ラニーニャ現象

2015-10-31 10:25:38 | 日記


 太平洋赤道域の中央部(日付変更線付近)から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて低い状態が続く現象。逆に、海面水温が平年より高い状態が続く場合、エルニーニョ現象と呼ばれる。スペイン語で「神の子」を意味する(ラニーニャは女性形)。太平洋全域の海水温分布が変化し、これが気圧配置に影響を及ぼし、世界各地でさまざまな気候影響が現れることから、注目される。

建設廃棄物

2015-10-31 10:24:45 | 日記
建設工事に伴う副次的に得られる建設副産物から建設発生土やそのまま原材料として利用できる再生資源を除いたもの。
工作物の建設工事や解体工事に伴って発生する各種廃棄物の総称。2002年度は、8,300万トンで、産業廃棄物の20%強を占める。コンクリート塊、アスファルトコンクリート塊、建設発生木材、建設汚泥、建設混合廃棄物などが主たる内容である。
その他には、飛散性アスベスト廃棄物、廃PCB(旧式蛍光灯安定器)、引火性廃油などの特別管理産業廃棄物があり、現場事務所で発生する生ごみや廃食品容器包装、新聞雑誌などの雑芥やそれらの焼却残渣も含まれる。
建設廃棄物は、産業廃棄物のうち、最終処分量で約30%、不法投棄量で約60%を占める。2003年度には、岐阜市において約50万トンの建設廃棄物の不法投棄が明るみに出たために、不法投棄の約92%を占めた。
建設リサイクル法(2000)は、建設廃棄物(同法では「建設資材廃棄物」と定義している)のリサイクルを促進するために、一定規模以上の建設工事の発注・受注者に分別解体、再資源化等を義務づけている。

被食圧

2015-10-31 10:20:08 | 日記
動物が植物を食べる強度。動物に食べられる側の植物からの表現で、食べられることによる生育、生存への影響の強さを表現する場合に使われる。草食の動物は生きていくために植物を食べるが、通常、自然界では、動物の食べる量と食べられる植物の成長量(生産量)にバランスが保たれており、双方の生存が持続する。何らかの理由により動物の数が増え、植物の成長量を上回る量を食べるようになると(被食圧が高まると)植物の生育、生存に影響を与えることになる。外来種が定着した場合や、尾瀬の湿原や南アルプスの高山植物帯にシカが進出した場合のように、通常は分布していない地域に何らかの理由により動物が侵入した場合にも、被食圧が高まり植物の生育、生存に影響を与えることになる。