ブラジルって??

ブラジルに赴任することになったサラリーマンによるお気楽ブログ

リオの抗争2

2009-10-28 02:32:14 | 日常生活

こんにちは。サンパウロは雨です。

先日リオデジャネイロの麻薬組織同士の抗争と警察介入について書きましたが、その後も抗争は続いているようです。
死者も42人になり、この1週間で倍増しました。

新聞やテレビでも連日のように報道され、警察ヘリの撃墜場面などは繰り返し流れていました。
当初はマカコスの丘周辺の貧民街(ファベーラ)が主戦場でしたが、周辺地域にも拡大し、まさしく市街戦の様相を呈しています。
警察と麻薬組織だけではなく、一般市民の被害者も増えています。

麻薬の密売ルートが増えたため、組織の収入が減ったことから潰しあいを始めたようですが、双方とも多数の死者が出ているため引くに引けない状況なのかもしれません。
戦争終結にはまだ時間がかかりそうです。

リオの抗争

2009-10-21 01:03:52 | 日常生活

こんにちは。サンパウロは晴天です。

17日(土)の朝、リオで大規模な抗争がありました。
日本でもニュースになったようですからご存知の方も多いと思いますが、麻薬密売者と警察との抗争で19人が死亡したというものです。

事の発端は麻薬組織同士の縄張り争いです。
コマンド・ベルメーリョという組織が対立するアミーゴス・ドス・アミーゴスの支配地域(マカコスの丘)への侵入を試みたところ、事前に情報をキャッチした警察部隊が鎮圧に乗り出したところで衝突が起こりました。
警察の地上部隊を援護していた軍警ヘリは麻薬組織の重火器により撃墜され、さらには組織のかく乱作戦であちこちで12台ものバスが焼き討ちにあったりと市街戦さながらの状況だったようです。

この地域はリオの旧市街から10km少々、世界的に有名なマラカナンのサッカースタジアムからわずか5km少々です。
マカコスの丘は貧民街とはいうものの中流階級住宅が近くにあることから、麻薬販売の拠点として狙っている組織も多いようです。

今回の抗争では襲撃の指示が遠く離れたパラナ州内の刑務所にいるコマンド・ベルメーリョの幹部から発せられたようです。この刑務所は最重度の警備を誇るようですが、それでも通信ができてしまうということです。
また警察ヘリも底部は防弾仕様のようですが、低空飛行中の側面攻撃で撃墜されてしまったようです。

早くもオリンピックの際の治安を危ぶむ声が出ているようですが、治安対策の行方が気になるところです。

刑務所って??

2009-10-19 19:18:14 | 習慣などなど

こんにちは。サンパウロは晴天です。

ブラジルは残念ながら犯罪大国です。
サンパウロの郊外にはいくつも刑務所が作られ、市内から空港に行くまでの間でも3~4ヶ所ほど目にします。
そして刑務所はどこも満員です。
取調べのために一時拘置する拘置所も同様のようです。

そんな中、ジュンジャイという市の拘置所について、管轄する裁判所の裁判官が大胆な決定を行いました。ジュンジャイはサンパウロから100Km圏内にある衛星都市です。
現在ジュンジャイ市の拘置所の定員は120ほどだそうですが、実際には4倍の500人が収容されているようです。
そんな劣悪な環境を今月中に改善しなければ、人権保護の観点から全員を釈放するよう命令を出したようです。
このままいけば来月早々には全員が釈放されます。

劣悪な環境におかれる被疑者も可哀想ですが、釈放された被疑者がまた犯罪を犯すようでは折角捕まえた意味がありません。
過去にも同様の事例があり、その時は命令を交付し釈放した裁判官は更迭されたようです。
今回はどうなることやら。

入札延期

2009-10-15 20:08:26 | 日常生活

こんにちは。サンパウロは曇りです。

2016年のオリンピックもリオに決まり、今後インフラ整備も加速していくことになると思われます。
ところがサッカーワールドカップに続けての大型イベント開催には無理があったのか、早くも暗雲が立ち込めているようです。

その一つがブラジル版新幹線計画です。
政府は国庫庁から社会開発銀行経由で事業者に資金融資を行う計画で10月に事業者入札を行う予定でしたが、あまりの巨額な融資であることから政府が難色を示し国庫庁からの直接融資に切り替えるようです。
そのため再度事業者の要件を見直すとか。
結局ワールドカップには間に合わないことが確定し、今後はオリンピックに間に合わせるべく動くようですが、これも怪しいもんです。

もう一つは両イベントへの電力供給を行う発電所建設事業です。
これも入札が遅れているようです。

でも最後はドタバタ大混乱しながらもなんとか間に合わせるような気もしますが(笑)。

授業料

2009-10-10 03:13:59 | 習慣などなど

こんにちは。サンパウロは曇りです。

雑誌にサンパウロの私立高校のランキングが掲載されていました。
これはENEMという教育試験の結果をもとにしたランキングのようです。
ブラジルでも日本同様一流大学への進学を目指す家庭は多く、そのためには優秀な高校に入学させるということなのでしょうが、驚くのはその授業料です。

授業料だけで月額1700~2000レアル(約8万5千円~10万円)ということになり、最低給料の3倍~4倍近くになります。
優秀な学校に行けるのはやはり一部のお金持ちだけのようです。