大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

土曜学童

2009年09月30日 | 児童デイサービス
土曜日の学童保育です。遅ればせながらご報告します。

 これは唐黷トいるのではありません。「僕もかっこよくとびたい!」(Ha)のです。お兄ちゃんのやり方を真似たりするのはタテ割りのよさです。側転できない子はゴムに手を引っ鰍ッて前転するのです。本人は側転した気になっています。私たちも感動して拍手を送ります。Haくんは前転のつもりで横転寝返りしたのですが初めてのことで大拍手でした。この日はKa兄ちゃんがいなかったので、私が華麗なる側転を披露しました。まだまだやるで~!

 ねずみばあさんです。かぶり物のオンパレードです。かわいいね。


 今日もトロッコ列車です。♪「ゆうえんちに連れてって」の中でやりました。


 Taちゃんはえらい!「トロッコここまでもってきてね」というと上手にトロッコの方向をコントロールしながらてっぺんまで運んでくれました。ありがとうね!みんな見習いなさい!

 二人乗り。Haくんのトロッコは逆向きに転がしたので途中で1回転します。回転が早すぎて写真がうまく撮れませんでした。ちょっとばかしスリルがあって面白かったね。


 いつもの公園ブランコ。


 今日は土曜日なのに、おっちゃんがすべり台のペンキ塗りをしていました。Huくんがじっと見ていました。隣の水道で水しぶきをあげても寛容なおっちゃんでした。帰り際にHuくんが「おっちゃん、さよなら!」と元気よく声をかけていました。ペンキの臭いに頭がフラフラしたスタッフもいました。

 懲りない面々の水遊びです。

 この日はHuくんが上手にまん丸な泥団子づくりをしていました。3~4個作った泥団子を「見てみて!かたくなったよ!」と嬉しそうに得意そうに見せてくれました。これは、それを真似て作りだしたHaくんですが、難しいし根気がいるよ!



秋ですね!ちょっと一息。

2009年09月28日 | ノンジャンル
 秋ですね。ちょっと一息。

 これが宍道湖


この地点から200メートル東に行ったところが宍道湖の「夕焼けスャbト」。県立図書館もあります。「日本一知られていない県」=我が故郷の県庁所在地、島根県松江市の遠景です。写真では見えませんが、肉眼では松江城(別名「千鳥城」)も見えていました。NHKの朝の連ドラ『だんだん』で少し有名になりましたね。いい城下町です。
 
 写真の真ん中当たりに小さい島が浮かんでいます。「嫁が島」と言います。夕焼けとセットで絵葉書にもなっています。

 この島は私の家族にとっては忘れられない島です。職場でカミングアウトしたと言っていたから、「嫁が島事件」についてちょっとだけ書くことを弟も許してくれるでしょう。
 事件の日は、よりによって天皇が来県するという日でした。小学校が休業になり、日の丸の小旗をふってお出迎えという丁度その時に事件は起こりました。弟は小学校で一番優秀であった友だちと連れだって、この嫁が島に向かってドラム缶でつくった筏をくり出したのでした。嫁が島と陸地・有料道路の間はとても流れが強いそうで、丁度真ん中あたりの深かくて竿が湖底に届かないところであっけなく沈没したのです。たまたま近くに白バイの駐屯所があり、発見・通報によって漁師に助けられて事なきを得たのですが、問題はそのあとのことです。
 校長先生に呼び出されてお袋さんがこっぴどく叱られたそうです。我が弟はその時は小学校の特殊学級に入級していました。事件を起こした相棒はとても有名な会社の御曹司で成績も優秀なお友だちでした。その友だちの親も呼ばれていましたが、校長先生はずっとお袋の方を向いて責め続け、お袋さんは小さく小さくなって膝に頭がつくほど屈んで謝ったそうです。

 弟はその体験を「いかだ漂流記」という作文にしました。その作文が某新聞社の作文コンクールでみごと入選し表彰されました。
 当時、私は大阪で大学生をしていました。大阪のアパートに送られてきた封筒の中には漁船から助け出されて毛布にくるまって震えている弟たちの写真と事件を報じた新聞記事と、その作文が表彰された時の新聞記事が2枚入っていました。弟はそれがきっかけで自信につながり、中学で猛烈に勉強をし出して、筏で一緒に漂流した友だちと一緒に一浪(友だちは筑波大を受かったそうだが辞退したとか)し、彼は名大へ、弟は北大へ進んだという話です。
 今とは違って当時の特殊学級というのはほとんどが知的障害のみです。私は当時、大学では障害児教育を学んでいましたので、特殊学級在級者の中には家庭の文化的な環境の悪さによって学力の遅れや生活意欲の低下が起きる=「仮性精薄」と言われる子どもたちがいると授業で聞かされ、これは我が家と弟のケースだと確信したわけです。
 つまり、職場の人間関係によるトラブルで仕事が続かず転々と職を変えるアルコール依存症&ギャンブル症候群…の父親が引き起こした家庭の貧困と「暴力(的)」環境によるものと思っておりました。

 今回、連休で入院中のお袋を見舞ったときに、当時のことで知らなかった新たなことを母親から聞かされました。
 弟が特殊学級に入級していたのはわずか4ヶ月程度だったという話です。その間、弟はランドセルの中に石を入れられてバカバカと呼ばれていじめられていたようです。その弟の様子が同じ学校に通う妹にはつらくて、妹は学校へ行くのがイヤだと訴えていたそうです。
 その時、お袋は看護師でたまたまある総合病院の精神科に勤めており、精神科のお医者さんに父親の相談と一緒に特殊学級に通う弟の相談もしたそうです。それで、当時の医者としては珍しいですが、弟の発達検査をしてくださったそうです。特殊学級に入級させるために心理士が行った検査ではIQが60だったそうです。この医者が行う検査の時には弟は全く落ち着きがなかったそうですが、それでもIQ=100という値が出たそうです。医者が便せんにびっしり書いた長文の意見書を学校長に出し、その中で特殊学級の対象ではないので家庭環境などに配慮して普通学級で指導すべきだと述べてくれたようです。それで、あわてて元に戻したという経緯があったという話です。
 今回この話を聞いて、医者に感心したと同時に「ふ~ん」と思ったわけです。弟には家庭環境の他にもきっとしんどい面があって、それらが重なり合っていたんだろうなぁ…。一度じっくりと弟の話を聞いてみたいもんだと思ってのです。今は大学の職員で管理職をしている弟は「カミングアウトして楽になった」と話したのはわずか1年前のことですが、私は妙に納得してしまい何をどうカミングアウトしたのか聞かないままきているのです。
 好々爺となった親父は当時のことはもう忘れているのだろうか?親父は自分が引き起こした事件についてはいっさい語らない人でしたので、この事件についてもそうでした。ただ、新聞記事を同封した手紙を送ってくれたのは、この事件を自慢話にしてしまった父親だったように思う。


 この写真の「足長おじさん」は私です。この地点が私の「夕焼けスャbト」です。ここに古ぼけた船がいつも置いてありました。遠くからアルコール依存症の父親の大声(セリフと歌は決まっていた)が聞こえてくると、高校生の私は毛布一枚を持って「家出」してこの船の中で流れ星を観ながら一夜を過ごしたものです。ピンク色(しかなかった)のカーテンで仕切った1畳の空間とこの船が私の居場所でした。

 お袋さんの入院が1ヶ月延びました。親父のロングショートも更に延ばしていただくことができました。来月も仕事の合間をぬって日帰りし、少しでも親父さんを連れだしてやらねばなりません。私が田舎に一番近い位置に住んでいるのです。


 さて、話を元に戻して秋ですね…。
 運動会たけなわ。運動会は子どもたちの飛躍の時、成長の節目とばかり思ってきた。ぽぽろの相談をするようになって、運動会が終わってから増える相談の内容から、運動会は子どもによっては殉難の行事であるということを知りました。恥ずかしい話です。


 写真は日曜日に能勢のある法人の理事会行った時の風景です。
 田圃のあぜ道には曼珠沙華(ヒガンバナ)とコスモスが咲き乱れ、ススキがゆれ、心を和ませてくれました。私の好きな季節です。
 今年の米の収穫はどうでしょう?心配されるところです。稲刈りは丁度半分程度終わっておりました…。
 今年の秋こそは山に登り自然に親しみ、温泉にでも一泊…といきたいものです。






「周辺参加」について考えた親子療育教室

2009年09月27日 | 児童デイサービス
今回は少し文章が長くなりました。「周辺参加」という捉え方や「ぽぽろらしさ」について考えてみたいと思います。 

 第3,第4土曜日は親子療育教室です。第3が「なかよしあそび」第4が「つながりあそび」、そして、来月から第2土曜日に「みたて・つもりあそび」を入れることにしました。
 私が担当することになりました。昨日、コーディネーターと相談して決断しましたので誰も知りません。(あ~、また口が…キーボードを叩く手が動いちゃった。こうして自分の仕事を増やしていくのです。)
 11月からは毎土曜に午後3時からは児童デイサービスⅠ型(就学前が中心)として「親子療育教室」を継続する予定です。

 さて、これは一昨日の「ドレミファ」教室。


 これは昨日の「つながりあそび」教室です。療育は写真を撮る余裕がなくて写真が少なくて申し訳ないです。


 昨日は見学の子ども(Aくん)に学び、お母さんからもなるほどという本音を聞かせていただきました。
 Aくんはスャ塔WのサイコロをRくんと取り合いになり、大泣きして突っかかっていきました。スタッフのKaさんに言わせれば「これだけ自己主張ができるんだ、できたんだからスゴイ!」ということのようです。その後もう一つサイコロを探して差し出すと、「喧嘩」の緊張から開放されてフッと力が抜けたようです。気持ちの切り替えは早いようです。
 しかしながら、彼は集団遊びには入らないで、一人だけすべり台の上からただひたすらカラーボールを転がしては拾い、また転がすという遊びをし続けたのでした。彼の目にはもう全く集団遊びなど目に入っていないかのようです。
 私は土曜の療育には入っていないのですが、喧嘩がなかなか終わらなかったので気になってのぞいたのがきっかけで、Aくんに付き合うことにしました。転がすカラーボールは決まって赤色のみ。ひたすら赤いボールを拾っては投げ返してあげ、また彼が転がす。ひたすら彼にお付き合いです。
 次には彼や私の服の下(お腹)に隠したボールを引っぱり出してはまた転がす。やりとり遊びが成立したところで、ボールをわざと集団遊びの方へ転がして彼に拾いに行かせるようにすると、取りに行きます。集団遊びでは他の子らは薄いせんべいを舐めて穴を開けてのぞいたりしてあそんでいました。彼はおせんべいには目もくれません。すべり台のところへ引き返した彼におせんべいをもらって渡すと舌先でちょっと舐めただけで過敏があるのか突き返しました。せんべいは私がいただき。(これと全く逆のことをしている児童デイさんがあるそうです。その子の一番嫌いな食べ物を聞いて、次からいきなりそれを用意して食べさせる「訓練」?をして成果を見せるのだそうです。その子の心には何が蓄積されていくのだろうか…?)
 次の集団遊びはストローを使ってストローの袋を吹いて飛ばし、バイキンマン(絵)にぶつけたり、箱に貼り付けたカレーパンマンのくり抜いた口の中に吹き矢のようにして飛ばす遊びです。私はカラーボールをカレーパンマンの箱のそばに転がしてみました。拾いに行く彼の目の前でサッとボールを拾ってカレーパンマンの口の中に押し込み、彼にも別のボールを渡しました。すると、彼も口の中にねじ込もうとするではないですか。
 勿論、この遊びの隠されたねらいは吹く機能を高めることによる発声練習ですが、吹き矢のように飛ばして入れるのは理解面でも機能的にも難しいでしょう。彼の興味はカレーパンマンの穴(口)です。ここに入れる遊びなら一緒にできるだろうとおもって誘ったわけです。これを契機にしばらくみんなの中で入れる物は違うけど一生懸命カラーボールを入れておりました。

 この頃よく「周辺参加」ということばを使わせてもらいます。一見、集団遊びには全く関係ないように一人で遊んでいるように見えても、彼の中ではみんなの遊びがとても気になっていたのではないか?取り合いの喧嘩もするくらいだから、友だちは気になる存在なのでしょう。「並行遊び」のように見えて、心の中は気になって仕方がない葛藤を抱えている…そんな姿なのでしょうか?

 あとでお母さんとそんなことを確認したわけです。ぽぽろでは子どもの興味や関心にあるときはトコトン付き合いながら共感や信頼をつくり、子どもたちの心の葛藤を大切にしながら、みんなと一緒に自分でできるようにはたらきかけていることを。トラブルが起こったときも危険でない限りすぐに反応しないで見守り、乱暴であってもできるだけその子の思いやねがいを受け止め、前向きな力や関係に高めていくように関わっていること。集団遊びも無理矢理大人が引き込んだり、叱って参加させることなどはしないようにしていること。など「ぽぽろらしさ」を説明しました。

 そしたら、そのお母さんは療育センターではどうしても何とか子どもの輪の中に引き入れようと我が子の気持ちを無視してやってしまったり、喧嘩したりすると周りの親の目が気になってすぐに割って入ったりしてしまいます。とお母さんの葛藤を上手に表現されました。その点、ぽぽろは柔軟でアットホームな感じがしますとのことでした。

 中にはもっとビシバシ訓練したり個別指導することを期待したり、「ぽぽろらしさ」を「甘い」「放任」と見る方もいらっしゃるようです。思春期~青年期~成人期の子どもたちの発達の姿からも学び、幼児期にこそ大切にしたいことを一緒に考えたいですね。

 子どもたちは相当なストレスをためてぽぽろにやってきます。Tくんは空欄になっているカレンダーの予定のない日に自分から「ぽぽろ」と勝手に書いて、行きたいことをアピールしているそうです。療育教室ですが、学童保育のような「第三の世界(場)」「なごみのとき」がこの子どもたちにも必要だなと強く感じました。


 そのぽぽろの療育の話です。親子療育教室の内容は活動領域と単元のテーマで特徴を持たせていますが、どちらかといえば担当スタッフの得意分野が反映しているようにも思えます。
 例えば私の場合には学童保育と同じで、身体全体を使ったダイナミックな遊びが得意ですから、学童でもやっている「ねずみばぁさん」にペープサートを取り入れたりして幼児向けにアレンジしてやっています。幼児さんの方が素直です。ねずみばあさんに追いかけられて大まじめに走ったり止まったり、ゆっくり歩いたり、バックしたりと楽しんでいます。
 メインは「遊園地ごっこ」ですが、学童保育でやるときは次々とあそびが展開しますが、幼児さんのときはじっくりゆっくり一つか二つの取り組みをしています。中でも一番人気は「観覧車」です。最初は一人ずつ大人の肩車であそびます。次は学童でもしていますが板(広いのや狭いの)を使って道を渡り、高い机の上(観覧車のてっぺん)からマットへジャンプします。準備やお片づけも一緒にやります。
 お友だちにあこがれたり、対抗心を燃やしたり、自信が揺らいでふざけたり、待てなくてぶつかり合ったり等…遊びの中で受け止め、一人ひとり、一つひとつの局面でできるだけ丁寧に関わりたいと思っています。
 そして、「できるかなぁ~、やってみようかなぁー…」「できたぁー!」「見てみて!」「もう一回する!」という葛藤や共感をキャッチし、その表現やねがいを育むことこそ大切にしていることです。(勿論、問われれば「「ねずみばあさん」のねらいには、変化のある追いかけっこを通して身体と気持ちをコントロールする力を育むことがあります」とは言いますし、その通りなのですが…)
 「あー楽しかったなぁ。また行きたいなぁ。」と思って帰ってくれたら最高ですし、大成功です。





ぽぽろおばば合唱団とトロッコあそび

2009年09月25日 | 児童デイサービス
この日、Hくんが自作question2の大きな古時計の替え歌を大声で歌い始めました。
詳しい歌詞は 忘れてしまいましたが、確か最後が、今はもう動かないおばばーのとけーいーsymbol7だったかな。
その他、ぶさいくおばばとか、怪力おばばということばもあったような・・・。
普通ならきっと「そんなうた、歌わないの!!」と言われるところでしょうが・・・ぽぽろは違います。違いました!
なんと、ぽぽろのおばばたち(ごめんなさい)がHくんのうたに合わせて踊りだしたではありませんかexclamation2


3おばばが揃い踏みで、拍子抜け、苦笑いのHくん。



ちょっぴりつっぱっている印象のHくんも、きっとぽぽろに通い続けるうちに変わってくるぞーとひそかに確信を持った私です。
あーそれにしても、おばば合唱団、おもしろかったねmeromero2


その後、Hくんが、スタッフに肩もみをしてくれました。見てください!!この穏やかな表情を!!up


その後、最近大ブームのトロッコ遊び。
みんなの笑顔がまぶしいkirakira











その中でも注目は中学生Mちゃん。
「せえへん!!」の一点張り。
「ひらパーのジェットコースターの方がおもしろいし!!」なんて言いながらも、本当はやりたそうだぞと感じた私はしつこく誘いました。
食らいついたら離れんぞーsymbol5というのは冗談ですが、表情を見ると、やりたいよ、誰か気づいてと言っているように見えてなりませんでした。
そこで、私もスタッフもボランテイアさんもおばばも、みんなやるから、次、Mちゃんね!ということにしました。(すぐに誘いに乗ってくれたスタッフのみなさんありがとう)Mちゃんも何度か躊躇しましたが、やったーclapついに乗りました。down





終わったあとはこの表情です。いい顔だねーgirl



どんどんバージョンアップしていきます。






午後からは公園で至福のひととき。







あっという間にシルバーウィーク4日目が終わりました。


チューペット効果

2009年09月24日 | 児童デイサービス
 この日(23日)も色々あったけど楽しい一日だった。一足お先に昨日の学童保育の報告です。

 22日の特集は題して「ぽぽろばぁさん合唱団とジェットコースターあそび」だよ。明日のお楽しみ。
 
 何と言ってもチューペット!ぽぽろの冷凍庫には残ったチューペットがいっぱい。Maちゃんがおやつのたびに食べても減りません。
 「サァー、公園へ行こう!」と叫んでも動かない2人がいます。
 シーツにもぐり込んで「ぼく行かなぁーい!」(Yu)
 「いや!やめて!」と文字通りテコでも動かないHaくん。
 振り回された友だちの頭が顔面にガツンと当たって鼻血が出てパニックになっているRiくん。大泣きしてそれどころではありません。
 いつもすったもんだするこの切り替えの時間。
 その時、ひらめきました!「公園でチューペットを食べよう!!」
 その時歴史が動いた…。サァーッと下駄箱に向かう流れができました。
 こうなればRiくんの心も動きます。
 全員揃って公園に行ける日は珍しいです。

 チューペットに感謝。


 チューペットにのせられたと階段のところでUターンしかけたHaくんでしたが、一旦靴を履いてしまったらこちらのもの。
 Haくんは公園ではブランコが大好きでいつも真っ先に座りに行きます。ところが、この日はご近所の女の子たちが独占しておりガッカリ。諦めかけたその時に目に入ったのが「6歳以下」と書いてある幼児用ブランコ。なるほど一つ席が空いております。しかし、バレバレの体格。……、何やら怒ってブツブツ言っています。
 あきらめきれない様子のHaくんに「ホンマやなぁー、残念やなぁー。ちっちゃすぎるわ、ブランコが悪い!!」と慰める?と、隣のブランコを押しながら様子を見ていたお母さんがついに爆笑。その後はいつもより早く近所の子らが引いてしまった(すごい水遊びが始まったから?)ので、大きいブランコでご満悦のHaくんでした。


 Yuくんも久しぶりの公園を最後までみんなと楽しみました。居残った日にはYuくんはKoちゃんがもってきたトーマスの仲間たちで遊ぶのがとても楽しみなのです。この日はKoちゃんが袋ごと9台の列車を公園に持参したことが彼を公園に誘う一因でもあったと思います。Yuくんの「なごみのひととき」でした。


 そのKoちゃんはラミネートしたカラー版「トーマスの仲間たち」で友だちやスタッフとの交わりが増えました。今日は次から次へとスタッフたちはトーマスの仲間たちの絵を描かされました。私が描いたのはえーっとえーっと…名前は忘れました。普通に言うとショベルカーだけどなぁ。


 Maくんがキャッチボールやバッターとのやりとりができるようになりました!少し前までは、受け取ることはしてもャCとあさっての方向に放していました。公園では大きいYuくんも交え、私がMaくんにボールを投げる、受けたMaくんがYuくんに投げて、Yuくんが私に投げるという一連の流れで繰り返して遊びました。
 しばらく遊んで飽きてきたMaくんがボールをもって走り出しました。やるぞーと思った瞬間、隣の運動場に向かってャCとほかしてしまいました。フェンスを乗り越えてとるのはいつも私の役目です。見えない世界や壁で区切られた向こうの世界に次々と玩具を投げて遊ぶことは随分減ってきたMaくんです。受け止める相手がいてこそのやりとり遊びへの発展ですね。


 この日はバージョンアップ(台を高くして急な坂に)したジェットコースター。スャ塔Wマットの壁に当たって止まります。

 Moくんは案外と恐がりさんですね。この日のトロッコ押しはYuくんとMaちゃんがアシストしましたが、Moくんが恐る恐る座ろうとしているのに見切り発車させるもんだから尻餅をついてしまいました。それでも懲りずに自分から何度か乗ったMoくんでした。


 そのMoくんの大胆な泥んこ遊び。水道局の「新兵器」も役に立ちませんでした。Riくんがやって来て、蛇口を斜めにして蛇口をひねり続け(離したら自動的に止まる)て友だちにかけたり、水たまりをつくったりしました。 


 それを見ていたMaくんが泥パックをやり始めました。
 あっと言うまもなく足から塗っていきます。これぐらい!「まっいっかぁ。」
 ありゃぁ~、ズボンと服まで泥んこに…。しかたない、「まっいっかぁ。」
 えーっ!ついに顔までやっちゃいました。やってしまったかぁー、「まっいっかぁ…」
 これはきっとお母さんの真似っこだね!水で洗い落としてあげると、ツルツルのお肌になっていました。彼はとてもイキイキしていました。

 この日も「ぽぽろっこ」たちが行くと5分もしないうちに公園は貸し切り状態になりましたが、ボチボチと昼寝がすんだ幼児さんたちがやってきていました。こんな風にして遊ぶんだよと見本を見せているのに、恨めしそうにながめる子どもたちに一様に「あんなことしちゃダメよ。」とさとす母たちの姿がありました。

 幼児用ブランコは安定するのでお気に入りの子たちもいます。Maちゃん、抜け出す方法を習得しいや。


 砂遊び大好きのMaくん、お迎えの時も砂あそびで使うプラスチック製の型ハメ3個を探し出して大事に持っていました。公園といえば、型ハメをしっかり手にし「目当て」をもって公園に行けるMaくんです。この日はスタッフのSさんががお気に入りで、私らが誘っても行こうとせず、Sさんの手を引っ張って誘うMaくんでした。熱い視線を投げかけられたSさんの顔が赤くなってほころんでいました。


 楽しい、ゆかいな連休最後のゴールデンデイでした。