ペットボトル

2016-09-30 16:58:41 | 日記
ポリエチレン・テレフタレート(PET)を原料に成型されたプラスチック製容器。清涼飲料、調味料などの使い捨て容器として広く使用されている。
日本での生産は1977年に始まるが、1990年代に入ると、軽く透明で割れにくく使い勝手が良い、リキャップが自由で衛生的など、他の容器にはない魅力が受け入れられて急速に需要が伸びた。
ほとんどの自治体では、それまで不燃ごみとして埋め立てていたが、容積比が大きく収集・埋立コストが膨大化するため、再生利用による減量が課題となり、容器包装リサイクル法(1995)が制定された。
2004年度、容リ法による収集量は238千トン、回収率46.4%、参加市町村数2,796。
再製品市場は、繊維・シート・ボトル・成形品等である。
なお、容リ法の対象とならない事業系の発生物は、産廃としての取り扱いを受ける。

風力発電

2016-09-30 16:53:33 | 日記
風力で風車を回し、その回転運動を発電機に伝えて電気を起こすシステム。回転軸が水平のプロペラ型と垂直のダリウス型等がある。風力エネルギーは無尽蔵でクリーンだが、気象によって変化が大きいため、他の電力との併用が必要。
欧米では、風通しのいい場所に多数の風力発電装置を並べる「ウインド・ファーム」方式と呼ばれる大規模なものが多いが、日本では、山岳地の山小屋に設置された小規模なものから、1基単独のもの、大規模な発電システムとして設置されたものまで、態様は様々(2002年度末現在で、小規模なものを除いて576基、発電量46.3万kw)。地球温暖化対策推進大綱(1992年3月)では、2010年までに、300万kWの風力発電導入を見込んでいる。
国産のクリーンということで温暖化対策等には効果があるものの、一方で、景観や野鳥など野生生物への影響、また、騒音などの問題があるため、自然公園内での設置をめぐって議論が分かれたが、環境省は、国立・国定公園特別地域内での風力発電施設の設置審査基準を示す自然公園法施行規則の改正を行い(2004年4月)、次のようにその取り扱いを明らかにした。

有機性汚泥

2016-09-30 16:44:41 | 日記
有機性汚泥は、活性汚泥法による処理後の汚泥、パルプ廃液から生ずる汚泥、動植物性原料を使用する各種製造業の廃水処理後に生ずる汚泥(動植物性残渣)、ビルピット汚泥など有機物を含む汚泥である。
大別して、粒子状汚泥と溶解性汚泥の2つがあり、前者はメタン醗酵しやすく、粒子状有機物の凝集沈殿を促進させる。後者は、溶解性有機物を生物処理して肥料にするのに適している。
下水・製紙などの有機性汚泥は、濾過・脱水後、乾燥してスポンジ状のケーキにし、焼却する場合が多い。一般に、有機性汚泥は、脱水を十分に行えば、そのまま燃料として利用できる。脱水ケーキを油で揚げて燃料にする技術、脱水汚泥と廃プラスチック・古紙との混合燃料(RDF)も検討されている。