キラー海藻

2018-02-21 15:35:57 | 日記
海藻(緑藻)の仲間。イワヅタ類の一種であるイチイヅタの変異型。どんな基質にも生育でき、繁殖力が強く、また、毒性を持つのでこの海藻を食べる動物がいないため、他の海藻を駆逐しつつ急速に生育地を広げる。このため、海産生物の産卵・保育・生息の場である海藻を駆逐し、本来の海域生態系を破壊するので、「キラー海藻」とよばれている。
変異していない本来のイチイヅタは、沖縄以南から太平洋、カリブ海の熱帯・亜熱帯海域のサンゴ礁などに生育する海藻であったが、ヨーロッパの水族館などで飼育されている間に、低水温に耐性を持つとともに強力な繁殖力を持つ株(変異型)になって、水族館や熱帯魚販売店などを通じて広がり、やがて自然界に流失したものと考えられている。
地中海では1984年にわずか1平方mの変異型イチイヅタ群落が発見されたが、船の錨や漁船の網などに付着し分布を拡大したこともあって、2003年には13,000ha以上の分布域となったことが報告されており、北米、豪州でもその分布が確認されている。
日本においては、1992?93年に能登半島沿岸で一時的な繁茂が確認されたが、現在のところ、キラー海藻が定着しているとの報告はない。

脱水ケーキ

2018-02-21 15:34:33 | 日記
汚泥や水中混濁物質等を脱水機にかけて水分を除去した後に残った固形の物質。
下水汚泥やし尿消化汚泥等の汚泥は通常80?98%の含水率のため、真空またはプレス等で脱水し含水率を55?75%とする。なお、し尿消化汚泥のように濾水性の悪いものはあらかじめ消石灰を加えて脱水する。
脱水汚泥はその形状から、しばしばフィルターケーキ、脱水ケーキまたは単にケーキと呼ばれる。
脱水器としては、ベルトプレス脱水器、加圧脱水器、真空脱水器および絞り加圧脱水器および多段式加圧機能を付加したもの等がある。脱水性能の向上、ケーキの重量や体積の削減、焼却処分における焼却燃料の節減あるいは埋立処分費の低減になどが課題であり、このための技術の改良が行われている。脱水ケーキは主にセメントや肥料の原料、厚層基材吹付材料として再利用されている。

クールチョイス

2018-02-21 15:33:11 | 日記
 「COOL CHOICE」とは、2030年度の温室効果ガスの排出量を2013年度比で26%削減するという目標達成のために、日本の省エネ・低炭素型の製品・サービス・行動など、温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す国民運動のこと。政府は2015年6月、温室効果ガス削減目標達成に向け、政府だけでなく、事業者や国民が一致団結して「COOL CHOICE」を旗印に国民運動を展開すると発表した。
 例えば、エコカーの購入、エコ住宅の建築、エコ家電にするという「選択」、高効率な照明に替える、公共交通機関を利用するという「選択」、クールビズをはじめ、低炭素なアクションを実践するというライフスタイルの「選択」がある。
 国民一丸となって温暖化防止に資する選択を行ってもらうため、統一ロゴマークを設定し、政府・産業界・労働界・自治体・NPO等が連携して、広く国民に呼びかけていくこととしている。
 環境省では豊かな低炭素社会づくりに向けた知恵や技術を、みんなで楽しく共有し、発信していこうという気候変動キャンペーン「Fun to Share」を展開している。「COOL CHOICE」は、「Fun to Share」で共有・発信された知恵や技術をはじめ、日本の省エネ・低炭素型の「製品」「サービス」「行動」など、温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」を促す新しい国民運動として、2015年7月1日から開始された。