大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

障害者自立支援法改正案が国会に上程

2009年03月31日 | ノンジャンル
 本日(3/31)障害者自立支援法改正案が閣議決定され、国会に上程されました。概要は厚労省のホームパージをごらんください。概要は以下に掲載しています。全文は以下です。

 改正案の柱は①利用負担の見直し、②障害者の範囲及び障害程度区分の見直し、③相談支援の充実、④障害児支援の強化、⑤地域における自立した生活のための支援の充実、⑥その他 となっています。
 
 当法人が発行する「壁ニュース」(ニュース会費会員に提供)は、今回の改正案の「利用者負担の見直し」については、「定率」と「応能」を併用し、現行の軽減措置の恒久化程度の内容であるなど、深刻化する当事者・事業者・支援者の諸問題は決して解決することにはつながらないものと批判しています。
 更に実施時期についても公布日(発達障害)、公布の日から1年以内(負担問題・グループホーム等の助成・移動介護の個別給付化・業務管理体制整備・精神救急医療体制整備)、平成24年4月1日(相談支援の充実・障害児支援)となっており、実施時期がバラバラで、法制度としての成熟度の低さを露呈するものとなっていると指摘しています。
 そして、真の改正につながるのかと提案をいぶかしがる声もあがっていると述べ、今後の国会での対応に注目を喚起しています。


 明日からは新年度が始まります。でも、ぽぽろはちっともそんな気になれません。
 あしたも学童保育で今日の延長です。

 そして、とても寂しい悲しいお知らせです。病気療養児、心身症・神経症などを併せ持つ不登校・登校拒否児などを受け止めてきた大阪市立貝塚養護学校が60年の歴史に幕を閉じました。ぽぽろの相談支援を通じて貝塚につないだ子どもたちも少なくありません。ヤンボラたちの中には貝塚養護学校卒業生もいます。ぽぽろのスタッフの中にも貝塚養護学校や寄宿舎に長年勤めた病弱教育、寄宿舎教育のベテランもいます。今も、不登校・登校拒否の子どもたち、家庭崩壊にある子どもたちの相談が後を絶ちません。存続していれば紹介できただろう、救われただろう子どもたちがたくさんいるはずです。なぜ、こんな学校・寄宿舎をつぶさなければならないのでしょうか!大事な大事な社会資源をつぶす理由は「経済効率」にあるとしか考えられない。ホントにもったいない限りである。

 でも、負けないで明日からまた頑張ろう。かくなる上は、ご近所の大阪市立光陽養護学校に残った子どもたちが移され、その寄宿舎は大阪市立盲学校に置かれた。このわずかな望みにしがみついて明日につないでいきたいものです。

 今日は早朝から10余年前に閉じられた八尾の文房具屋さんに不用品をいただきにあがりました。ほこりをはたいて並べました。しかし、待てよ!この回転するノートの陳列台はやばいぞ!!○○くんがグルグル回して書類が飛び散る光景が目に浮かぶ!やばいなぁ…。どうしよう…。

 忙しい中で、ようやっと請求実務が終わりました。これから、まだまだ報告実務が残っています。決算の次期というのは本当に忙しい。苦手な実務から一刻も早く開放されたい!今日は車で夜桜か?

 明日はぽぽろの親子療育教室に通ってきた子どもたちの進級、卒業(小学校入学)を祝う会です。小学校にあがってもしっかり応援するよ。
 たこ焼き器でホットケーキの素を使って中にチョコとかチーズとか入れて焼いて食べるそうです。スタッフの出し物もあるそうです。「おおきなかぶ」です。何が出てくるかは見てのお楽しみ。すもう大会もするんだって。待ってるよー!!
 

ありがとう町田先生!

2009年03月30日 | 児童デイサービス
お別れ町田ワールドスペシャルの日は晴れ、玄関のチューリップがみんなを出迎えました。明日はチューリップは満開でしょう。

 これは何だっけ?明日、書き加えます。ライトのスイッチが進化していました。思い起こせば2年前、月1回お借りしていた関目学園の「うぇるほぅる」でもやってもらいました。のべ5回は登場したでしょうか?ブラインドを降ろして真っ暗にして、とりくみました。

 この日は大阪障害者センターからHさんが応援のボランティアとして初参加。「おもしろかったです!」「かわいかったです!」との感想。懲りずにまたご協力宜しく。また、初めて参加してくれたヤンボラ(ライブでギター&ハモニカの同時演奏をしてくれた彼)くん、とってもいい感じでしたよ。また来てね。それから、現職のボランティアのK先生(明日まではそう呼ばせてください)、来年度からはスタッフの一員としてご協力をお願いします。

 この日も天気はよし。連続雨なし公園遊び記録を更新しています。
 明日は花見もできるかな?


水曜学童(パート2)傑作すもう大会   

2009年03月25日 | 児童デイサービス
 とりあえず、傑作「すもう大会」の様子だけでも…。

 この行司をやっている方の発声。まるでプロボクシングのアナウンスのようにしゃべりまくり、聞いていてもいつ突っ込んだらいいか分かりません。立会いで、前のめりになりながらじっと我慢して聞いていると最後のところははっきり聞こえました!
 「レディ ゴー!!」
 ひっくり返りそうになったで。

Y・Kくんはさすが6年生です。(卒業おめでとう!)押しずもうはめっぽう強い。しかし、彼は様子を見てから2番目にかかってきました。
 アレレ…行司が2人もおるで。Yくんも軍配を揚げています。

 実はこれは3回目くらいの勝負かな?一番にかかってきたのはKくんでした。Kくんはこれまで対戦した相手の中で押しが一番力強く一直線に押しまくるので、ズッシリ腰にきました。だいたい1回で「こんなもんか!?」という感じでいつもはやめてしまうのに、手応えも感じる勝負事だったからか、彼が一番楽しんで最後まで盛り上げてくれました。

 自信がないのか、どういういう風にしたらいいのか分からないのか、やりたそうにしているけど声をかけると尻込みしていたDくん。お相撲さんの胸に手のひらの形の色紙を貼ってここを押すんやでと挑発。見事両手で押して、私がひっくり返るや跳び上がってバンザイ!をしました。それからは、手のひらの色紙なんて関係なしで、何回か挑戦してきました。但し、押すのは1回だけ。ここが難しいところですね。「1、2、3、4…」と数唱をしながら連続押しずもうを誘ったのですが少しちぐはぐだったかな?
 Yくんがャ潟oケツを持ち出してお尻を受けたもんだから大爆笑の「お笑い相撲大会」になりました。

 普段は突きが得意なKちゃん。最近は私には追っかけませんし、手を出しません。土俵で面と向かって構えるとすぐに座り込んでしまいます。仕方ないので後ろ向きになって挑発。ここぞとばかりに猛然と突きを入れてきたKちゃんです。

 Yちゃんも最初はやりたいけど尻込みしていました。スタッフのSさんが誘ってくれて横で練習をしていたようです。その甲斐あってか、みごとかかってきてお相撲さんを負かしたYちゃんです。

 何度(何日)目の挑戦でしょうか。Hくんが突きを覚えました。それ以来、衣装を脱いでも私に対して猛烈な勢いで突いてきました。「痛いよー。えらいこと教えてしまった…。」

 Gくんは4月から1年生で学童の仲間入り。親子療育教室にずっと参加してきました。もうお母さんがいなくてもへっちゃら。おすもう大好きです。でも、新入りらしく最後にかかってきました。それにしても、結びの一番だというのにこの盛り下がりようは何だ!横を「そんなの関係ない」とばかりに通り過ぎていくYくんです。


 昨日は日本中が仕事をサボってWBCに熱狂していたというのに、昨晩も遅くに帰ってきてニュースも見損なって、今朝のニュースで見ている私に連れ合いが言ったもんだ。「アンタ ホントにアホやね。WBCの決勝なんぞは昨日、みんな見飽きているよ。世の中、仕事をサボったり、休憩時間だといってはWBCを見ている人の姿が映し出されているのに、ニュースも見んと仕事してたん?!」
 そうなんです。一年で今が一番忙しい時期なのです。おまけに春休みですからね。
 よし!!こっちはWBCのアトはお別れ町田先生「お笑いすもう大会」といこう!28日(土)のお楽しみ。


土曜、水曜学童(パートⅠ)

2009年03月25日 | 児童デイサービス
 21日(土)の親の会のウラ舞台の様子です。人手が足りず大変だったようですね。

 その中でも「うまくいった」のがバルーン(下写真)だったとか…。

 公園の様子。この日、KくんはRちゃんとウマが合い仲良しでした。そこに割って入ったのがYくんでした。

 今日はKくんのことについて書きましょう。

 「この頃、Kくんはゴンゴンが減って、その代わりに行動が人に向かっているんですよね」とはスタッフのKの声。お母さんは「この頃、関心が人にいき押したりするのでホントに困っています」と。(額を床や壁など何にでもぶつけるのでKちゃんは保護帽をしている。)

 確かにゴンゴンは減ってきました。今日は私がボランティアのTさんのメガネを拾いに道路に出たすきに、近所の女の子と一度だけ接触。それを見ていた男の子が「帽子かぶっているからといっていばるな!!」と言うくらいに保護帽には見えなくて、カッコイイ帽子に見てくれるほどです。

 「問題行動」のウラに発達要求あり。Kちゃんは手にいつもノートを持ち、プレールームではねっころがって絶えずゴンゴンして大人を引き寄せ遊んだり安心を求めていました。それがお外に出ると「えっ?走れるの?」と最初は思ったほどKちゃんは公園を走り回り、友だちを追いかけて手で押し、怒ったり泣いたりするこの反応を楽しん、その「あそび」をくり返して「楽しんで」いました。今はこんな関わり方しかできないけど、きっと遊んで欲しいんやなぁ、遊びたいんやなぁと受け止め、出来るだけ怪我をしないようにそばにつくようにしました。

 つまり、以前にも書きました(「追っかけのKちゃん」)が、関わる友だちが遊ぶ様子に興味を向けさせる、そして遊んでいるものに興味を向けさせる、一緒に遊ぶ中で「面白そうだなぁ、どれどれ。」「こんなにも面白い物があるのだ」という風に「追いかけ遊び」につきあう中で発展させていくことを願いました。
 具体的に言うと、追いかけられやすいHくんと手をつないですべり台やジャングルジムなどに一緒に登り、Kちゃんを誘う。するとKちゃんも追いかけて遊具に登ってくる。そんなことをくり返していると、遊具そのものに興味を向けるようになる。今日はジャングルジムやすべり台に「追いかけ」を忘れて何回か登り、すべり台をすべって降りたりしました。その後でHくんと両足ジャンプでピョンピョン飛んだりすると、彼もHくんを押さないで一緒にジャンプしたりするのです。

 今日は遅れて公園に行くと、すでにKちゃんはズボンがドロンコでびしょぬれになっていました。見てください、この姿を!Kちゃんがゴンゴンから解放されて「好きな遊び」「好きなもの」「好きな人」を発見して、世界を広げていって欲しいと願っています。

 今日は抱っこブランコから1人乗りに移行すると、最初はすぐに飛び降りていましたが、写真のようにしばらく1人乗りブランコを楽しめましたよ。これも変化ですよね。積み重ねってすごいもんですね。

 お母さん無理もないことだけど、周りに迷惑かけるからと、そればかり気にしないでね。彼の気持ちや願いにもしっかり心を寄せて、その世界も守り広げてあげてね。

 この日の公園の一幕。

 「こんな父親だから、こんなことを平気でするんですよ!!!」と、その日いわれた私は「父親」のままで頭を下げていた。公園で決してKちゃんではありませんよ、女の子の自転車を唐オた子がいて、女の子がビックリして大泣きしているのを発見。お母さんがにらめつけて説教中です。駆けつけて、状況が分からないので「スミマセン。この子が叩いたり押したりしたのでしょうか?」と聞いたのです。何も言わないでにらみつける母親に同じことをもう一度聞くと「叩かなかったらいいということではないでしょう!!」と言われ、先のことばが続いたのです。そして、「この子が自転車を唐オたのでうちの子がビックリして泣いているんですよ!!」と言われた。それで、「ごもっとも」と思い、女の子に「ゴメンな」と謝り、唐オた子にも「ごめんなさいをしようね」とうながすと小さい声でそれらしくムニャムニャという姿を見て、その母親は何かを理解されたのか、少し優しい顔になって「もうしないでね」と言われ、一件落着。その場は収まった。

 ご家族もさぞかし大変でしょう。これではなかなか公園なんぞには行けないか。行っても神経ピリピリですよね。

 でも、ぽぽろは懲りずに行きます。行きたいと思います。

 続きは明日?のお楽しみ。今日は東大阪デーというくらい弁当持ちでまんぼーの子らがたくさん来てくれました。傑作「すもう大会」「久々のKくんと福井のお土産」「ねずみばあさん」「お弁当」「公園遊び」あげれば枚挙にいとまがありません。書きたいけど時間がない!!アトでとりあえず写真だけでも入れておきましょう。


4月からの新・日中一時支援事業

2009年03月24日 | 児童デイサービス
 大阪発達支援センターぽぽろのホームページを更新しました。

 2009年度ぽぽろ事業の一覧が載った「紹介版チラシ」を掲載しています。一度にぽぽろが行っていること(概略)をお知りになりたい方は、このチラシをごらんください。
 
 2009年度の日中一時支援事業(ぽぽろドレミファくらぶ)のメニューが変わりました。新しいチラシを掲載しています。ごらんください。

 土曜日(当面、第3、第4土曜)にも親子療育教室を行います。土曜日の親子療育教室は保育所や幼稚園に通園されていたり、在宅になったりされている幼児で療育の機会が少ないかほとんどない方、お父さんにも療育教室を受けて欲しいと願っておられる方などのために企画しました。登録は7~8名程度と考えています。詳細はぽぽろ担当スタッフにおたずねください。

 また、土曜日の日中一時支援事業(学童保育)も変わります。スタッフの守山さんによる新「音楽あそび教室」が第2土曜日(午前のみ)から始まります。既にお知らせしていますように町田先生の教室は今月28日(土)で終了させていただきます。その他の土曜日(午前)はぽぽろの専任スタッフを中心に「音楽あそび」を提供します。専任とは私とKです。なお、土曜日の午後は天気がよくて、スタッフの態勢が取れれば近くの公園で遊びます。

 日中一時支援事業(ぽぽろドレミファくらぶ)4~5月の予約申込み用紙を掲載しています。「ぽぽろを育てる会」会員さんは2か月分の申込みが可能です。

 NPO滋賀大キッズカレッジ大阪教室(ぽぽろ教室)の詳細につきましてはもうしばらくお待ちください。「読み書き・算数」障害に特化した教室(相談アセスメントを含む)として4月からの実施を準備しています。