先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

科学技術後進国、日本 II AI(生成AI編)

2023年03月06日 08時36分41秒 | 日記

アメリカのソフトウエアハウス、OpenAIが、生成ソフトChatGPTを、携えて、登場し、」アメリカのマイクロソフトが1兆円で買収した。日本でも昨年、秋に、公開して以来、日本でも、文章作成、プログラム作成、音楽作曲、物の設計を行える、生成AIなるものが、注目を浴びている。

この生成AIは、英語では、ジェネレーティブAIと呼ばれ、「サンプルデータから成果物のデジタル表現を学習し、独創的かつ現実的な新しい成果物を生成するAI」と定義している。

Bloombergによると、

ジェネレーティブAIは幅広い分野への応用が期待されている。ものづくりでは耐久性と軽量化を両立させる設計、化学分野では新素材や新薬の開発、IT分野ではコードの生成やアプリの操作画面の設計などへの応用が期待できる。ガートナーの予測では2025年までに、社会全体で生成されるデータのうちジェネレーティブAIによるものは現在の1%未満から10%に増える。さらに2027年までにメーカーの30%が製品開発の効率を上げるためにジェネレーティブAIを使い、先進創薬企業の50%が2025年までにジェネレーティブAIを使用すると予想されるという。そして、アメリカのベンチャー魏業のAIソフト会社に対する投資額は以下の様だという。

日本でも、生成AIを手掛けるベンチャーは多少はあるが、数十人年分の開発費、1億円もあれば、賄えるが、それを調達することは至難の業。それがアメリカでは1000倍も楽。

基礎技術への投資を全く行っていない、日本、ますます世界から取り残されてゆく!


科学技術後進国、日本 I 半導体

2023年03月06日 07時55分55秒 | 日記

先月解された、2023年2月19~23日にかけて、米カリフォルニア州サンフランシスコで「ISSCC 2023」で、最先端の半導体IC関連技術が発表された。その結果を日本支部がまとめており、それが各雑誌で報告されている。

 ISSCC 2023は、4件の基調講演、34件のテクニカルセッション(8件の招待講演を含む)、6つのスペシャルイブニングイベント、チュートリアルセッション、デモセッションなどで構成される。基調講演には、AMDのCEOを務めるLisa Su氏、imec エグゼクティブバイスプレジデント兼CSO(Chief Strategy Officer)のJo De Boeck氏、Ericssonのシニアバイスプレジデント兼CTO(最高技術責任者)のErik Ekudden氏、東京工業大学(東工大)名誉教授でテックイデア代表取締役を務める松澤昭氏などが登壇する半導体の権威ある学会。その学会で今年採用された各国の論文bン数は以下の通り。

半導体の国際学会「ISSCC」での論文数