ディーゼル排気微粒子

2017-12-15 14:59:56 | 日記
ディーゼルエンジンから排出される微粒子で、DEPとも略称される。「ディーゼル排気粒子」と呼ばれることもある。ベンツピレンなどの発ガン性物質が含まれ、それに加えてぜん息などのアレルギー疾患との関係も指摘されている。炭素と灰分から成る固体粒子の集合であり、未燃燃料、潤滑油、不完全燃焼生成物、熱分解生成物などが含まれる。また、燃料中の硫黄分の一部がSO3まで酸化して硫酸や硫酸塩の形で粒子状物質の中に存在している。その質量の大部分は粒径0.1?0.3μmの範囲にある。
2002年3月の「ディーゼル排気微粒子リスク評価検討会平成13年度報告」によれば、健康リスクの評価のまとめとして、「これまでの知見を総合的に判断して、ディーゼル排気微粒子の人に対する発がん性は強く示唆されていると考える。」と結論づけられている。

下水熱利用

2017-12-15 14:58:29 | 日記
 下水熱とは再生可能エネルギーの一つで、ヒートポンプの原理で下水と大気の温度差を利用して空調や給湯等の熱源とするものである。
2015年5月に下水道法が改正され民間事業者が下水熱を利用するため下水道の暗渠内に熱交換器等を設置することが可能になった。これを受けて7月には下水熱利用マニュアルが出され事業化に向けた手順が示されている。省エネルギー効果や二酸化炭素削減効果は試算によると東京地区や札幌でも約50%の省エネルギー効果があり、二酸化炭素削減効果は東京地区で約30%、札幌地区で40%と試算されている。
 同年7月には滋賀県で工場の製造プロセス工程で、倉敷市では温水プールでの利用可能性の実証プロジェクトが始められている。

遮水シート

2017-12-15 14:57:14 | 日記
管理型処分場では、堆積したごみから重金属や有機溶剤などの有害物質を含む汚水が地中に漏出して、周辺の地下水を汚染することを防ぐために、遮水能力のあるシートを埋立地の側面や底面に敷く。シートの遮水材料は、合成樹脂系、合成ゴム系およびアスファルト系の物質である。
 廃棄物処理法(1970)の1991年改正により、1.5mm厚のゴムシート1枚を敷くことになったが、この時以後、現場では、シートが破断しないよう、坑の側壁・埋立て法面の下側にマットレス・畳・蒲団・毛布などの粗大ごみを当ててブルドーザーの衝撃を緩和する工夫をしていた。
 その後、1997年には設置基準が変更されて、ゴムシートは2枚(間に不織布/フェルト代用を一枚挟み込む)になっている。