大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

大阪国際女子マラソン

2012年01月29日 | ノンジャンル
 昨日は障害者運動の全国組織である障全協の近畿ブロック学習交流集会でした。自立支援法廃止とそれにかわる新しい総合福祉法をめぐる情勢やこの四月から変わる障害乳幼児・児童分野の新しい制度のしくみや問題点など最新情勢を学びました。2日の守る会ぽぽろ支部学習会でも報告しますね。

 会場が天満橋のエルおおさかというところで、沿道は大阪国際女子マラソンコース沿いで、会議室がまた道路側の二階で全面ガラス窓という絶好の位置にありました。会議も30分中断してマラソン見物することになりラッキーな一日となりました。しかし、速い先頭集団はあっという間に通りすぎていきました。一度は観に行きたいと思っていたマラソンでしたが、やっぱり視るならテレビ観戦やなぁと思いました。



第4回ぽぽろスクエア体験会

2012年01月28日 | 専攻科・学ぶ作業所
 第4回ぽぽろスクエア体験会がありました。
 今回は一番多い参加者と見学者でした。
 第1日目のリアルな様子はブログ「ぽぽろスクエア」を是非ご覧ください。


 第2日目のダンスは大盛り上がりだったとか。私は市内の作業所に出張のため参加できず、残念でたまりませんでした。きっと、明日あたりにアップされるでしょう。

 今日は午後11時半~11時45分の「KBS京都」の専攻科・学ぶ作業所特集でぽぽろスクエアに看板をかける様子がちょこっと放映されたとか…。京都を中心に紹介されたようです。

 相変わらず忙しい日々を送っています。

 今日は午前中は11年前まで25年間勤めていた茨木支援学校に行ってきました。PTAと「ぶらんこの会」共催の卒後の諸制度(特に年金)についての学習会でした。先日の守る会ぽぽろ支部の年金学習会がとても役に立ちました。しかし、一方で質問されて答えられないものもあり、学習意欲がモリモリと湧きあがってきました。お世話になりました。

 さて、ぽぽろの一時(今年4月~8月予定)引っ越し先もやっと決まりそうです。
 今日は消防署に出す「防火対象物使用開始届出書」というのができあがり、これさえ通ればすぐに大阪府に変更申請をします。
 利用者の皆さんへの説明会は2月20日(月)の午前10時半~12時のぽぽろを会場に行う予定です。決まり次第お知らせします。この場で、今お借りしている「おおさかパルコープ鶴見集会所」の建て替え後のプランや子育て支援教室・講座・学習会などの計画や様々な「会」のご報告と今後に向けての調整、そして「ぽぽろスクエア」(開所記念「青年のつどい」など)についてもご報告し、皆さんのご意見もお聞きしたいと思っています。ご予定いただければ幸いです。


21日午後~スペシャルな土曜日

2012年01月27日 | 児童デイサービス
21日午後の学童。
いつもお弁当を食べたら公園に行くんですが、この日は雨の予報rain
一応、相撲大会の予定をしていましたが、朝のスタッフの打ち合わせ前に、Uさんより「ねずみばあさんスペシャルで出演してもいいよ!」とのありがたいお言葉をいただきました!やったーmeromero2
まだ足の骨折のあとが痛そうな時もあるし大丈夫なのか・・・、前日の親子療育でも迫力のあるねずみばあさんでしんどそうだったし・・・と少し悩みましたが、大学一回生のバイトの方がまだ本家本元は見ていない!(最近はバイトの男性陣ががんばってくれています)これはせっかくの機会だ!とお願いしました。

「ねずみばあさんスペシャル」の写真です。
Saちゃんが楽しそうに逃げていますね~。
牛乳パックハウスを組み立て、ネズミばあさんと追いかけっこです。
久しぶりのUさんのねずみばあさんは、迫力があったし、やっぱりこのぐらい走らないと子どもたちは満足しないんだなぁと改めて思いました。


ねずみばあさんだけで子どもも大人も汗だくです。
そこに相撲大会です。相撲はバイトの男性にお願いしていましたが、
Uさんが「すもうスペシャルや!」とまたまた登場いただきました。

すごい!大東3人組が向かっていきます。


おっと!Yoくんが加わって大東4人組だ!


Keちゃんはまだまだ正面から向かい合うのが苦手です。おしりを勢いよく押していますね~、押されたUさんは一回転してました、すごすぎる…。



選手交代。長年バイトでがんばってもらっているMaくんです。
ここでUさんが子どもたちに呼びかけました。
「みんなでMaくんを唐キぞ~!エイ、エイ、オー!」
子どもも一丸となって向かっていきます。
「まだまだ!唐黷驍ネよー!もっと踏ん張って!」とUさんの直接指導です。

Hiちゃんも押しまくりです。いつも学校でがんばってるもんね、毎日ぽぽろに通っていますが、最近ストレスがたまっているようで、スタッフにいっぱい話してくれます。


Moちゃんも向かっていってます。最初は「押したら、Maくんがかわいそうやん」と言ってましたが、「その黄金の左手でやっておいでよ!」の誘いがあり、うれしそうに土俵に立ちました。


すもう大会も大盛り上がりです。
「みんなで一斉にMaくんを唐キぞ~、エイエイオ~!」と参加できなかった子どもも誘って、一緒に向かっていきました。


雨の土曜日でしたが、Uさんに協力いただき「スペシャルな土曜日」となりました。
元祖ねずみばあさんやUさん主導による相撲で遊べて、子どももスタッフも本当に楽しかったですねー。これからも、時々ご指導お願いしますwink

21日土曜日 午前の部

2012年01月25日 | 児童デイサービス
21日の土曜日。
この日の午前中は、Moさん、Taさんの「音楽遊び」からはじまりました。
毎月1回の、子どももスタッフもみんなが楽しみにしている取り組みです。
いつもありがとうございます。

「ハッピーソング」の歌の時、一人ひとり名前を呼ばれた子どもが一周走るんですが、
この日は16人の子どもが来所!
一度呼ばれた子どもも一緒にぐるぐる走り回り、子どもの渦ができました。


大きく「あー!」小さく「あー」と声を出す遊びの場面。
いつもプレイルームに響くぐらいの大きな声で大好きなスタッフを呼ぶKaくん。
上手に大きい声、小さい声を出してました。

お立ち台にのぼって大きい「あー」小さい「あー」
みんなの前で得意そうなTaちゃん。

あっ!すごい!Yoちゃんがお立ち台の上にあがった!
あんまり前に出ないYoちゃんですが、
自分もやりたい!という気持ちが前面に出ててうれしかったなぁ。


お次は「こすれ~こすれ~!」の遊び。スタッフが自分のまわりにいっぱい来て、みんなうれしそうですねぇ。



これは音楽に合わせて好きな楽器をならす場面です。Haくんはこの豚のベル?が気にいった様子。楽器にこんなに熱心になったHaくんはあんまり見ないのでみんなですごいね~と言いあいました。


茨木わたぼうしの会

2012年01月23日 | 児童デイサービス
 今日(もう昨日になりましたが)は茨木市にある「ほづみ保育園」(穂積福祉会)というところで「『気になる子どもが気になる』現代の子育て状況」と題する滋賀大キッズカレッジの窪島務先生のお話がありました。主催は「茨木わたぼうしの会」です。何と保育園のホールは160名の参加者で埋まり、保育希望者も80名、その保育スタッフが20名というスゴイとりくみになりました。「会」のメンバーは下は5歳から上は15歳までの発達障害の子どもさんのお母さんがた10名ほど。そこの系列保育園の卒園生と在園生です。系列3園の園長さんや保育士さんたちの全面的なバックアップがあったればこそですが、お母ちゃんたちのエネルギーはどこでもすごい!と感じるこの頃です。
 出された感想文も95枚ですから、参加者がいかに熱心で先生のお話も参加者の関心とかみ合って分かりやすかったかということの証しでもあります。窪島先生の教師向けの話はさすがに難しいといつも感じるのですが、一般の子育てに悩みを抱えるお母さん向けの話は今日の子どもたちの育ちの現実と子育ての悩みに即して分かりやすく、「支援者」の立場からしてもストンと腹に落ちるお話ばかりでした。

 終わってからお弁当を食べながら、窪島先生を囲んで約1時間半「会」メンバーと懇談。質問や意見一つ一つをじっくり聞いて、丁寧に的確に答えられていて「相談支援」の参考になりました。「会」の立ち上げにはぽぽろから相談員で退職スタッフのFさんと私も何度か夜の懇談会に足を運び、お手伝いさせていただきました。「守る会」でいつも言わせていただいていることなのですが、「会」をつくったら「私だけではないんや」と悩みを共有できて気持ちも楽になるし、かしこくなるし、元気になるよって話して出発しましたが、半年後にこういうとりくみができるなんて思ってもいませんでした。

 その後の窪島先生とぽぽろ(スタッフのTさんも一緒)との懇談も約2時間弱に及び、発達障害分野の学習支援や発達支援のあり方、実践と研究・運動の継承などの問題意識もまったく共通で、事業連携に関わる今後のぽぽろへの期待も大きく、励まされる話でした。最後は核になる人間をどう育てるかに尽きる話となりました。人材確保・育成は資金の確保と合わせて正念場です。
 「会」のお母さんたちとわが子も育てていただいた保育園の先生方、何よりも窪島先生、ありがとうございました。いきなり昨日保育要員が足りない!と頼んだら、快く来てくれたバイトのYさん、ありがとう。


 窪島先生のお話を聞きながら、昨日の学童で撮った写真のRiくんを思い出しました。
 ぽぽろでも口をすっぱくして言っていることですが「集団に入れない子」は集団が決して嫌いではなく、むしろ切に入りたいと願っている。「入りたいけど入れない」という葛藤を抱えた姿で、「周辺参加」と呼ぼうと。「時間はかかるけど確実に入ってくるので無理はしない、ゆとりを持って、たとえ5時間の内の5分であってもそれがその子の精一杯の姿、それでいい…。隅っこにいて、或いは居場所を保障しながら時々入ってくる、それでいい。」という話のところで、昨日のMoちゃんの相撲大会最後の最後の出場や「ねずみばあさん」と1分対決のRiくんに思いをはせました。

 そして、同じ一昨日の学童のこと。
 これはまったく予期せずして起こった感動的なシーンです。

 初めて(少なくともぽぽろでは)スケーターに乗るRiくんの姿です。

 プレールームに入れない彼のためにこの廊下にこの日も私は畳とホットカーペットを出しました。彼の居場所です。時々廊下に出てあそぶ子もいます。この日もMaちゃんがスケーターを乗り回していました。できるようになったことが嬉しくてなりません。
 おそらく、まったく関心のなさそうに見えたRiくんも心の底で乗ってみたい!と思っていたのでしょうね。横目でチラチラ見ていたのでしょうか?それとも背中で見て葛藤していたのでしょうか?
 Maちゃんの後ろについてやりだしました。はじめは「へたくそ」でしたがすぐに覚えてスイスイとやりだしたのには驚きました!Maちゃんありがとう。こういうことは見ていない(人目を気にしない環境の)ときにこそ起きるのですよね。あわてて携帯を取りに行きシャッターを切りました!

 Riくん、おめでとう!