ブラジルって??

ブラジルに赴任することになったサラリーマンによるお気楽ブログ

冬休み前

2007-07-28 07:02:00 | 入国手続などなど

こんにちは。サンパウロは寒いです。

今日で日本人学校の1学期は終了です。
慣れない土地、初めての転校、バスでの通学でどうなるかと思いましたが、少しずつ慣れていったようです。
最近では仲の良い友達もできたようで、お互いの家を行き来しながら遊んでいます。
もっとも送り迎えは必要ですが・・・。
先週あたりから日本に一時帰国する子供も増えたようですが、最後まで通いきりました。
明日から冬休みに入ります。冬休みは8月19日までです。
友達や来伯している祖母たちと遊んだり、旅行に行ったり、合い間に宿題をしたり(笑)と忙しい冬休みになると思います。
僕も日本にいたときよりも子供と遊ぶ時間が増えたような気がします。
そういえば、1学期の終わりと言えば通知表です。
なんと、ポルトガル語と英語の評価が(笑)。

祖母たちも来ているので、色々連れまわしたいと思っています。
祖母たちも到着して1週間経ちました。
最初の2~3日は眠気に襲われたりフラフラしたりしていたようですが、今ではすっかり慣れたようです。
ブラジルの料理にも慣れてきたようです。昨日はシュラスコに連れて行きましたが、目の前で切り分ける様々な肉を堪能していたようです。
折角のブラジルなので、楽しんで帰ってもらいたいと思っています。
来週はみんなでリオに行こうかと考えています。自分としても初めてのリオなので楽しみです。

今日はあまり情報発信的な要素はありません。あしからず(笑)。

飛行機事故(続編)

2007-07-26 18:22:00 | 旅行などなど

こんにちは。サンパウロはようやく雨がやみました。

飛行機事故の続編です。
今回の飛行機事故はさすがにブラジル国内でも批判が高まっているようです。
人事関係では、最高責任者である国防相とインフラ整備公社社長が更迭されたようです。うーん、あまり意味が無い様な気がしますが、昨年9月の航空機接触墜落事故に続いてのことであり、さすがにこのままでは矛先が政権に向かうと判断したようです。
事故原因については、機体の故障とパイロットの操縦ミスという指摘も出てきました。
直前に左に曲がって突っ込んだので、右側の逆噴射装置が働かなかったのではないかとか。
詳しくはわかりませんが、今回墜落した機体はもともと片側のブレーキに異常があり、整備の必要があったが、繁忙期であり機体を休ませるわけにはいかないという理由で未整備のまま運航していたようです。
ブラジルの航空法では運航禁止事由に当てはまらない(本当でしょうか?)ことから、繁忙期を過ぎるまで運航する予定だったようです。
ブレーキの異常は自動制御装置にあり、自動的にかからないこともあるので、その場合はパイロットが手動でブレーキをかけることになっていたようです。
そのことから、機体あるいはパイロットに原因が・・・という説が出始めました。死人に口無しということでしょうか。
 空港は補助滑走路を使用して再開されています。しかし、航空各社は雨天時の同空港着陸には難色を示しており、雨だった今週月曜日も半数以上の飛行機が着陸を見合わせ、グアルーリョス空港に変更したようです。雨天時にコンゴーニャス空港に着陸するか否かは、パイロットの判断に委ねる航空会社もあるようで、ますます混乱しそうです。
本滑走路については、事故調査の最中に直径20Cm程度の穴が多数見つかり、補修完了まで(数日ですが)使用禁止となりました。そんな中、本滑走路先の防護壁が地すべりを起こして、滑走路脇の道路が通行止めになりました。事故機が通過した際にバウンドして排水路を壊し、その後の雨で大量の水が地中にしみこみ、その圧力に耐えられなくなったようです。
事故原因をめぐっては、滑走路には問題なく機体又はパイロットのミスと言い続ける空港公団と、以前から雨天時の滑走路に危険を感じていたとするパイロット達や航空会社との間で責任の押し付け合うような状況が続いているようです。ブラジルらしいと言えばそれまでですが(笑)。
政府を含め、抜本的な対策が無いままです。また、一方では新たな空港建設という話も出ており、どんどん話がややこしくなっているようです(笑)。

補償はあるにせよ、犠牲者と遺族は本当に気の毒ですが、ブラジルなので仕方ありませんね。

フェスティバル・ド・ジャポン

2007-07-25 00:19:57 | 日常生活

こんにちは。サンパウロは曇りです。

日曜日にフェスティバル・ド・ジャポンというイベントに行きました。
場所はイミグランテス街道(サントスに向かう道)に入ってすぐのイベント専用会場(だと思います)。
今年で10年目を迎え、年々規模も拡大しているようです。人気のあるイベントらしく、混雑が予想されるとのこと。
朝10時開場なので、10時前着を目指して9時半に出発しました。
到着すると、既に駐車場には車が一杯です。ブラジルらしからぬ早出にビックリしつつも、日本人や日系人が多いイベントなので、さもありなんと思いつつ一人5レアルを払って会場に入ります。
会場は屋内と屋外に別れていました。
屋内には販売や宣伝ブースが並んでいましたが、十分な通路が確保されており、とても見やすく良かったと思います。

飲食や物販のほか、車の展示や病院による簡易健診コーナーなど様々です。
一番奥では演舞が行われ、観客が集まっていました。
茶道や生け花、習字、折り紙、水墨画など、日本文化を紹介するコーナーもあります。
屋外には中央の休憩用スペースを取り囲むようにして各都道府県の県人会が店を並べ、地元の名産品や名物料理の販売行っていました。
屋外と言っても巨大なテントの下であり、日差しも気になりませんでした。
趣向をこらした名物料理を見て歩くだけでも楽しいものです。
でもなぜかやきそばと天ぷらの店が多かったようです(笑)。
屋内には子供用の遊具もあり、3~6レアルでトランポリンや空中遊泳、巨大空気滑り台?などが並んでいます。
中でも面白かったのが、つり橋を渡っているところにバレーボールをぶつけられるアトラクション。以前放映されていた「風雲たけし城」というテレビ番組をご存知の方はわかると思いますが、ジブラルタル海峡といい、ゆれるつり橋を渡っているとバズーカ砲でバレーボールを当てられ、橋から落ちると失格というゲームがありました。
そのセットと仕組みは同じです。但し、子供用にボールはやわらかいのですが、撃たれる恐怖は同じでしょう(笑)。

一回落ちたら終わりではなく、10回くらいは橋を渡らせて(撃って)くれます。
しかし・・・日本でも見たことないのになぜブラジルにこんなものが・・・?(笑)

一通り見終わり、お昼過ぎに鉢植えの花を買って帰りました。
帰りに入り口を通ると、大渋滞になっていました。
やはり早めの行動は正解だったようです。

日本からのお客様②

2007-07-23 07:12:02 | 日常生活

こんにちは。サンパウロは晴天です。

金曜日に日本からのお客様が2名到着しました。
遠路はるばるやってきたのは誰あろう、我々夫婦の母2人連れです。
持ちきれないほどの荷物を抱え、孫の顔を見にやってきました。
長旅の割には意外と元気そうです。
まぁ、今は着いたばかりで気が張っているのでしょう。
疲れが出ないと良いのですが・・・。
これから1ヶ月ほど滞在しますので、あちゃこちゃと連れ回すことになるでしょう。
楽しんで行って貰えればと思います。

空港に迎えに出ましたが、早速荷物が1つ行方不明に・・・。
段ボール箱が1つ間違えて持っていかれたようです。
幸い持っていったグループから間違えたとの連絡があり、夜にはアパートに届きました。
前途洋々とはいかないようです(笑)。

飛行機事故(後編)

2007-07-21 18:38:08 | 旅行などなど

こんにちは。サンパウロは冷え込んできました。

昨日の続きです。
原因については色々言われていますが、今のところ雨でブレーキが利かなかったことが主因とされています。
サンパウロは前々日の夜中から雨になっており、水曜日の午前中まで降り続きました。
こちらの雨は長続きしないのですが、今回は強弱の程度こそあれ降り続いていました。
でも雨だけだったら今までも降っていますし、今回に限ったことではありません。
ではなぜ?
1つ目はそもそもの滑走路の長さ、着陸の難しさの問題。
この空港の滑走路は短く、1,900mほどしかありません。
サンパウロ国際空港(グアルーリョス)が3,700m、リオデジャネイロで4,000m、日本で言えば羽田が2,500~3,000m、成田や関空で4,000mのものがあります。
まあだからこその中・小型機用空港なのですが、市の中心部に近く、空港の周りにも高い建物が建つようになりおまけに滑走路も短く着陸が難しい空港のようです。
2つ目は、滑走路自体の問題。
実はこの滑走路、酷使されていたため、保全工事が突貫で行われ、1ヶ月ほど前に完成(仮)したばかりでした。
(仮)とあるのは、使用可能だが路面の仕上げ工事が終わっていなかったことです。
その仕上げとは排水用グルービング、つまり水はけを良くするために路面に幅6Cm間隔で溝を切る工事でした。
忙しい空港なので、仕上げ工事をしないまま見切り運用開始。溝切り工事は夜間で路面が乾いた時にやる予定だったようです。
3つ目は操縦・機体の問題。
一部報道では滑走路にブレーキ痕が無かったとか。
ブレーキをかけなかった?ブレーキがかからなかった?
止まらないと判断したパイロットは再上昇を試みたとも言われています。
結果上がりきらずに墜落したとも・・・。
また左に曲がって落ちたため、右エンジンのブレーキが開かなかった?再発進しようとしたが左エンジンのブレーキが開かなかった?などなどの説もあります。
機体のボロさは・・・誰しも認めるところです(笑)。
4つ目は管制の問題。
これは事故とは直接関係ないと思いますが、ブラジルの航空管制はマヒ状態です。
管制官の人手不足、能力不足に加えて劣悪な勤務条件に対してスト(サボタージュ)を行っています。
航空管制はブラジル空軍の管轄下のようで、しばらく前にはサボタージュを行った管制官らをクビにしたりして事態の収拾を図っていますが、上手く行ってないようです。
そのため、ブラジル国内では発着の遅れが目立っています。昨年9月にもアマゾンで飛行機同士が接触して墜落しましたが、その教訓が全く生かされていないと。
海外の飛行機会社ではブラジル国内を飛ぶときは気をつけろと言われているとか。
そんなブラジルの航空事情を背景として、今回の事故は起こるべくして起きたという感じです。
実際今回の事故の前に、小さな事故が続けて起こりました。
同じコンゴーニャス空港で前日、雨の中着陸したプロペラ機がスリップして芝生に突っ込み、その数時間後にも飛行機が滑って滑走路から外れそうになったようです。着陸するパイロットには「滑るから気をつけろ」という指示もあったとか。
時に今はブラジルの学校は冬休みです。
子供の休みに併せて家族旅行に行く人も多く、現にこの飛行機にも乗っていたようです。
繁忙期でもあり、危ないとわかっていても運行を続けた航空各社とそれを容認した空港当局。
責任の所在は・・・、曖昧な気がします。亡くなった人は浮かばれませんね。
事故原因の解明には1年以上かかるみたいです。

ブラジルで飛行機は・・・できれば乗りたくありませんが、日本と違い広い国土を移動するには不可欠です。
乗りたくないけど仕方ない。それがブラジルの飛行機でしょう。