まったばかりです。何よりも子どもたちのために、そして、私たち自身のために喜びを力に、悔しさをバネに粘り強く頑張りましょう。


 私も足を引きずりながら参加した分科会「学校・地域づくり」には東大阪支援学校の教職員組合のNa先生のレメ[トがあり、ぽぽろにも馴染みの深い東大阪のオカァチャンたちとの相談会やキャンプなど共同のとりくみについても触れておられました。
 地域を励ますとってもいいとりくみだと思います。担い手となる次の世代はどこの学校も抱える課題のようです。


 こんな風に骨折しても相変わらず多動な日々なので、足の骨がひっついておるのかどうか心配です。先だって受診したら一ヶ月後にはギブスをはずすと言われました。はずれなかったら、老化がどうたら…と又言われそうです。
 その事を観念した還暦の日に誰かスタッフが撮った以下の写真が下書き投稿されていました。
 「8月23日の誕生日会と実技講座に子どもたちと招待され?乱入する様子。」だとか。

生まれて初めての経験です。私のお誕生日会?わずか5分でしたが…。




 人数が多すぎたのかな?アトでRiちゃんと二人で「はいメ[ズ。」
 足が治ったらRiちゃんの大好きな「ねずみばあさん」再開かな?


 連続講座の様子。写っていませんが、輪の真ん中に私は座らされました。昔の支援学校時代の同僚たちもいて、恥ずかしすぎて、思わずHiちゃんを膝の所に呼び寄せました。

 一番端っこでマイペースで遊ぶMoくん。
 これだけの数の女性たちに囲まれて恥ずかしかったのかな?(こないだなど、プールの着替えのために、担当が途中から女性の学生スタッフ・Taさんから男性スタッフ・Maくんに代わったとたんに“行かないぞ!”とばかりにストライキを起こして彼を困らせていた。学校でも女性の先生だと朝のあいさつも積極的ですと聞いていたので、私はそのように納得したのですが…。)

 写真はこれだけでした。その場に居なかったときの写真もあるので、今回も想像力をはたらかせて書いてみました。投稿者の意図とは違ったかな?


 すぐにブログの更新が止まりますので、今回はつなぎ記事です。明日は(日が変わりましたが)久しぶりのオフの日です。
 スタッフたちはかわりばんこに熱や風邪で休んでいます。夏休みの疲れもピークです。夏休みもあとわずか。もう少しです。役に立たない体ですので、頑張ろうとしか言いようがない。


ぽぽスク体験会と今後のヤンボラ・ヤンクラのこと

2011年08月27日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 何とも蒸し暑い日が続きますね。
 
 「ぽぽろスクエア」建設に向けて、8月から工事が開始され、いよいよ建物の土台がが見えてきました。
 第2回目の体験会も楽しく無事終えることができました。
 初日の様子と2日目の様子をブログ「ぽぽろスクエア」に載せています。ぜひご覧ください。
 支援学校の高等部生は夏休みの「職場実習」も終わった頃でしょうか?体験会の感想をお母さんに聞きました。「夏休みにあちこち実習に行っていて、ぽぽろの実習二日目やねえと言うと、「あそこは実習と違う」という言葉が返ってきた。」そうです。ぽぽろは「作業所」ではない「学びの場」、つまりは「おべんきょう」に行ったというような意味で語ってくれたのでしょうか。
 できるだけ頑張って更新しますのでブログ「ぽぽろスクエア」ものぞいてくださいね。

 さて、「ヤンボラ・ヤンクラ」合宿に参加した面々の反省・感想です。
 Ooくん:色々あったけど楽しく過ごせてよかった。
 Maくん:初参加だったが、普段交流のないヤンボラのメンバーや自分のことをお互いに語り合い、知ることができ、触れ合う機会となった。
 Oriくん:おぼれないで泳げた。寝る場所が確保できるか最後まで悩んでいたが、部屋が空けてあったよかった。(車の中で寝る予定だった。)
 Okaくん:色んな人とかかわる機会が少ない。貴重な経験ができた。もっとぽぽろの人たちのことを知りたい。
 Miさん:花火が良かった。綺麗かった。ありがとうございました。
 Taくん:先ずは会計…どう徴収したらいいのか分からんかった。食材チェックは順調にいってよかった。バーベキューが楽しかった。夜中の3時頃にOoくんに背中を叩かれて眠れなかった。
 Tiくん:魚釣れなかったなぁ。酒に弱くなった自分にびっくりした。くたばった。
 Fuさん:半日だったけど、湖が良かった。満足です。
 Toさん:初参加でした。学童のボランティアでぽぽろには来ていたのでヤンクラの皆さんとは初めてでした。楽しかったです。又機会あれば参加したいです。
 Hiさん:ピザがちゃんと焼けてよかった!(すかさず「あれはピザでした!」の合いの手が)合宿(キャンプ)は学生時代以来です。来年はジャブジャブ泳ぎたい。
 Oさん:体調が今一だったから入水もできず残念。Meちゃんと一緒に泳ぎたかった。それが心残り。初めての泊まりでスタッフとしての反省もある。来年のこと、一緒に考えていこう。
 Syaくん:大きなけがもなく過ごせた。入水もできて、盛りだくさんでよかった。来年はみんなで実行委員会でも組んで取り組みたいね…。
 Hiさん:終了予定を少し過ぎたけど…。またお会いできる日を楽しみに。(あとで一言「来年、ぽぽスクで使ってくれてもいいよ」と)
 U:(ブログに書きました。)
 以上が合宿最後の感想・反省でした。


 さて、来年以降のこと。「引き続きヤンボラ・ヤンクラは継続したいね」というブログのつぶやきに「拍手17」件もありました。ヤングたちの拍手もたくさん入っていることでしょう。
 ヤンボラ・ヤンクラの大切さは「ぽぽろスクエア」ができても消えることはないし、ヤンボラ・ヤンクラを求めてくる人、必要としている人はいっぱいいるというのがぽぽろのスタッフで話し合った結論でした。

 恐らく、来年度は松原市にできる「ぽぽろスクエア」の土曜日(月2回程度予定)開所に並行してヤンクラをやりたいという声が出て、積極的に検討中です。

 放出のぽぽろでもヤンクラを継続させたいという声はたくさん出ています。スタッフの体制が取れるかどうか…、かなり厳しいですが前向きに検討しているところです。

 皆さんの意見も聞きながら検討していきたいです。ヤンクラでも、ぽぽろスクエアのことや今後のヤンボラ・ヤンクラの考え方等について、ヤンクラの時間をお借りして私が報告させていただきます。ヤングたちの意見を聞かせてください。


Kaくんと腕相撲

2011年08月24日 | ノンジャンル
これは多分、アルバイトのMaくんからの投稿でしょう。
 なるほど、よく分かる解説をありがとう


最近のKaくんの様子です。

朝は一人ずつと指を使った挨拶をした後、声を出しながら手を伸ばしてきます。握手かと思いきや、グッと握りしめてきます。自らグルッと身体を回転させ、再び手を伸ばします。
それがKaくんにとって「腕相撲しよう」という合図です。


最近はいろんな人を指差し、対戦しようと誘いかけます。ほとんどのスタッフを相手に全勝!!
しっかり筋力のついた腕に驚きました。

それともう一つ、「声援」もKaくんの大きな武器です。
対戦中でもよそ見をしながら、応援してくれる人を探しています。
「頑張って!!」と声がかかると、一気に力を出し切り唐オにかかります。

8月19日はこんな様子で、腕相撲は8戦7勝という快挙を揚げました。腕相撲は横綱です。笑


そして、Kaくんに負け星をつけた相手がいます。

同じく中学生のMoちゃんです。

最近Kaくんのマッサージ中に3人で話す機会が増え、お弁当も何度か一緒に食べました。
そこでKaくんからMoちゃんを指名しました。普段なら絶対イヤ!!と嫌がるMoちゃんですが「Mo、強いで」、「1回だけやからな」と言いながら腕相撲をしてくれました。

さすがMoちゃんという感じで、Kaくんを軽く唐オました。なんだかんで4回程対戦してくれたMoちゃんの優しさに成長を感じられずにいられませんでした。

koくんも自分が頑張っても勝てないMoちゃんの存在が嬉しいようで、見かける度、勝負をしかけます。
そしてMoちゃんが「しょうがないなぁ~1回だけやで」と相手してあげます。


微笑ましい様子でした。


ヤンボラ合宿、さて来年は?

2011年08月23日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 二日目のヤンボラ合宿。
 7人が滝つぼまで登りました。
 詩人のOoくんはノートブックとペンを持参して登りました。いい詩が書けたかな?


 MiさんとOくんと期限付き肢体障害の私は下の橋のたもとで涼をとりました。
 何故かOくんは蜂に好かれ一時大騒ぎ、Miさんは蚊に好かれたのか気の毒に二ヵ所も刺された(ここは涼しかったので蚊は一匹もいなかった)跡が…。


 お昼は焼うどんとピザ。
 去年、ピザは作らないと決めていたのに買い出し分担でにはピザの材料も入っていました。作る作らないですったもんだしましたが、結局滝散歩に行かずに残ったHiさんとFuさんお二人が見事、ピザの下ごしらえをやり遂げてくれました。「お手伝いでちょうど昼ごろに来られたMiさんが救いの神様に見えた」とか…。
 「ぼくたち、食べる人」の真っ先に試食した男性諸君からは「確かにピザです」「ピザ以外の何物でもありません」と言われてHiさんはほっと胸をなでおろし、時間がたつにつれてやっと自信に転化しておりました。


 食事風景。


 「お~い、できたぞ~!!」
 左側が語り合うHaさんとOtoさんの二人。初参加のHaさんは帰るのが嫌でちょっぴり悲しくなって「帰りたくな~い」と言っていました。とても楽しかったようです。「何が一番楽しかったの?」と聞くと「色んな人と話ができたこと」と言っていました。私には「Maさんていい人なんやねぇ。ちょっと浮「人に見えてたわ。」とか言いに来てくれてました。
 その右横少し沖。「来年はどうしようかな?もう終わりにしようかな?」と言っていたTiくんでしたが、「3年目の釣りも収穫なし!来年こそ釣りの腕を証明しなくっちゃ!」と言われて悔しがっていました。
 右側で語り合う二人はToさんとFuさんの二人。琵琶湖の水が「とっても気持ちよかったです」
 沖合に浮かんでいるのはスイカではありません。ペットボトルに穴をあけて仕鰍ッを作って魚がかかるのをじっと待つOくんです。「かかったぞ~!とれたぞ~!」と大声で報告に来ました。ひっかかったのではなくて棲みつこうとした?ニナでした…。


 これが、Hiさんの娘さんが作られたというピザ用の「かまど」です。


 とにかくおいしかったなぁ。全部平らげました。


 はい、記念撮影です。
 来年はぽぽろスクエアもあります。さて、ヤンボラは?ぽぽろ番としては続けたいと思っているけど…。ヤング諸君はどうだ?拍手の数で考えよう。

 最後に次の合宿報告ブログで反省会の一言ずつを報告します。


 さか、今日は早く帰らないと…。
 実は夏期連続講座の実技講座は、輪になった歌遊びの途中で私を真ん中の椅子に(骨折しているからと)座らせて、「誕生日のうた」で受講者の皆さんとぽぽろの子どもたちとで盛大にお祝いしてくれました。講師の粋なはからい、ありがとう!
 さらに、ぽぽろの子どもたちで「60さい―かんれき―」と書いた赤兜をかぶせられ、くす玉割りをしてくれました。Yuくんが引っ張ったくす玉は割れる前にボトンと落っこちてしまいましたが…。
 最後にスタッフが一段落してからショートケーキをごちそうしてくれました。私の一番好きなモンブランも入っていて幸せでした。そして、私の連れ合いにバラの花をプレゼントしてくれました。
 ああ、10時過ぎた!帰らなくっちゃ!このブログ予約投稿しておきますね。
 追伸:バラのおかげでいっぺんに連れ合いの機嫌が好転。「何時や思うてんのん!今から肉喰ってたら体によくないにきまってんのに!」とは言ったもののフルコースのビフテキにありつくことができました。さすが、ツボを心得ているスタッフに感謝。
 今日は「世界で日本一」幸せ