PICO's BLOG~きままな日記帖~

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奈良探訪 東大寺で五劫思惟阿弥陀を観る。

2016年10月08日 07時29分11秒 | 寺社めぐり

前日、般若寺を見て暗くなった。

夜になると投光機から照らされるものがある。

復元された平城宮と朱雀門である、広大な敷地に

今はこの二つの建造物が建っている。

まさに1300年前にタイムとリップしたような錯覚に

陥る景色である。

ライトアップされた平城宮

 

翌日は待ちに待った東大寺ご開帳である。

朝早く眼がさめた。台風の影響は無いようで奈良の街は

穏やかであった。

9時からご開帳であったが8時前には境内の中を彷徨っていた。

古い土壁や南大門、大仏殿など、あまり人の居ない時間帯なので

ゆっくりと散策。

古い土塀

 

大仏殿

 

それでもご開帳まで時間があるので、戒壇院を観る、戒壇院は

かの鑑真和上が来日するまで僧侶になるための資格(戒律)などを

定めたものがなく、みな勝ってに僧侶を名乗っていた(私度僧)のを

一定の資格を与えて国家が認めるための施設として

全国の三つ建てたものの一つである。(ここ奈良東大寺の戒壇院、

福岡太宰府 観世音寺、栃木下野薬師)

この中におられる四天王像は素晴らしいです。

戒壇院の四隅にはこのような石柱が立っている、これは確か結界を表して

いるのだろう。

 

そして次は東大寺境内の中にある浄土宗の建物、指図堂へいく。

この建物は浄土宗開祖の法然上人の関連施設である。

この堂から見る興福寺の五重塔は素晴らしい。

石柱に書いてある圓光大師とは法然上人の諡号である。

興福寺五重塔

 

 そしてご開帳のある勧進所へ。

受付で入場料を払って

 

 

この仏像が見たくて奈良まで。マニアックですね~。

五劫思惟阿弥陀坐像

 

五劫とは仏教用語で、とてつもない長い時間のこと(簡単に言えば)

落語(じゅげむ・・・)にもなった。

そんな長い時間修行、考えていたので髪の毛がアフロヘアのように

なってしまった。時間に長さを髪の毛で表している。

それだけ我々衆生を救ってくださると言うことです。

 

これで阿弥陀様が西方浄土に導いてくだるということです(確約

してもらった)(*´-`*)

 

 

そして朝一番のご利益があった、

勧進所境内の栗の木からぽろぽろと栗の実が落ちてきた

さっそく拾ってみた。

若いお坊さんが、にこっと笑って見ない事にしましょうと

言って立ち去った。いただくことに・・・・

 

 じっくりと五劫思惟阿弥陀像を見て、東大寺をあとにした。

 

そして大和郡山まで行き、近くの不退寺に行く・・・・・・