先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

TDK「スマホ電池」のシェアー圧倒的!

2018年09月09日 21時13分55秒 | 日記
TDKはアップルとサムソンのスマホにLi電池を供給しスマホ電池で圧倒的シェアーを確保しているとは!東洋経済がレポートしていた。サムソンのスマホ、火を不いいたことがあったが、それはサムソン自社製のLi電池であったという。
 
スマホもぼつぼつ飽和状態になると言われており、TDKも次に、ドローンやIoT機器装置などのLi電池を狙っているというが、TDKのスマホ電池部門は元は、ATLと言う香港の会社で2011年に買収している。其の前はATLはEV車用のバッテリーも製造していた。ATLのEV向け電池はその後、中国Contemporary Amperex Technology(CATL)として事業継続し2017年にはEV車電池でパナソニックを抜いている。TDKのATL部門のトップとCATLのトップは同僚だった故、TDKとしては新分野で、CATLと協業を狙っているという。この所、中国育ちの中国人の世界的な活躍が目立つ。
 
TDKの香港子会社「ATL」は、スマートフォンなど携帯電話向けリチウムイオン2次電池(右)で世界シェアトップ。米アップルの「iPhone」と韓国サムスン電子の「ギャラクシー」の両方に供給している(写真左から:Samsung、Apple、TDK)

米アップルの「iPhone」と韓国サムスン電子の「ギャラクシー」。世界2大スマートフォンの両方で主要電池サプライヤーである唯一のメーカーが、電子部品大手TDKの子会社、ATLだ。

ATLは、TDKが2005年に107億円で買収した香港企業だ。TDKの上釜健宏・前会長が中国に駐在していた際の部下である技術者が1999年にベンチャーとして立ち上げた。この部下が資金力や生産技術を頼ってTDK側にアプローチし、買収へとつながった。

2017年度は売上高3700億円、20%弱の営業利益率をたたき出した“ドル箱”事業で、利益はTDK全体の6割に上る。2018年度は4000億円の売上高を見込む。スマホなどの携帯電話向け電池市場では、2位の韓国サムスンSDIの2倍近い世界トップのシェアを握っている。

利益率でも群を抜くATLの優位性

収益性でも差は大きい。韓国LG化学の電池事業は、営業利益率が1%にも満たない。サムスンSDIと、村田製作所(2017年に旧ソニーの電池事業を買収)に至っては、いずれも営業赤字だ。ATLが巨額投資を要する車載用電池を手掛けていないことを加味しても、強さは明らかだ。

成長著しい中国のスマホメーカーはiPhoneを開発の指標にしており、ATLは彼らに供給する場合でも大きな仕様変更を必要としないのも強みだ。2大スマホメーカーや中国勢を顧客に取り込んだATLは同じ仕様の電池を大量生産し、材料購買や生産でも規模のメリットが生きている。


PCのマイクからディスプレー情報を盗みとれる!?

2018年09月09日 11時22分33秒 | 日記

PCのカメラから室内の英御像を盗み取るのはハッキングソフトを忍ばせればできる話だが、PCのマイクからPC画面情報を盗みとれる技術をイスラエルの意テルアビブ大学が開発したという。ハッキング技術は止まることがなさそう。


しかし、マイクを用いたハッキングのほうが、より危険度が高いことが判明した。「Synesthesia」と名づけられた新たなハッキング手法を用いれば、マイクでパソコンの画面をまるごと盗み見できる。この事実は、テルアビブ大学が主導した研究により明らかになった。

一体どうやってマイクで拾った音から、画面を盗み見できるのだろう──。これを可能にするのがコイル鳴き(coil whine)という現象で、電気部品が発する高音をこう呼んでいる。ブラウン管のテレビではコイル鳴きはよくある事だったが、現代のハイテクな液晶ディスプレイでもこの現象は起こるのだ。

パソコンのマイクでも、コイル鳴きの聞き取りが可能なことを研究チームが発見した。テック系メディア「Ars Technica」によると、取得した音声データからディスプレイ上のピクセルの輝度が解析できるという。さらに、機械学習アルゴリズムを用いた解析を行なうと、画面に表示されているウェブサイトを96.5%の正解率で当てることができたという。

コンピューター上のアクティビティを盗み見するならもっと簡単な手口があるため、ハッカーがこの新たな手法をすぐに使い始める確率は低い。しかし、将来的には起こり得る脅威だ。

家庭や企業でネットに接続されたデバイスが増えれば増えるほど、サイバー犯罪者にとっては魅力的な手口が増加することになる。

 

トラックの自動運転技術

2018年09月09日 11時04分32秒 | 日記

トラックの自動運転技術をアメリカのベンチャーが開発したという。アメリカの創造性、日本は中々追いつかない。人口が3倍あるだけでなく、学生数も多いし、世界中から割れと思うやつが集まってくる。このTuSimple社、共同創業者は上海交通大学出身者でカルフォルニア工科大学で博士号をとっているという。

米国の「TuSimple」で、高速道路上で最大1キロ先までを見通せるコンピュータビジョンテクノロジーを発表した。下の図のように中朝距離を見渡せる2つのカメラと、200m以内を見渡せるセンサーの3段階からなる。


「高速道路上で完全自動運転を行なう大型トラックに適用可能なセンサーは、これまで開発されてこなかった。1キロ先まで見通せるセンサーを開発した企業は、当社以外にない」

TuSimpleはサンディエゴに米国本社を置き、プロダクト開発及びテスト拠点をアリゾナ州ツーソンに設置している。同社は長距離トラックに特化した自動運転技術の開発を進めている。

共同創業者のXiaodi Houは中国生まれで2008年に上海交通大学でコンピュータサイエンスの学士を取得。2014年にカリフォルニア工科大学でPh.Dを取得している。創業3年のTuSimpleは、既に米国において匿名のクライアントから一定の売上をあげているというが「現時点ではさほど大きな金額ではない」とPriceは述べた。

<iframe class="teads-resize" style="height: 0px !important; width: 100% !important; margin: 0px; min-height: 0px !important; display: block !important; border-image: none; padding: 0px !important;"></iframe>TuSimpleがこれまで調達した資金は8300万ドル(約92億円)に及び、出資元にはエヌビディアも名を連ねている。

自動運転トラック分野では8月に元グーグル社員が設立した「Kodiak」が、8000万ドルのシリーズA資金を調達したことも注目を集めた。

 

米国は2044年までに白人社会でなくなる!

2018年09月09日 03時14分48秒 | 日記

NationalGeographyがアメリカは現在の白人主流社会から、ヒスパニック社会になると報じていた。

米国の国勢調査局の予測では、2044年までに非ヒスパニック系白人が人口に占める割合は50%を割る。米国の人種間の関係と白人の地位が変わるのはほぼ確実だ。

 米国では長年、人種について考えることは白人以外の人々の地位や苦境に目を向けることを意味していた。米国社会は基本的に白人社会であり、ほかの人種・民族グループは社会の周辺に押しやられた人々で、人種問題は彼らが直面する問題だと考えられていたのだ。ところがオバマ前大統領からトランプ現大統領の時代にかけての最近10年ほどで状況が変わり、白人の立場の問題が注目されるようになってきた。

「数で負けている」

 米国ペンシルベニア州東部のヘイズルトンは、斜陽の町だった。炭鉱が相次いで閉鎖され、工場の雇用がなくなり、人口は減る一方。しかし、町の経済が落ち込んでも、毎年秋に行われる恒例の祭りでは、目抜き通りに住民たちが繰り出していた。

 祭りのパレードに長年欠かさず参加していたという53歳のサリー・イエールが、祭りの話に目を輝かせた。町を出たかつての住民たちも戻ってきて沿道を埋め、パレードに喝采を送る。「それに食べ物」とイエールはうっとりした表情を見せた。イタリア・シチリア島の伝統菓子カンノーリや東欧料理のピエロギ、ソーセージ。かつてこの地に移り住んだヨーロッパの人々が持ち込んだ味だ。

 しかし、祭りは一変した。イエールに言わせれば、今の祭りは怖くて、とても参加する気になれない。ぶしつけな言い方をすれば、褐色の肌をした人たちの祭りになったという。「公共のイベントに行くと、数で負けていることを痛感させられるわ。それでも行く気になる?」

 イエールの場合、答えはノーだ。

 数で負けている――この町の白人住民と話していると、何度も耳にする表現だ。病院の待合室はヒスパニック(中南米系の人々)が大多数。スーパーマーケットに買い物に行けば、レジ係がスペイン語で陽気におしゃべりしている。

「笑い事じゃないんです」

 傾いていた町を活気づけたのはヒスパニックの流入だった。2000年にはヘイズルトンの人口2万3399人の95%が非ヒスパニック系白人で、ヒスパニックは5%足らずだったが、2016年までにはヒスパニックが人口の52%を占める多数派になり、白人の割合は44%に減った。

「冗談めかして『今やこっちがマイノリティー(少数派)だね』と言っていますよ」と話すのはバーテンダーのボブ・サッコだ。彼が働くバー「A&Lラウンジ」がある通りには、ヒスパニックが経営する店舗が軒を連ねる。「彼らが町を乗っ取ってしまった。私らは冗談にして笑っていますが、本当は笑い事じゃないんです」

 ヘイズルトンで起きていることは、白人が多数派の地位を失う将来の米国の縮図なのである。