環境ホルモン

2017-12-09 10:31:09 | 日記
正式には外因性内分泌攪乱化学物質という。内分泌攪乱物質などと省略することも多い。環境中にある物質が体内に取り込まれ、ホルモン作用を乱す(攪乱する)という意味で、環境ホルモンと通称される。
 シーア・コルボーン他著による「奪われし未来」やデボラ・キャリバリー著による「メス化する自然」により内分泌攪乱化学物質が世界的な関心を集めた。
 研究者や機関によって定義が確定していないが、「環境ホルモン戦略計画SPEED’98」(2000年11月改定)では「動物の生体内に取り込まれた場合に、本来、その生体内で営まれている正常ホルモンの作用に影響を与える外因性の物質」とし、疑われる化学物質として65物質をあげている。なお、2005年3月には新たな対応方針として「ExTEND2005」を公表している。

食品ロス

2017-12-09 10:29:41 | 日記
 本来食べられるにもかかわらず、廃棄されている食品。食品ロスが生じる主な原因としては、家庭系では、調理時に皮を厚くむきすぎるなどの過剰除去、食べ残し、消費期限や賞味期限切れ等による直接廃棄である。事業系では、宿泊施設や結婚披露宴・宴会などにおける食べ残し、食品メーカーや小売店における規格外品の撤去や返品、在庫過剰や期限切れの売れ残り等である。加えて、鮮度を重視する消費者に対応する商習慣も、食品ロスを増加させる大きな原因になっていると言われている。
 2013年度における農水省の推計によれば、食品関連事業者が出す事業系廃棄物のうち可食部分と考えられる量は330万トン、一般家庭が出す家庭系廃棄物のうち可食部分と考えられる量は302トン、計632トンが食品ロスとみなされている。これは、世界全体の食料援助量約320万トン(2014年)の約2倍に相当している。

燃料電池

2017-12-09 10:28:07 | 日記
水素と酸素の化学的な結合反応によって生じるエネルギーにより電力を発生させる装置のこと。
この反応により生じる物質は一酸化二水素、即ち水(水蒸気)だけであり、クリーンで、高い発電効率であるため、地球温暖化問題の解決策として期待されている。
現在では、燃料電池自動車、家庭用の燃料電池開発など商品化に向けて各企業が努力をしている。
水素は天然界には単体としてはほとんど存在していないため、水素を得るためにはエネルギーが必要となり(例えば水の電気分解)、そのためには燃料電池で得られる以上のエネルギーが必要であり、永久機関ではないことに留意する必要がある。