パース日本語キリスト教会

オーストラリア西オーストラリア州パースに有る日本語キリスト教会の活動報告を掲載いたします。

日曜礼拝 2021年2月21日

2021-02-21 20:52:53 | 日曜礼拝
本日の礼拝ビデオ

聖書箇所:コロサイ1:15 - 23
説教題:キリスとの至高性

パウロはコロサイの信徒に、偽教師の教えに惑わされないように手紙を書いています。偽教師たちは、クリスチャンとして更に到達するべき知識が有り、天使崇拝が必用だというようなことを教えていました。ここで、パウロは、キリスとの至高性を示し、キリスとの完成させた福音に付け足しは一切不要であることを述べています。キリストに関するパウロの説明には、以下の三つのことが含まれていると考えられます。

1)キリストは創造者なる神であり、教会の頭である。(15節‐19節)
キリストが創造者なる神であり、キリストが教会の頭であるならば、私たちは既に至高の存在であるキリストの体に入れられ、神の国に既に入れていただいたのです。ですから、救われるためにも、更に良い霊的な段階を得るためにも何もするべきことは無いのです。私たちは、神から再考の贈り物をいただいたのです。忠実に歩んで成長する以外に、良くなる方法は一つも有りません。

2)キリストは神と信者の間の仲保者である。(20節‐22節)
私たちの生活における最大の問題は罪です。その罪のために、且つては神から離れ、神の敵であったのです。神であり、人としてこの世に来てくださったキリストこそが、神と人類の間の最高の仲保者であり、仲介者です。それよりも下位の存在である天使などに仲介を求めることには、何の利益も有りません。

3)キリストは我々に福音への信仰に留まることを望んでいる。(23節)
パウロは再びここで、自分が福音を伝えるために立てられたことを再確認しています。パウロは使徒です。彼は神の知識と神の御心の知識を伝えるためにこの手紙を書いています。そして、神の福音の望みにしっかり信仰を持つ続けることを勧めています。間違った教えに揺るがされてはならないことは、キリストご自身が述べています。マタイ7:15, 16では偽預言者への警告がなされ、ヨハネ15:9では、キリストの教えに留まるように命じていいます。私たちも聖書に啓示された福音の望みへの信仰に留まるのです。
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日曜礼拝 2021年2月14日

2021-02-16 13:12:58 | 日曜礼拝
本日の礼拝ビデオ

聖書箇所:哀歌3:19 - 39
説教題:困難な時に思い出すべきこと

1)正しい人間の理解を思い出す
  私たちは無力な人間に過ぎません。人類の堕落以降の、罪に満ちた世界に住んでいます。私たちの困難は、単純に人類の罪の結果もしくは影響であるかもしれません。そうであるならば、私たちは、経験する困難について不平が言える立場ではないことになります。堕落の前の状態に帰ることができたらどんなにいいでしょう。哀歌5:21では、著者は、神に帰りたい、私たちの日を昔のように新しくしてくださいと、告白しています。最も素晴らしかった昔の日は、堕落前のエデンの日々ではないでしょうか。私たちの魂はそれを待ち望んでいるのです。そこには、神がアダムに保証していたことが有りました。神が割り当てられた仕事を忠実にしている限り、生活に困ることがないのでした。もし、神に信頼するならば、その時と同じように神が養ってくださるというのが私たちの信仰の大事な要素です。山上の垂訓(特にマタイ6章)で、イエスは確実にその原則を示しています。

2)正しい神の理解を思い出す
  この箇所で示されている神の性質に希望を見出し、待ち望むことができると著者は言っています。その性質とは、恵深いこと、あわれみの尽きない方であること、慈しみ深い方であるということです。その神は全知全能の神であり、摂理をもって良いことでも悪いことでも、物事の背後で働いておられる方であり、私たちの経験する困難を徒に私たちに下しているのではない方です。困難な中でも、神のそういう性質を思い出す時に、私たちには、希望を持って待ち望む力が与えられます。

3)困難な時の正しい態度と行動を思い出す
  この箇所で示されている正しい態度や行動は何でしょうか。それは、黙って不平を言わず、謙遜と祈りをもって、神を待ち望むことです。待ち望むと訳された語は、希望を持つ、期待するという意味も有ります。そういう心構えで、困難さえも、神に対する信頼を告白し、祈り、心を騒がせないようにする機会とするのです。
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日曜礼拝 2021年2月7日

2021-02-08 10:29:31 | 日曜礼拝
本日の礼拝ビデオ

聖書箇所:コロサイ3:1-14
説教題:絶えず祈られること

1)私たちの内の霊的成長について神に感謝すること
成長させてくださるのは神であると1コリント3:6に述べられています。私たちの中にも気づかなくても必ずや成長の軌跡が有るのです。他人が私たちの成長を感謝するばかりでなく、私たち自身も神の成長させられていることを自覚して、感謝の祈りをささげるべきでしょう。

2)私たちの内の神とその御心の知識が増し加えられること
  パウロは幾つかの書簡で繰り返しこのために祈っていることを綴っています。私たち自身もそういう熱望を持っているべきではないでしょうか。聖書を読む時に、説教に耳を傾ける時に、日々の冥想と学びの中で、神とその御心の知識が増し加わるように意識的に祈ることをお勧めします。

3)神の知識と私たちの感謝の源を告白すること
  神が恵を持って私たちを救いにいれてくださったこと信じている、その信仰の内容を、祈りの中で告白することに意味が有ります。それは、そのような偉大なことをしてくださった神への賛美となり、栄光を帰することになるからです。
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日曜礼拝 2021年1月31日(合同礼拝)

2021-02-01 00:14:43 | 日曜礼拝
聖書箇所:イザヤ36:4-10
説教題:偽りへの対処法

アッシリヤの司令官が、ユダ王国の民に語りかけている場面です。彼の言葉は偽りに満ちていました。私たちの思考にも、偽りの言葉が多く入り込んで来ます。この箇所に表れる偽りの言葉の性質と、その対処の仕方をヒゼキヤ王の例から見てみたいと思います。簡単なまとめです。

偽りの言葉を知る
1)問題はとても大きいと思わせる。-神に解決できない問題は無い。
2)過去の失敗に目を向けさせる。-同じ失敗をするとは限らない。
3)神に疎まれていると思わせる。-神は従う者を愛している。
4)自分の弱点に目を向けさせる。-むしろ神の全能と守りに目を向けること。
5)間違った神観や状況把握を示す。-神の全能を疑わないこと。
6)偽りの解決策と約束を示す。-その先は恵から離れた状態だと認識すること。

ヒゼキヤの対応
1)間違った考えを反復しない。
2)直ぐに祈りのうちに神に向かう。
3)神がどのような方かを思い出し、告白する。
4)現状と語りかけてくる偽りの思いを神に訴える。
5)神の助けと救いを求めて祈る。
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