『笛物語』

音楽、フルート、奏法の気付き
    そして
  日々の出来事など

フルート奏者・白川真理

3月11日(月)ピアッツァアルメリーナ - カルタジローネ ー タオルミーナ

2024-03-21 00:52:05 | 旅行
いつもは9時頃まで眠っていることもあるのに、こちらに来てからは5時前には目が覚めていて、そのお陰もあり夜はぐっすり。毎日18000歩前後歩いているので、そのお陰もあるか。とても健康的な生活リズムです。
楽しいことだけやっている時って、身体は疲れない。
朝の散歩は小鳥の声が沢山聞こえてきて、それも楽しい。
・・いや、きっと我が家の近所でも朝日は奇麗だし、小鳥も鳴いているに違いない。
ちゃんと起きればね。仕事のある平日は無理でも、休日などは、早起きを心がけようかなと思う。

アグリジェントでも早朝散歩を。
ホテルの庭には小さな円形劇場風の場所もあり綺麗。



少し足を延ばして5分程行くと、広い駐車場があり、昨夜はそこでアーモンド祭りがあり屋台なども出ていたのだけれど、流石にそれはパス。
その祭りの跡地の隙間から海。



朝食にはアーモンドミルクやアーモンド、くるみなども豊富。
アーモンドミルクはお砂糖を加えていないのに、まろやかな甘みがあり、とても美味しかった。
アーモンドは大きく、丸みのあるもので、美味しそうだったのだけど、残念ながらちょっとしけっていて、ローストが足りない感じ。
でもこれは多分、こちらでは、こういう感じで食べている、ということかなと思う。

朝食の後はバスでピアッツァアルメリーナに。
お天気もよく、なだらかな丘陵地帯にはピンクのアーモンドの花、大きな黄色いカタバミの仲間、など、様々な花が。




ピアッツァアルメリーナでは、カサーレの別荘で沢山のモザイク画を見学。
コロッセオに動物を出荷していた大商人の邸宅という解説が通常だけれど、最近の研究では、皇帝の別荘、という説もある。

モザイク画の中には天使たちが魚を採っているものもあり、天使を働かせているくらいだから、やはり皇帝?という気もする。

立体感のある見事なものばかりで、ここも多分個人で来ていたら一日ずっと過ごしたのじゃないかと思う。

ここには昔から棲みついている犬のTOTOが居て、一緒に案内してくれる姿も可愛かった。






有名なビキニシスターズ?



丘から大聖堂を眺めて下車観光。
風がとても強く、口の中が砂ぼこりでじゃりじゃりになったけれど、素晴らしい眺めでした。





ランチのレストランは、今回のツアーでのランチの中では一番美味しかった。
店主のこだわりが隅々まで行き届いている清潔な内装。









私達に料理を出しつつも、従業員に入口に並べた看板の位置を直させたりと、目配り。
グラスワインなのに、テイスティングもしてくれて、もちろんたっぷり注いでくれました。

(これは飲んだ後の写真)

シチリア名物の牛肉巻、デザートのグラスにはいったチーズのムースも東京にあるいけてるお店の味。
そう大概のイタリア現地のものより、今や日本のイタリアンの方がずっと美味しい、というか口に合う、という事実に愕然。
それまで、味の繊細さや、奥行きに対する感覚が違うのかもしれないと思っていたけれど、このお店はとても美味しかったです。

風情のある路地も良い、素敵な街でした。





食後はまたバスに乗りカルタジローネ。

陶器で有名な街で、大きな階段にみなタイルが貼ってあり美しい。
シティトラムに乗り換えて階段下まで。
旅行で来ているイタリア人の中学生くらいの子供達が手を振ってニコニコしてくれる。
なんだか、とても素直で可愛らしい。



残念だったのはお昼休みの時間帯で、お店が殆ど開いていなかったこと。
まあ、元々厚手のぽってりした重い陶器はあまり好みではないので、しょうがないか、と思えたけれど、ちょっとがっかり。

階段の高さがあり、上まで登るのは挫折。実は高所恐怖症ということもある。
夫は上まで登って、そこでしか見られない壁画と景色を堪能してきたけれど、羨ましくはない。クラっとして怪我でもしたら今後に差し支えるので大事を取りました。









バスでタオルミーナに移動。
今回一番楽しみにしていたホテルだけれど、あまりの古さにちょっと引く。


さらにはくじ運が悪く、海側ではなく山側に面した部屋に。トホホ。
右側にはエトナ山、正面には海、と絶景なのに。
でも、ベランダから見える様々な木々にやってくる鳥たちも見られ、これはこれで良しとする。切り替えは早い。




ぼろっちい感じの部屋なのだけれど、シャッターだけは、まさかのスイッチオンで開く電動式というのが面白い。

写真だと綺麗だけれど、実際は結構家具なども傷だらけで手入れされないまま古くなってしまって、可哀そうな感じ。
アンティーク家具好きとしては、「ああ、磨いてやりたい!」と思ってしまいました。







タオルミーナのツアーでの夕食は・・・
茄子のパスタと豚のカツレツ、ジェラートということだったのだけれど、

茄子のパスタは、しょっぱすぎで、いくらなんでも、という感じ。
豚カツはあまりに薄く、いや、薄いのはドイツも同じでシュニッツェルとはこういうものだけれど、ちゃんとした大きさはある。それが直径10センチくらいで、最早ハム。
ハムカツ?とつい言ってしまいそうになる。

さらにジェラートも小さなグラスにほんの一口。
コース料理の合間に出て来るものよりももっと小さい。

加えて、ワインがあまりに水っぽく、香りもあまりない。
今まで飲んできたものは、どれもお店毎の個性があって、みな美味しかったのに。

見事なくらいに、どれもダメダメで、これはちょっとお店の人が何かしら経費を誤魔化しているのではないか?と思うくらい。
御昼が素晴らしかったので、猶更残念。

夕食後は自由時間だったので、夫とウンベルト一世通りを散歩し、4月9日広場へ。お店は閉まっていても、明かりに照らされたディスプレイが綺麗。
まだシーズン前なので、人も少なく、よい感じ。
夜景が素晴らしかった。












最新の画像もっと見る

コメントを投稿