日照権

2018-02-18 09:55:15 | 日記
日照を受けて快適な生活を享受する権利という意味である。日本国憲法の第13条(幸福追求権)や第25条(生存権)を根拠として提唱されている環境権の一種である。
都市域においては、高層建造物が建設されることに伴い、その周辺の低層住宅において日照が妨害されるという問題が度々発生している。
1970年の建築基準法(昭和25年法律第201号・国土交通省所管)の改正により、建築物の高さ制限(北側斜線規制)が設けられ、さらに、1976年には同法律の改正により日影規制が設けられた。日照を巡る裁判においては、受忍限度を越える場合には、日照権に対する侵害に対して損害賠償や差止請求等の救済が与えられる。

建設廃棄物

2018-02-18 09:44:59 | 日記
建設工事に伴う副次的に得られる建設副産物から建設発生土やそのまま原材料として利用できる再生資源を除いたもの。
工作物の建設工事や解体工事に伴って発生する各種廃棄物の総称。2002年度は、8,300万トンで、産業廃棄物の20%強を占める。コンクリート塊、アスファルトコンクリート塊、建設発生木材、建設汚泥、建設混合廃棄物などが主たる内容である。
その他には、飛散性アスベスト廃棄物、廃PCB(旧式蛍光灯安定器)、引火性廃油などの特別管理産業廃棄物があり、現場事務所で発生する生ごみや廃食品容器包装、新聞雑誌などの雑芥やそれらの焼却残渣も含まれる。
建設廃棄物は、産業廃棄物のうち、最終処分量で約30%、不法投棄量で約60%を占める。2003年度には、岐阜市において約50万トンの建設廃棄物の不法投棄が明るみに出たために、不法投棄の約92%を占めた。
建設リサイクル法(2000)は、建設廃棄物(同法では「建設資材廃棄物」と定義している)のリサイクルを促進するために、一定規模以上の建設工事の発注・受注者に分別解体、再資源化等を義務づけている。


アルコール混合ガソリン

2018-02-18 09:43:05 | 日記
メタノール(メチルアルコール)、エタノール(エチルアルコール)などのアルコールをガソリンに一定比率で混合させた燃料。
まずメタノールについては、アメリカでは代替燃料自動車としてM85(メタノール85%、ガソリン15%)が利用されてきたが、現在では新車の生産は中止されている。日本では、低公害車のひとつとしてM100(メタノール100%)の形で貨物自動車を中心に普及が進められているが、インジェクターや点火プラグ/グロープラグの耐久性の向上、低温始動性の確保、始動時のアルデヒドの低減などいくつもの課題をかかえている。
一方、エタノールについては、アメリカでは1980年代からE10(エタノール10%、ガソリン90%)が普及している。当初は大気汚染対策(冬場のCO)が主眼であったが、バイオエタノールを利用することによる地球温暖化対策としての効果にも注目が集まっている。日本では、近年地球温暖化対策としての導入が検討されており、当面E3(エタノール3%、ガソリン97%)の実用に向けて準備がすすめられている。