水素自動車

2017-05-31 14:48:16 | 日記
水素を燃料にして走る自動車。水素燃料は炭素を含まないため、燃焼しても二酸化炭素、一酸化炭素、炭化水素が発生しない。
現状では、水素を大量に製造する技術、貯蔵の技術の開発が課題となっている。水素の貯蔵方法としては、高圧水素、液化水素、水素吸蔵合金が考えられているが、安全性の面からは、液体水素や水素吸蔵合金が有利といわれている。
太陽、地熱、風力などで発電した電力を使い海水の電気分解により大量に水素が製造できれば、地球環境保全の面で理想的な燃料といえる。

エコセメント

2017-05-31 14:46:34 | 日記
都市ごみや下水汚泥の焼却灰と、石灰石など従来のセメント原料を混ぜて作ったセメント。
ごみを資源として有効利用する有力な方法の一つとして、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業として、官民共同で研究開発が行われてきた。
地方自治体などの間でエコセメントを利用するための規格化が強く要望されていたことから、2002年にエコセメントのJIS(日本工業規格)が制定された。
エコセメントは、1300℃以上という高温で焼成されるため、焼却灰に含まれるダイオキシンなどの有害物質は、分解されて無害になる。鉛などの有害金属は塩化物として回収されるため環境汚染を引き起こすことはないとされる。

シーベルト

2017-05-31 14:45:36 | 日記
放射線の量の単位。
 放射性同位元素(Radio-Isotope: RI)が壊変する際に放出される荷電粒子または電磁波をいい、代表的なものにアルファ(α)線、ベータ(β)線、ガンマ(γ)線などがある。これらの放射線が物質または人体にどれだけのエネルギー吸収されたかを示すのが放射線量であり、物質が対象の場合は吸収量(グレイ、Gy)を、人体が対象である場合は線量当量(シーベルト、Sv)という単位を用いる。人体に与える影響は、シーベルトで表すが、放射線の種類および人体が影響を受ける組織によってその程度が異なるため、それぞれの係数により次式のように補正する。
 Sv=吸収線量(Gy)×等価線量×組織荷重係数