ブラジルって??

ブラジルに赴任することになったサラリーマンによるお気楽ブログ

チリ旅行(その3アセンソール)

2010-09-29 03:27:28 | 旅行などなど

こんにちは。サンパウロは曇りです。
昨夜は豪雨でした。

バルパライソの町は世界遺産に登録されています。
何の変哲もない斜面に面した港町に見えますが、世界遺産に登録されたのはその斜面に面した町並みが複雑に入り組み迷路のようになっていること、そして斜面を昇るためのアセンソールがあることです。


アセンソールの基本形はこんな形。
斜面に沿って小さな箱がケーブルカーのように登ったり降りたりしています。


これも別のアセンソール。
市内には十数か所もあります。


ここはちょっと変わったアセンソールの入り口です。


中に入るとはるか先までトンネルが続いています。


100m位進むとアセンソール乗り場に突き当たりました。
突き当りから入り口方面を見ても入り口の光も見えないほどです。


アセンソールに乗って上昇し、外に出てみると広々とした景色が。


このアセンソールは地中から塔の上までのエレベーターのようになっています。




地下から途中階を経由して塔の上まで登ります。

急な斜面を登るアセンソールは現在でもほとんどが稼動して町の暮らしを支えています。

チリ旅行(その2バルパライゾ)

2010-09-23 23:41:23 | 旅行などなど

こんにちは。サンパウロは晴天です。

翌日は車でバルパライゾに向かいました。
昨年も行きましたが、生憎雨だったので景色がそれほどきれいではありませんでした。
今回はそのリベンジです。
サンチアゴからバルパライゾまでは1時間程度です。

まずは港に行って観光ボートで湾内を一周です。
乗合船は1人1000ペソ(約200円)なのですが、人数が揃わないと出発しないので貸切の船15,000ペソ(約3000円)にしました。
およそ30分で湾内を一周します。


最初に向かったのは造船ドッグのあるエリアです。
巨大な船が建造中でした。


その造船ドッグのすぐ近くに浮かぶブイの上に野生のアシカやアザラシがたむろしていました。


日本だと大騒ぎになるのでしょうが、ここでは当たり前の風景のようです。
こんなに近くまで寄っても大丈夫。


海から見たバルパライゾの景色です。


次に向かったのは海軍エリアです。
チリは南北に細長く、海に面している部分が多いので海軍の守備範囲も多そうです。
海軍の物と思われる帆船が停泊していました。


こちらは巡洋艦でしょうか?
同タイプが3艘並んでいました。


最後に立ち寄ったのが貨物エリアです。
巨大な貨物船にクレーンでコンテナが積まれて行きます。


積み込み用のクレーンもかなり大きい。
下にあるコンテナと比較すれば一目瞭然です。


高台から見た湾の様子。中央付近に造船ドッグが見えます。


同じく高台からの様子。
海軍とクレーンのあるエリアです。

船を降りたら、次は市内の散策です。

チリ旅行

2010-09-21 22:59:31 | 旅行などなど

こんにちは。サンパウロは晴天です。
昨夜は大雨が降り、少し湿気が戻ったようです。

随分ご無沙汰してしまいました。
更新ペースを上げないといけませんね。

さて、9月に入ってブラジルの独立記念日がありました。
その前の週末を含めて連休になりましたのでチリのサンチアゴに行ってきました。
サンチアゴには昨年9月に旅行し、その後年末旅行でもちょっと立ち寄りました。
さすがに3回目なので土地勘もありスムーズな旅行となりました。
サンチアゴ到着後に空港でレンタカーを借りて直接ホテルまで運転して行きました。

翌日はスキーに行きました。
実は今回サンチアゴに来た細大の目的はスキーです。
昨年もスキーシーズンに来ましたが、運悪くスキー場への道で大雨によるがけ崩れが発生し、復旧せずに行けませんでした。

翌日朝8時頃にサンチアゴ市内のスキートータルというエージェント会社に行きました。
そこではスキー道具やウエアなど必要な物をレンタルし、スキー場への送迎をしてくれます。
最初にカウンターでお金を払ってからそれぞれのレンタルを受け、それを持ってバンに乗り込みます。
バンは定員に達したら出発です。帰りも同じバンで帰ってくるとのこと。

市内からスキー場までは1時間半ほどです。
レンタルに時間がかかり出発したのは9時頃でした。
スキー場へ向かう道路にはスキーやウエアのレンタル店が並んでいます。
山に入るとガードレールのない細い道を延々と昇っていきます。
シーズンも終盤なのでスキー場の手前まで雪はありませんでしたが、前日に雪が降ったようで到着目前で雪道となりチェーンを装着したため結局到着は11時頃になりました。


今回行ったのはValle Nevadoというスキー場です。
この他に近接して2つのスキー場がありますが、Valle Nevadoが標高も高くまた新しいスキー場なので設備が整っているようです。
スキー場の一番下で標高3000mほどです。
サンチアゴが標高600m程度ですから、ここに来るまでに一気に2400mも昇ってきたことになります。


スキー場は一面真っ白です。
リフトは4人乗り高速リフトが1本、3人乗りや2人乗りの普通のリフトが数本、あとはTバータイプの体力を使うリフトです。
天気が良かったので寒くなかったのですが、1本1本のリフトがかなり長いので、シーズン真っ最中の寒い時期は凍えるのではと思います。



途中のリフトを降りたところです。このあたりで標高3300m程度。
左奥に見える山の上までリフトが通っています。
あそこまで行くと標高3400mほどになります。
まぁ富士山の9合目辺りで滑っているような感じですね。
森林限界をとっくに超えているので、木は1本も生えていません。
全面がスキー場です。
但し、勝手にすべると衝突の危険があるのでそれなりにコース分けされています。


そしてここが3400m地点。
遠くに見えるアンデスの山々は標高5000mを超えています。
ちょっと激しくすべると息が切れ、頭が痛くなりかけました。
高山病には要注意ですね。
昼食時にはビールを控えました。

夕方5時に集合し、市内に戻って解散です。
費用はレンタル品やリフト代など日本と同程度かかりました。
チリでは他のものは日本より安いので、割高なのかもしれません。

コリンチャンス100周年

2010-09-02 20:15:59 | スポーツ

こんにちは。サンパウロは晴天です。
相変わらず雨が降らず、サンパウロの8月の降水量はわずか0.4mm。
これは観測を開始した1943年以来最低の降水量だそうです。

さて、サンパウロに本拠を置くブラジルの人気サッカーチームである我がコリンチャンスが9月1日に設立100周年を迎えました。
前夜祭には11万人も集まり、深夜まで大騒ぎしたようです。

昔のブラジルではサッカーはエリート階級のスポーツでした。
100年前にコリンチャンスは労働者階級の中から発足し、それ以降大衆の人気を集めるようになり、今ではブラジル全土に2500万人ものファンを抱えるまでになりました。
ちなみに現職のルーラ大統領もコリンチャンスのファンです。

有名な選手も数多く輩出し、最近では元ブラジル代表のロナウドやロベルトカルロスを擁しており、昨年はブラジルカップで優勝、今年もブラジル1部リーグで首位争いをしています。

コリンチャンスのホームグラウンドはパカエンブーですが、現在イタケーラに新球技場を建設予定です。
2014年のサッカーワールドカップでは当初サンパウロFCが本拠にしているモルンビースタジアムが有力視されていましたが、色々な理由で不適合とされ、一時はサンパウロで試合が行われないのではも言われていましたが、ルーラ大統領の後押し(公私混同?)もありコリンチャンスの新球技場で開会式と試合が行われることになりそうです。
金持ちの象徴であるサンパウロFCからワールドカップ使用球技場をもぎ取ったコリンチャンスという構図はこの国の社会情勢とダブっているように感じられます。