After Hours - Velvet Underground
After Hours - Velvet Underground
いつの日も ボードレールを
胸に飼っていた
事実と修飾をふり払うために
道を歩く
どこなのかも分からずに
こっけいなくらい 小走りに
そして 私は 彼女に出会った
少し 涙がでた
彼女は 運命の女(ひと)
私は 彼女に逢うために
生きてきたのだから
ここで すべてが終わってしまったのだ
だけど、 いつでも
私は 彼女の方を向いている
時間は 止まってしまった
彼女は 生きている
私は、 そのことについて
少し、 うれしくて
涙がでるのだ
彼女には 生活があった
そして 私にも
私は 彼女を知らずに
だけど それは幸せなことで
彼女を 太古の昔から知っていたように
見誤り
ファンとしての
一生を送る
私は
それでしかない
そして
それは
輝かしいことだ
(20歳頃)