AFPが、中国中車の「時速600キロ磁気浮上式リニア開発プロジェクト」を紹介していた。まだ、実際に走行させているのではなく、車体展示のみであるが、日本のリニア新幹線、最高時速500キロ次世代の「夢の超特急」、2027年に東京(品川)―名古屋間が開業し、45年には大阪まで延びる予定と言うが、中国に先を越されてしまわないよう願いたいもの。。

 

中国のリニア車両

【12月13日 Xinhua News】中国浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)で6~8日に開かれた「国際スマート交通産業博覧会・未来交通大会」で、中国の鉄道車両最大手、中国中車(CRRC)が開発した高速磁気浮上式リニアモーターカーのサンプル車両がお目見えした。ブルーとグレーのツートンカラーに塗装された同車両の最高時速は600キロと磁気浮上式リニア分野における中国の最新の技術的突破を代表している。

 2016年7日に始まった中国中車の「時速600キロ磁気浮上式リニア開発プロジェクト」は、同社の企画の下で同社傘下の中車青島四方機車車両が実施を担い、30余りの企業と大学、研究機関が共同で難関に挑んだ。プロジェクトチームは3年近くの技術的攻略を経て、高速磁気浮上システムの中核技術の技術的な突破を達成。車両やけん引、運行管理通信など中核となる各サブシステムの開発でも重要な段階的成果を挙げ、5月23日に試験車がラインオフしていた。

 高速磁気浮上式リニアは新興の高速交通システムの一つとして高速性だけでなく高い輸送力や安全性、耐候性、定刻性、適応性、メンテナンス性などの長所を持つ。

 高速かつ加速や登坂(とさか)能力に優れた同車両は、長距離幹線交通で高速力を発揮するだけでなく、中短距離でも高い加速力と制動力を生かし都市の通勤を大幅に効率化することが見込まれる。(c)Xinhua News/AFPBB News

時速600キロのリニア試作車がラインオフ 中国・山東省