ブラジルって??

ブラジルに赴任することになったサラリーマンによるお気楽ブログ

ブラジルでも

2010-04-28 23:03:07 | 

こんにちは。サンパウロは晴天です。

アメリカを始め世界中で吹き荒れたトヨタ自動車のリコール問題ですが、とうとうブラジルでもリコールとなりました。
対象となるのはトヨタカローラで、アメリカと同様にフロアマットの巻き込みによる急加速のようです。
急加速と言ってもアクセルが戻らないまたは戻りにくくなるというものですから、落ち着いて対処すれば大丈夫なのですが、パニックを起こすのかもしれません。

実は私の車も対象車種で、確かにフロアマットがアクセルペダルの近くに寄っていた時にマットを巻き込み、アクセルが戻りにくくなったことがあります。
その時はフロアマットの位置を後ろに下げて対処しました。

リコール台数は10万台になる見込みです。
トヨタは新工場の建設も計画しているようです。これからブラジル市場でシェア獲得に乗り出そうというときですから、早期に解決を図る必要がありそうです。

インディ

2010-03-27 00:03:56 | 

こんにちは。サンパウロは曇りです。

2週間ほど前になりますが、サンパウロ市内でインディーカーレースがありました。
インディーカーはサンパウロでは初めての開催で、しかもコースはサーキット会場ではなく公道だというので驚きでした。
因みにこのレースは今年のインディシリーズの開幕戦です。



コースはサンパウロのサンバ会場の中を通過し、川沿いの周遊道路を通ります。
普段は大渋滞しているあたりです。

そもそも本当に開催できるのかという状況だったようですが、やはり懸念されたとおりだったようです。
練習走行では路面の状況が悪く、直線でもスピンするような状態(笑)。
急遽練習走行と予選を取りやめ、徹夜で路面整備を行い、翌日の決勝前に予選を行ったようです。

更には決勝スタート直後に大クラッシュ、その後大雨で赤旗が出て中断、雷による停電でシステムトラブルが発生とさんざんだったようです。
とにもかくにもなんとか再開され決勝レースは行われたようです。

来年の開催は・・・あるのでしょうか??(笑)

罰金値上げ

2009-07-20 23:40:19 | 

こんにちは。サンパウロは曇りです。

先週の新聞によると交通違反の罰金額を引き上げる法案が国会に提出されたようです。
その上でインフレ率を掛け合わせるようですから、毎年罰金額が上がることになるかもしれません。
例えばシートベルト未装着は127レアル(約6,500円)→210レアル(約10,500円)、信号無視は195レアル(約1万円)→315レアル(約15,500円)といった具合です。
もちろん他の罰金も全て引き上げ、更には最高速度を引き下げる動きもあるようです。

これはブラジルの交通事故が多いことへの対策だと思いますが、罰金を上げたからと言って事故が減るとも思えません。
相変わらずボロボロの車は多いですし、高速道路を横切る歩行者も多いです。
モトボーイは車の間をがんがんすり抜けますし、信号では物売りや芸人が信号待ちを利用してうろうろします。
車だけを目の敵にしてもダメなような気がしますが…。

もうひとつは税収増を狙ってのものでしょう。
自動車関係の罰金徴収額が年度予算の30%を占める市もあるようです。
罰金に依存する予算編成もどうかとおもいますが…。

運転免許

2009-04-15 03:15:55 | 

こんにちは。サンパウロは曇りです。

昨日は禁煙条例のことを書きました。
これはサンパウロの愛煙家にとっては悩ましい問題ですが、今度は日本を含む外国からの駐在員にとって悩ましい問題です。
昨年だったと思いますが、自動車の運転免許取得手続きが厳格化されました。
これはサンパウロにおける運転免許の交付があまりに出鱈目だったことに起因したものです。

本来運転免許はオートエスコーラという自動車学校で実技講習や筆記試験、適正試験を受けて合格者が取得できるものです。
ところがいい加減なオートエスコーラが替え玉受験を行っていたことから、全盲の人でも運転免許を取得出来てしまうような状態でした。
当然交通事故も多発することから、当局としてもオートエスコーラに対する取締りを厳しくしました。
そんなわけで、外国人も筆記や実技試験を受けないと運転免許が取得できないような状況になりました。
しかし、実技はともかく筆記はポルトガル語です。
問題が読めなければ答えの書き様が無いわけですから当然免許は取得できません。
一時は免許取得を諦め、タクシーや運転手付の車で移動する駐在員が増えました。

その後いろいろな交渉を経て、現在は少なくとも実技試験と適正試験は受けることになったようです。
実技試験はマニュアル車で坂道発進や縦列駐車ができればOKだとか。
それにしても日本の乗用車はオートマチック車が多いので、慣れない人には大変だと思いますが…。

しかし…そもそもブラジルが国際免許の加盟国で無いためにこのようなややこしいことが起こるわけです。
まぁ、いい加減な免許交付が行われてきたので、加盟できないのかもしれませんが(笑)。

ガソリンの謎

2008-12-11 02:01:59 | 

こんにちは。サンパウロは晴天です。

ブラジルは産油国です。
ペトロブラスという国策企業が油田調査、採掘から精製まで行っています。

昨年から今年にかけて日本ではガソリン価格が大幅に上下動しました。
ガソリン税の暫定税率延長法案が通らなかったことも混乱に拍車をかけていたようですが、夏場には170円/ℓを超え漁船の出漁停止などもありました。
その後原油価格の急落により今では3年半前の水準にまで下落したとか。

そもそもこの間の原油価格はどうなっているかというと、昨年の1月~9月までは1バレルあたり55~70ドル程度で推移していました。
10月以降に急上昇に転じ、年末には100ドル前後まで上昇しました。
一時やや下落したものの3月には110ドル、6月には130ドルを突破し、7月11日に147ドルの史上最高値を記録しました。
世界的なエネルギー不足の懸念から投機マネーが流れ込んだのが原因とされていますが、前後してブラジルでは大規模な海底油田が発見されましたが、そのあたりから原油価格は落ち始め景気後退が鮮明になると急落することになります。
そして今では1バレル42ドルとなんと100ドル以上も下がりました。

その間ブラジルのガソリンスタンドの小売単価は…実は全くと言って良いほど価格変動はありませんでした(笑)。
常に2.5R$/ℓあたりをキープしていました。
本来であれば産油国でもあり、エタノールなどの代替エネルギーもあるブラジルですから、小売価格はもっと安くなってしかるべきなのですが、石油事業は国策でもあり産油国ではなく消費国の価格に合わせた設定となっているようです。

ただ、さすがに今の国際価格水準に比べると38%も高いようですから今後は値下げの動きもあるかもしれませんが。
原油の国際価格が下がったことにより、海底油田の採掘も採算割れとなる公算が高まったようで、凍結の見通しとか。
まぁ、将来必要に迫られた時のための隠し財産みたいなものでしょう。