こんにちは。サンパウロは晴れてきました。
ZONA AZULの話をしましたが、これは駐車許可されている道路のこと。
実際は駐車許可されていない道路が大部分です。
でもみんな平然と車を停めています。そしてそういう道路にはある範囲毎に1人か2人プラプラしている人がいます。彼等はいったい・・・?
彼等は車の見張り番です。
主な仕事としては・・・。
1.車を停める時に前後の車との車間を見てぶつからないように誘導する(サンパウロでは狭いスペースであっても切り返しにより驚くほど接近させて駐車させます。)
2.駐車中の車の盗難や車上荒らしに対する見張り。
3.他の車がぶつからないように見ている。
4.戻ってきて発車するときの誘導。
であろうと思われます。
そして、その対価として1~2レアル(50~100円)を持ち主から受け取ります。
もちろん公道上のことですから支払う義務はありません。
ただ何も異常が無ければ心づけ程度を払う習慣があるようです。
彼等にも縄張りがあるようで、30~50m置きに一人くらい立っています。
そして駐車しそうな車が来ると素早く近寄り誘導をします。
場所によっては路上で呼び込みをしており、思わず轢いてしまいそうになります(笑)。
また、車に戻った時もどこからともなく現れ、働きをアピールします。
但し、車がぶつけられていたとしても彼等は責任は取りませんし何も言いません(笑)。
また仮に駐車違反の切符を切られても彼等には関係ありません。
そんな時は逃げてしまうようです(笑)。
このような見張りで日銭を稼ぐ人達は沢山います。
そして警察もよっぽどでない限り彼等の商売の邪魔はしません。
まぁ、きちんと駐車されていて見張られていれば、実は駐車違反もそれほど深刻な問題ではなく(大阪や名古屋のようでは困りますが(笑))、それを生業にしている人々のわずかな稼ぎを奪うのは警察としても得策ではないのかもしれません。
でも・・・、彼等は縄張りもあり、ほぼ確実に収入を手に出来ますが、もっと厳しい商売は沢山存在します。
そのあたりのことはまた今度。