バイオ燃料

2018-02-02 14:30:17 | 日記


 バイオマス(再生可能な生物由来の有機性資源)から作る燃料のこと。代表的なものとしては、薪、木炭、ごみ固形燃料(RDF)、木質ペレット、バイオエタノール、バイオガス、バイオディーゼル燃料(BDF)などがある。
 理論的には大気中のCO2を取り込んだ植物から作り、これを燃焼させてCO2として排出するので石油や石炭と違い大気中のCO2濃度を増加させない燃料として、地球温暖化対策に有力といわれている。しかしながら、厳密には、製造プラントの建設や運転、輸送の過程でCO2が排出され、また、生産農地を確保するために森林を伐採することになればさらに地球温暖化対策にマイナスとなるため、広い視野で比較評価すべきとの指摘もある。また、トウモロコシや小麦などの食料・飼料を原料とする場合には、その需給のバランスが崩れると価格が大幅に変動し世界的な食糧問題に発展していくことにも留意する必要がある。


アイドリングストップ

2018-02-02 14:29:15 | 日記
信号待ち、荷物の上げ下ろし、短時間の買い物などの駐停車の時に、自動車のエンジンを停止させること。そうした行動を推奨する運動をさす概念としても用いられる。エネルギー使用の低減、大気汚染物質や温室効果ガスの排出抑制を主たる目的とし、アイドリングストップ運動という場合もある。
世界各地で行われており、スイス、ドイツ、スウェーデンなどの国、アメリカのニューヨーク市などにおいて、法令による規制が実施されている。日本では、1996年に環境省が提唱し、翌年4月に発足した「アイドリング・ストップ運動推進会議」により草の根の国民運動として進めてきた。
燃料費の節減にもつながることから、会社全体で取り組む例や、地方自治体で条例により不必要なアイドリングの禁止を謳う例(兵庫県)も見られる。
また、信号での停止時に、ギアをニュートラル位置に切り替えるなどメインスイッチを切らなくてもエンジンを停止できる装置も開発され、大都市の路線バスを中心に普及が進みつつある。
エコドライブ運動の主要項目であるが、夏季のカーエアコン使用時のアイドリングは停止しにくい。

有機リン系殺虫剤

2018-02-02 14:27:54 | 日記
リン酸、ホスホン酸、ホスフィン酸のエステルまたはアミド構造をもつ農薬(殺虫剤)の化合物群。パラチオン、DEP、ダイアジノンなどの殺虫剤がこれにあたる。
有機リン系殺虫剤の作用機序はコリンエステラーゼ阻害作用である。パラチオンやメチルパラチオンなどは害虫に対して優れた殺虫効果を示すが、一方で人に対する急性毒性も強いことから中毒事故を引き起こした。
このため、今日では、パラチオン、メチルパラチオなどの急性毒性の強い殺虫剤は大部分使用が禁止されている。