ルノーが、日産と統合するだけでなくイタリアのフィアット、アメリカのクライスラーの合併会社FCA(フィアット・クライスラー・オートモービル)も買収も狙うという。FCAは年商15兆円もの規模で、そうなるとルノー・日産・ファイアットは、世界の群を抜いた自動車会社になる。
フランスの自動車メーカー、ルノーは日産自動車との合併協議を12カ月以内に再開することを目指す。さらに、より巨大な自動車グループを築くため、フィアット・クライスラー・オートモービルズなどの買収を模索する。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が27日報じた。
ルノーのジャンドミニク・スナール会長をトップとする新たな「アライアンスオペレーティングボード」が発足したことで、ルノー・日産が合併に向けて進展できるとの自信が深まったと、両社の計画について知る複数の関係者の話を基にFT紙が報じた。
また、ルノー・日産・三菱自動車の3社連合は早ければ2019年終盤に、新戦略を発表する方針で、22年までに販売台数を1400万台とする目標は撤回される見込みだと、FT紙がアライアンスの幹部1人を引用して伝えた。22年までに経費を合わせて100億ユーロ(約1兆2450億円)節減するシナジー目標は棚上げされるという。両社の取締役会の再編は計画に含まれている。
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