かくれて咲く花

~凛として~

おべんとうも、秋めいて

2011-10-12 21:21:04 | Weblog


10月に入って、朝夕めっきり涼しくなりました
なんやらかんやらでブログの更新に手が回らぬ日々でしたが、秋の味覚を楽しみながら(絶賛マロンフェア開催中)、私は毎日元気です

先日、「おべんとう、見てるで~」と、久方ぶりにお会いしたMさんに言われ、恥ずかしくて穴があったら入りたくなったでもこの「うめ」ブログを書くことを後押ししてくださった方が「見てくれている」ことは、やはり私にとって力になる。トマトのリコピン→抗酸化作用で盛り上がったり、昨今の情勢を語り合ったりして、「ミニトマト研究会」が立ち上がることになった模様。先日の台風で、母が「このあと野菜の値段が上がるわ」と予言していたとおり、トマトも白菜も高くなった。でも長野や北海道産の野菜が多く出ているので、少々高くても食材が手に入ることが喜ばしい。まあトマトもブロッコリーも、台風が来る前から結構なお値段だったけど。私が人生でいちばん大切にしているのは食べること(言い切った!!)。結果的に、このエンゲル係数の高さには、いやはやですが

小さい頃から「人は人、自分は自分」の教育が行き届き、他人のおべんとうなんか気にしたことなかったけど、自分でおべんとうを作ってちょこちょことブログに記録を残していると、世の中にはこんなにたくさんの人が自分のお弁当や日々の食事についてブログやなんやらで情報を発信しているのは非常に参考になる一方、自分が食べているものを公開することは、“what you eat, what you are”ということから考えると、文章を書く以上に自分の姿を晒しているような気がして大変気恥ずかしい思いは拭い去れない。自分の記録用にとおもってのせているつもりだけど、毎日あんまり代わり映えのしない自分のおべんとうが、自分が食べるぶんにはいいけど、やっぱり人に見せるもんじゃないなあとの思いを深めてしまう。特にすごく手の込んだ、でもきっと手際よく作っておられるんだろうな、と思うお弁当に出会ったりすると。先日、お使いに行ったとき、お昼時だったので応対してくれた方が机のうえでお弁当を広げておられて、不躾ながら思わず目をやると、和食中心のおかずが何種類も美しく盛りつけられた、すごく素敵なものだった。あんなのを私が作ろうと思ったら、4時半くらいに起きないと無理だろうなと思いつつ、戻ってきて自分のおべんとうを広げて、さっき見たんとはえらい違うなあ・・・という気持ちに。

     

とはいえ、そんな気分を吹き飛ばしてありあまるトマト味噌の実力!!野菜はお茄子、玉ねぎ、エリンギだったかな(→すぐ書いてしまわんと忘れてしまう人)。これをMちゃんから頂いた茅乃屋のケチャップを少々加えてトマ味噌で炒めただけで、ああ、なんという美味しさ私の料理の腕がいいのではなくて、調味料の力ではあるのですが、やっぱり自分でつくったのがいちばんおいしいなあとしみじみ。その日の朝、冷蔵庫にある食材と自分の気分に合わせてつくってきたものは、そのとき自分が食べたいものだから、どれだけ見た目も素晴らしくて美味しいお弁当であっても、やはり人が作ったものだから、「おいしいものを頂けて幸せ」という満足感はあっても、「今日はこれが食べたくてつくってきて、それが美味しくできていた喜びと幸せ」とは違うもの。

トマ味噌はいたく気に入って、翌日もこの味付けで。

     

豚肉、ズッキーニ、玉ねぎをトマ味噌&ケチャップで。ちょっとピリ辛だけど、ドライトマトが入っていて本当にスバラシイ。これから寒くなってくると、トマ味噌仕立てのお鍋にして登場する回数が増える予感。コチュジャンなんかは私には刺激的すぎるので、とってもいいものに出会えて嬉しい(こちらにて発見)。またこのケチャップが素晴らしく美味しいので(Mちゃんほんとにありがとう)、お気に入りの一品が一気にグレードアップしたのがこちら。

     

一見ドライカレーなのですが、ご飯の上は茄子と豚ひき肉のケチャップ炒め。つくりかたは至って簡単で、お茄子を半月ありは乱切りにして、水にさらしておく。オリーブオイルでみじん切りにした玉ねぎを炒め、こまかく刻んだピーマン、お茄子を加えて塩こしょうして炒める。お水を少々(50ccくらい)入れて、顆粒のコンソメをちょいと入れて、ケチャップをガバッと加えて水分が飛ぶまでぐつぐつと煮込む。あれば赤ワインをちょっと入れてもいいです。一瞬「わー、お水入れすぎたかな」と焦っても、しばらくコトコトしている間にちょうどいい塩梅になります。仕上げにドライパセリをパラパラと。写真ではわかりにくいですがピーマンの緑が彩りよく、ケチャップが素晴らしいのでこれまで作ったなかでも最高の出来栄えで、自分で作ったものながらひと口ひと口、「ああ、おいしい」といちいち感激しながらのランチタイムでした。もちろんご飯との間には溶けるチーズを忍ばせて。ドライカレー同様、パンに合わせてもso goodお子ちゃま向けの甘めな仕上がりですが、お茄子が入荷すると必ず作らずにはいられない、大好きなメニューです。

秋といえば秋鮭ということで、

     

たしかピーマンとエリンギと一緒にバターで蒸し焼きにしたはず(→既に記憶があいまいな人)。塩鮭もいいですが、バターも合うなあ。大切なお友達のお母さんに頂いた栗の甘露煮がこれまた素晴らしく、デザートは種なしの巨峰もプラス。秋の味覚満喫で、「ああ、今日もおいしかった」とご満悦なのでした


反省:つくったらメモしておくとか、早めに上げていかないと、脳のメモリはすぐ容量不足になってしまう。