PLANET LULU GALAXY!

ルルの日記

Barbie観てきた❣️

2023-08-21 12:07:00 | 映画
 
 


 


 


 
以下ネタバレ🙏
 
2001年宇宙の旅オマージュからスタート、パリの恋人(funny face)のThink Pinkのシーンに匹敵するようなトキメキ映像マジック🪄🎨🩷
 
そして魔女のような、パンキッシュな(アクロバティックの技も出来て、私にとってはスーパーレディ)アウトサイダーバービー(へんてこバービーと訳されてた)にアドバイスを受けて、現実に向かって自分を取り戻す旅に出る。(そこで、自分って何?ってアイデンティティの混乱に陥ったり😵‍💫、ポリスに捕まって犯罪者写真とられたり) マテル社の社長と社員達と追いかけっこなどのスラップスティックを繰り広げる。
 
あと、現実世界のマテル社の秘書の一児(👈反抗期思春期真っ只中のシニカル女子。。 いつかの自分を見ているよう。。)のお母さん、〝幼い頃からの友達“バービーを助ける為にけっこうなカーチェイスを繰り広げる(いわゆる“普通の人“が結構な能力もってたりするってあるあるで、普通の人すごいよねって日本にいても感じたりするけど、まあ、これはファンタジーだし、映画だし、エンターテイメント。。)
 
バービーのボーイフレンド人形ケンの、マテル社の人形の中の売れ線(目立つか、重要かどうか。特に彼女であるバービーに軽く扱われるところが不憫。。。 でもグレても結局バービーのことが大好きな彼。だって、彼はバービーのボーイフレンドとして作られた存在なのだから… そういう世界線なのだから… でも最後は自分を取り戻して、未来の希望にも気づいてケンもハッピーエンドを迎える。バービーがいなくても、僕はかけがえない僕だ。と気づくことで。)かどうかによってその重要度を決められるヒエラルキーでの立ち位置に悩む姿、ライアン・ゴズリングの情けな姿、申し訳ないけどとっても萌え萌え(不憫可愛い。。。みんな彼〈ケン〉をハグしてやって)
 
フェミニスト映画だ、男女の分断を助長させる、男に対しての挑発などとあれこれ物議を醸してる映画だけど、
 
私の心の中の物議は、あの例の素敵なパンキッシュアウトサイダー女性が、なんでそんな立ち位置で社会参加させられなきゃいけないのよ(あ、ゴミ大臣だって立派な職業だと思うけど、なんでバービーを救ったヒーロー〈Good Witch〉が、そこの部分を着目されない、バービーさえそのことをスルーしてる。人助けを評価されなかった上に、そこのポジションを自己申請。。?? あと、別に大臣になんなくていいじゃん!!!みんなこぞって権威主義!!!とか、まあ、あえて怒れるところをあげればね。でもどんな映画でも素晴らしい部分は必ずあるって言ってた、淀川長治師匠の辿った道、信念を私は信じる。良い部分を見る) アウトサイダーで何が悪い ヘンテコで何が悪い しかも、保守的なバービーを冒険に誘った一番の功績者って他でもなくパンキッシュで誰にもできない技ができる、人形たちの市民社会から外れて生きてる彼女じゃない??  そこで彼女、誰になんと言われようと充分自己肯定感もって生きてなかった?? F◯ck Off 自由って、多様性って、なにーーーー って私があえて怒れた一部分をいうならそこかなぁー そこにだけスポット当てることもないのだけど。。。
 
おおよそはバービーことマーゴット・ロビーがめっちゃくちゃチャーミングな、ときめき映画だったということをお伝えしておきます
 
例のアトミックボムの件の騒動は、両国🇺🇸🇯🇵の視点と立場と教育などがあるから、バカの壁が存在していてそれはずっと続く課題であり、今後の両国間の話し合いがずっと必要な問題だと思います。でもそれを(その一つの失敗を)理由に観ないのは勿体無い映画🎥
 
終戦直後の日本人も、初めて観たテクニカラーのアメリカ映画のめくるめく世界にそれはそれは魅了されたそうですから…(ノーサイドという昔存在した雑誌で語られてて知った。その語り手〈作家さん?映画監督さん?〉は、戦後上映されたジュディ・ガーランドの「イースター・パレード」を幼い頃観て、ショックをうけるほど感動したらしい…)
 
最後に、この映画の中にオマージュがあった「2001年宇宙の旅」と、あと、個人的に共通点を感じたシーンがあった「パリの恋人」Think Pink🎀のシーン🎞を貼り付けて感想を一度終えようと思います
 
また語るかもーー  そして洗濯物を干してきたら、リンク等貼ります &文章を整えます (爪🌶が伸びてるから書きにくかった🐈 パソコン打ちにくかった💦 あとで爪切るーー
 
 
 
 

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Pogorelich: Chopin Sonata No.2 (live from Chopin Competition)

2021-10-17 22:15:47 | 音楽

Pogorelich: Chopin Sonata No.2 (live from Chopin Competition)

 

斬新解釈ショパン演奏で物議を呼んだらしい、Pogorelich🎹💫

 

ショパン演奏進化論


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(今ごろ)「NANA」にハマったLULU・・・

2007-07-05 13:24:54 | 
ダンナさん&小箱ちゃんにおはなしを聞いてもらいました(ふたりともありがとう~~

ルルはまだまだ元気です~~(優しいヒトがいるもんね

miuraさま、お久しぶりデス~~コメントをありがとうございます!!(ご挨拶おくれてしまってゴメンナサイ。。

りょう君もコメントをありがとう~~人生七転び八起きでございますよ~~(←またもオヤジ臭い。。)

今日はフトン干し洗濯共に順調・・・

朝からBOSSA RIOを聴いておりました・・・


昨日は突然ラーメンが食べたくなり、PM8:00頃会社帰りのダンナさんと待ち合わせて三鷹の(吉祥寺にもある..)ラーメン屋花月に・・・。
豚そば銀次郎という名の季節限定ラーメンを注文・・豚骨と魚だしのWスープ&豚フレークが味わい深くて美味しかったです~~

その後2人して漫画喫茶に・・・


最近・・、なんと・・、私、「NANA」にハマってるんです。。。(今さら・・爆)
いろいろ世間で物議を呼んでるのでお勉強で・・って読み始めたらミイラ取りがミイラになってしまった。。

NANA (1)
矢沢 あい
集英社

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↑第一巻は小松奈々、大崎ナナ、2人が出会う前の、それぞれの単独の物語が描かれている・・・。

NANAに出てくる“ハチ”(小松奈々)を見てると、ちょっとばかし自分に近いかなぁ・・と思う・・
“教祖様=ナナ”(大崎ナナ)の方がカッコいいし女の子に人気あるんだろうなぁ・・と思うけど、ハチが何か起こるとすぐ“大魔王のバチ”のせいにしたり“多幸症”にかかるところがなんか人ごととは思えない・・・
ハチみたいにモテモテだったりしないけど・・・(爆)(うらやましいぞ!!ハチ!!とくにシンちゃんになつかれるところ・・・。)

いやぁ、矢沢あいさすがですなぁ・・・。
音楽界でいうところのポップメーカーとでもいいましょうか・・・。(ファッションもめちゃくちゃ可愛い!!さすが漫画家になってなかったらスタイリストになりたかった...と言うだけあります・・

キャラが捨て曲ない感じ(?)でそれぞれ魅力的なんですけど、(好みはあるだろうけど...)私は、レンとかタクミとかのクールガイよりも、シンちゃんとかノブとかの可愛い系が好きです・・・←相変わらずくすぐり系好き。。

今8巻に突入したところで、シンちゃんとレイラの恋愛模様に大注目中・・・(2人とも好きなキャラなので...レイラ天然系で可愛い~~ レイラ、シンちゃんが並んでるとめちゃくちゃ絵になる...うつくし~~~...うっとり...

Nana (8) (りぼんマスコットコミックス—クッキー (1464))
矢沢 あい
集英社

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↑フゥ~~...けっこう熟読してるので(速読派の私にはめずらしく)、漫画喫茶3回でやっと8巻・・・。ファッションが可愛いから途中で登場人物の“着こなし”を凝視しちゃうんです・・・


ちなみに最近のルルの特技はNANAのワンシーンを独り寸劇でやること・・・(爆)
ハチの元恋敵、“幸子”の名言(?)「わざとだよ?」(ハチの元彼、章司と共に終電に乗り遅れたときに言う言葉・笑 ミュールを履いてて、「なんでそうゆうの履いてくるかな~~」と頭を抱えられ、“ぽや~ん顔”でこの言葉を言う... その後月刊クッキー宛に幸子へのブーイングがごうごうだったらしい。。)以前あの一連のシーンを道すがら迫真の演技で演じ、ダンナさんに本気でムカつかれました・・・

アニメ版HPにキャラクター一覧があったので、参考にしてみてください~~


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それでも優しいヒトを信じる。

2006-12-18 21:22:11 | 事象への想い
最近、ちとばかり、お酒の量が増えました。。LULUです・・m(__)m
今も少し酒が入っております。。

syさま、ギタバさま、k-hikoさま、museさま、
コメントをありがとうございます・・
随分前にコメントをいただいてたmiuraさま、bloomさま、chitlinさま、お返事がまだまだできなくてごめんなさい。。
エヴァさま、johnnyさまもお返事をお待たせしております・・m(__)m

実は、今まで更新できなかったのは、隣人トラブルが原因だったのですが・・、今までその内容を書き出していたのですが、今渦中にいる・・現在進行形なので、どうしても混乱したことしか書けない。。

なので、私の核に通っている、文化での比喩を用いて、少しばかり状況をお伝えしたいと思います。。m(__)m


リプルション~反撥~

ジェネオン エンタテインメント

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カトリーヌ・ドヌーブ主演。
ロマン・ポランスキー監督。

『水の中のナイフ』、『袋小路』、『反撥』と、ポランスキー初期作品の上映をやっていた時に劇場に観に行きました・・。
でも徹夜して人形学校に行って、その帰りにフラッと気まぐれで劇場に寄ったので、悪夢のような映像を前に、気持ちよくスースーと寝てしまった。。(その後、ビデオで観たと思うのだけど、カトリーヌ・ドヌーブの目を剥いた狂女演技が凄まじく、狂女を演じさせたら天下一品の女優ベスト3に入れたくなったくらい。。)

『反撥』は(私は“狂女もの”というジャンルに分けているのですが(笑))、カトリーヌ・ドヌーブ演じるヒロインが、自分の姉とその恋人の情事の様子を耳にするにつれ、狂気のふちに陥っていく・・というサイコスリラー映画。

私の身の上に起こったことのバヤイは、もちろん階下の人間が夜毎熱い××を繰り広げていたわけではなく、単に下のオバさんが夜毎ご主人をヒステリックに怒鳴りつけている・・ということですが、心理的にはけっこう同じく追い詰められてる・・。しかもこちらにも怒鳴り込んで来たから・・、オバはん。。(眉間にシワの寄った死骸みたいな土色の顔で詰め寄られて、ワナワナきてしまった。。でも咄嗟にちゃんと言い返しましたよ。喧嘩慣れしてるんです。。)


もうひとつ頭に浮かんだのはこの映画・・。
奇才ジョン・ウォーターズによる作品、「シリアル・ママ」。
主演は『白いドレスの女』でセクシー演技を見せたはずの、キャスリン・ターナー。
「なんで、デ・ニーロが30kg太ったら役作りで、私が30kg太ったらデブ、デブって言うのよ!!」とインタビューで逆ギレしたほどの激太り演技・・。往年のセクシー女優もそうなっちゃえば“近所のオバさん”がとても似合う・・(笑)
トゥモロー♪トゥモロー♪とミュージカル・アニーのテーマに合わせて、ビデオをちゃんと返却しない近所の人間をチキンで殴打。そしてブッ殺す。。。(チキンで・汗)
それは彼女なりの“正義感”から来たものらしいが。。。
あとは娘をいてこました(振った、だっけ?)相手etc.ヘンテコなやり方で殺人を繰り返すのだが、彼女の正義観は的が外れているような当たっているような。。(ドストエフスキーの『罪と罰』的??)でもとにかくダークヒーローなのかな・・??このヒト。。
最後に彼女はお縄にかかるが、法廷で弁護する弁護人が現れないので、自ら自己弁護を引き受ける・・。そして彼女の口上がこれまた巧妙。。
あげくのはてに、状況が不利になったと思えば、ノーパンでパーカパーカやって氷の微笑攻撃。。
DVDとか出てないみたいだけど、やっぱり何か問題あったのかな・・?(^_^;)この映画。。。


その後、下の家のオバはん(←中国への旅行から帰って来たばかりの大家さんに怒濤のような電話をかけて私たちへの苦情を訴えてやがった。。)に逆抗議に行った私だけど、随分な言葉を言い捨てた覚えがあるな。。
最初は「お互いさまでしょ!?」とか普通の言葉だったんだけど。。
最後にはダンナさんがヤバイと感じたらしく私を帰るように促した。。そしたら帰って行く私の背中にオバはんが何か言い捨てたから、「あんたもな。」って言っといてやった。。


喧嘩・・で思い出すのが、ドラゴンボール、バガボンド、あずみ以来、しばらくぶりで読んだ長編少年漫画『GANTZ』。
わたし、FF3やる時も、ニンテンドッグスの大会に出場するときでさえ、心臓がバクバクいってたけど、今回もすんごいバクバクした。。オバはんとやり合ってる最中・・。
でもそれで自分を弱いと思ってはいけない・・。
ガンツの中で2人出てくる男子高校生の中で、主人公じゃない方の男の子がよいな・・と思った私だけど、それは「カッコいい!!付き合いたい!!」という類いのものではなく、「私もこうありたい。」と思った・・というコト・・汗
『GANTZ』は酔っぱらいのオヤジが駅のホームに落ちたところを助けようとする高校生(←これが私の好きなコ)、そして見て見ぬ振りをしようとする高校生(←主人公)(彼らは小学校時代の同級生だった・・。)が結局2人で協力して助けに入るが、地下鉄に轢かれ、首がすっ飛ぶところから話が始まる・・。

GANTZ 1 (1)

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作者は『変[HEN]』で武闘派の男と、フェミニンな男のホモセクシャル的恋愛を描いて物議を呼んだことがある奥 浩哉氏。

それ以降、首がすっ飛ぶ・・というインパクトの強さから、“首がすっ飛んだ”主人公たちに感情移入をするわけだが・・、というのは、(すっ飛んだのに生きてるの?って。そうですよね。)実はすっ飛んだやいなや、彼らは別空間にワープしてしまうのだ・・。
私が興味を持った前記の“主人公じゃない方の男の子”は、もともと脆弱な精神の持ち主・・。でも理想があるから、理想のために闘う・・という暑苦しい子・・。でも大好き。(もちろん恋愛とは別の意味で・・。)
彼は“番長”が自分のオカマを掘ろうとしているとの噂を聞いた時、ぶるぶると震えながら、武者震いを起こしながら、とある計画を立て、実行に移す・・。
喧嘩は腕力じゃないんだ。
まず自分が正義を持っていると確信したら、迷わないこと、恐れないこと・・。

こうやって書いてると、やっぱり私ってだいぶ狂ってるなぁ・・と思う。。


先週は家出をしたくなった・・。


(・・今、書いた文を少し消す・・。)



最後に・・、おばあさまへのお手紙のことですが・・。
大成功しました
おばあさまに、「読んでいて、涙が出てきたわ・・。何度も何度も読み返しちゃった。」と言っていただいて、すごく嬉しかったです・・。
まごころが通じる相手も世の中には存在するんだ・・ということを胸に忘れずにいよう・・。
今は、空爆をうけてる最中みたいな気分ではあるけど。。。
コメント (2)
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秘密の花園 〈THE SECRET GARDEN〉ー人間と自然を信じるすべての人に捧げますー

2006-06-28 07:34:38 | 映画
コマドリが案内してくれた花園。
子供たちは、子供たちだけで花園に咲く植物、木々の世話をして、死んでしまっていたかのようだった花園は少しずつ息吹を取り戻し、それとともにそれぞれ孤独を抱えていた子供たちは明るい笑顔を取り戻していく。
自然の持つ魔法が子供たちの祈りと共に空間を超え、最愛の妻を失って息子をかえりみず放浪の旅を続ける悲しい父親の元に響く・・・。


私は、23歳で、それまでの疾走してきた無茶をやってきた人生にストップがかかり、自己崩壊。(←ちと大げさですが・・まさにそんな感じでした・・・。)
家に籠った最初の目的だったはずの小説を書くことも諦め、24歳の時に実家でしていたことは、膨大な量のパンを焼くこと。
そして、毎日毎日、来る日も来る日もパーフェクTVの映画チャンネルで、映画を見続けました。
(映画の中に生きることの起伏とトキメキを見出していました。)
復活の兆しは見えてこず、外の光も見えてこない・・・。
そんな真空状態で観た映画がこの映画です。


「秘密の花園」'93 アニエスカ・ホランド監督


監督のアニエスカ・ホランドは、ポーランドに生まれた女性監督。祖国ポーランドでユダヤ人の若者がナチ党員になりすまし、ヒットラーに忠誠を誓うという複雑なテーマを描いた社会派映画「ぼくを愛したふたつの国/ヨーロッパ・ヨーロッパ('90)を撮り、映画界で物議を呼びました。
彼女は「太陽と月に背いて」('96)では、当時のアイドル的俳優レオナルド・ディカプリオ、イギリスの演技派俳優デヴィッド・シューリス共演で、ランボーとヴェルレーヌ、詩人同士の愛憎の物語を描きました。

そんな社会に対してシニカルな視点を持った一筋縄ではいかない女性監督アニエスカ・ホランドが、フランシス・フォード・コッポラに呼ばれてハリウッドで撮った作品が「秘密の花園」です。総指揮に当たったコッポラは「人間の豊かな愛を信じるすべての人にこの映画は贈られる」と語ったそうです。

「秘密の花園」に出演した子役たちは大人が子役に期待する“子供らしい可愛らしさ”というステレオタイプなイメージを打ち壊してしまうような、しごくナチュラルでリアリティ溢れる“実に子供らしい実に可愛らしくない”子供たちが選ばれたようです(^_^;)

このことが、子供たちが内面に抱える孤独を伝えるのに成功していて、淡々と演技を続ける中、時々見せる笑顔が本当に極上の笑顔で、心に響いてくるのです・・・。

インドで両親を失って、母の兄が住む、イギリス・ヨークシャーに住む母の兄のお屋敷に引き取られることになった主人公メアリー。彼女は、ヨークシャーに来て、初めて仲良くなった相手であるコマドリを追っていくうちに、閉鎖された門を見つける。

案内役のコマドリ。イギリスの国鳥で、「マザーグース」にも登場しますね・・・!

ある日錆び付いた鍵をお屋敷の中で見付け、メアリーは門を開く・・・。
門を開くと荒れ果てた花園が・・・。
母を失い、父は妻を失った心の傷から旅を繰り返し彼に触れようともしない、孤独の中、病気によって死んでしまうことを恐れるメアリーの従兄弟コリン。メアリーの心を素朴な思いやりと“ある程度ほおっておく”お世話によって少し開かせることのできたお手伝いマーサ(←可愛い!大好き☆)の弟で、馬を乗りこなし、メアリーの前で芋虫を鳥のマネして食べたりする野生児のディゴン。

あまりにも可愛いすぎるのでマーサを載せさせてください♪メアリーとマーサです。

花園に集まった子供たちは花園の世話をすることで心を通わせていく。
物語の中では、子供らしい(人間らしい)相手へのヤキモチなんてエピソードもあって、可愛くないはずだった(何度もゴメンナサイ・汗 作品での設定もそうなのデス・・・。愛情を与えられず、ひねてやさぐれてしまった子供たち・・・。)子供たちが本当に可愛らしく愛おしく見えてくる・・・。
花園が癒えるように人間の心も癒されていきます・・・。

冒頭の、主人公メアリーが両親を地震で失った場所インドでの見ているこちらも汗ばんでしまうようなシーンも、引き取られた先のヨークシャーでの大地の向こうからヒースの叫びが聞こえてくるような寒々しいシーンも、すごく上手な描写だと思います。(それは、バーネットによる原作を忠実に再現しているようです。)そのシーンとのコントラストで、植物がめきめきと育っていく感動的なシーン(早送りで見る植物の成長ってほんと感動&興奮しますよね・・・!子供の頃、理科の番組とかでよく見ませんでしたか~?)と、子供たちの力で生き返った〈鳥が歌い、色とりどりの花が咲き、愛情と笑顔で溢れた花園〉のシーンが際立ってくるのです。

「秘密の花園」の原作者は、私がエイミー・マンの記事で名前を挙げた女性作家、フランシス・ホジスン・バーネットです。彼女の世の中、子供たちを見つめる視点はおしなべてビター(厳しめ)なのですが、それだからこそ絶望の中にあっても希望を忘れないで欲しいという彼女のメッセージが力強く伝わってきます。

私が「秘密の花園」を初めて見た時から、10年の時が経ちました。
傷付き、挫折した心は、時間と心優しい人たち(動物たちも・・)、あらゆる森羅万象に癒され、(あと、音楽を始めとする文化もそうかな・・?)ここに、なんとか元気に生きてます・・・
そして、今、自然が持つ、治癒力と、はかりしれない大きな力を信じたい気持ちです・・・


この記事を書くきっかけ&ヒントを下さったguitarbirdさま、guitarbirdさまと共に自然を愛するみなさま、本当にありがとうございました


秘密の花園ワーナー・ホーム・ビデオこのアイテムの詳細を見る


P.S.画像がちとばかり大きすぎるので、後で直します~!汗 
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「女と男のいる舗道」“VIVRE SA VIE”

2006-05-31 11:21:23 | 映画
昨日物議を巻き起こしてしまった(?)アンナ・カリーナ演じる娼婦・ナナの涙・・・。

私は、この娼婦・ナナの物語「女と男のいる舗道」を22歳の時に渋谷の映画館で観ました。もちろん一人で。

映画が終わったあと、ある人に電話をかける。携帯電話などない時代なので、公衆電話で。
心は通じ合わない・・・。
ちなみに電話をかけた相手は、TONITEのCDを貸して返してくれなかった人と同じ人でした。

「女と男のいる舗道」は原題は“VIVRE SA VIE”。フランス語で〈好きなように生きる〉という意味だそうです。
この作品は1962年にジャン・リュック・ゴダール監督、当時のゴダール夫人アンナ・カリーナ主演によって創られました。ちなみにゴダールはアンナの後、「ワン・プラス・ワン」、「中国女」に出演したアンヌ・ヴィアゼムスキー、その後アンヌ・マリー・ミエヴィルと結婚をしています。アンナ、アンヌという名前の女性と結婚を繰り返すところを見ると、よほど最初の妻、アンナ・カリーナの幻影に悩まされていたのではないか?とよく噂されましたが・・・。それほど、ジャン・リュック・ゴダールと10歳年下の“最初の”妻、アンナ・カリーナは、同志のような付き合いだったのではないか?と想像してしまいます・・・。
「女と男のいる舗道」は主人公・ナナが娼婦へと転落し、そのことを不幸だともさほど思わずに運命に身を委ね、しかしその魅力を存分に表現する姿をドキュメンタリータッチの白黒映像で描いています。この映画は高感度フィルム、順撮り(各シーンを物語の進行する順番通りに撮影すること)、同時録音を用いて撮影されました。街頭ロケで同時録音という手法は、商業映画で初の試みだったそうです。
そういったモノクロの中で際立つ斬新な演出で、ゴダールは街頭に立つナナの物語を綴っていきました・・・。

私が特に印象に残ったシーン、脳裏に焼き付いて忘れられないシーンはアンナ・カリーナ(ナナ)がカフェの中のビリヤード場で、音楽に合わせビリヤード台の周りをあの魅力的な瞳をくるくる動かしながら茶目っ気たっぷりに踊り回る姿。実に萌えます。
その後悲劇が待ってることなんて感じさせないほど明るく、チャーミングで美しく、でもほんとうに刹那的な姿でした。


この/売春に/関する/映画/で/語られるのは/ある/若くて/かわいい/パリの/女店員が/どうやって/自分の/身体を/与え/ながらも/自分の/魂を/守ったのか/という物語/であり/彼女は/見かけ/だけは/それぞれ/恋/のように/見える/出会いを/通じて/考えられる/かぎりの/あらゆる/人間的な/感情/を/知る/ことに/なるのだ/が/この/物語は/ジャン=リュック・/ゴダールに/よって/撮られ/アンナ・/カリーナに/よって/演じられる/好きな/ように/生きる

〔ゴダール自身による初公開当時の宣伝コピー〕


女と男のいる舗道

ハピネット・ピクチャーズ

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