PICO's BLOG~きままな日記帖~

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なんでもチャレンジ、そんなPICOの備忘録
   

奈良・京都南部へ

2016年10月06日 10時05分57秒 | 寺社めぐり

台風が来る前にちょっと飛ばして奈良、京都へ。

今回のメインは奈良東大寺勧請所の秘仏公開と

隣の興福寺のW塔の公開を見に出かけた。

 

台風前の嫌な風が吹くなか、家を出る。

東名から伊勢湾岸自動車道を通って、東名阪道から

京滋バイパスを通って宇治、奈良方面へ、我が家から

およそ3時間ちょっとです。

トリトン大橋

土山SAで

 

途中甲賀土山SAで昼食をとって、ふたたび走る。

まずは興福寺三重塔と五重塔を見に行く。

興福寺と言えば、阿修羅像で有名ですね、今は出張はされて

いなく国宝館におられます。相変わらず人気皆さん、うっとり

されています。

私も同じで何度も行ったり来たりしていました(笑)

ならまち界隈のうどん屋さん、美味しいです。

猿沢の池から五重塔、定番のスポットですね。

こちらは三重塔

こちらはあまり知られていません、しかし今回は多くの方が来ていました。

三重塔は康治2年(1143)崇徳天皇の中宮皇嘉門院聖子が建立したもの。

北円堂とともに香福寺最古の建物。

今回、公開されたものは初層階に板絵と弁財天および十五童子像です。

板絵は随分と剥がれていたが、VR映像で見ることができた。

 

三重塔に鎮座されている、弁財天坐像

三重塔の初階層の絵模様(仏が描かれているが、剥がれて中々よく

観れない)

実物

VR画像

古の人々の美感覚の凄さが手にとうようにわかります。

VR映像を見ている。

ゴーグルとイヤホンで見聞きすることができる。

創建当時の色彩が浮かび上がってきて、異空間にいるようでした。

 

そして五重塔へ向かいます。

南円堂から中門跡を左に見て五重塔へ行きます。

南円堂

ゆるキャラと外人観光客、子供も大喜びです。

 

中門跡の礎石から五重塔を見る。

五重塔も初階層のみの公開です。

そもそもこのような塔は釈迦の舎利(骨ですね)を納める一種の墓標です。

この塔は天平2年(730)興福寺の創健者、藤原不比等の娘光明皇后が

建立。その後5回も焼け、応永33年(1426)に再建されたのが現在の塔で

日本で2番目(50.1m)に高い塔です。ちなみに一番高い五重塔は東寺の五重塔で

54.84mあるそうです。

 

わくわくしながら塔の中に入ります。

心柱を中心に南に釈迦三尊像(釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩)、

北には弥勒三尊像(弥勒如来、法苑林菩薩、大妙相菩薩)

東には薬師三尊像(薬師如来、日光菩薩、月光菩薩)

菱には阿弥陀三尊像(阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩)

が鎮座し、なんともいわれね厳粛な雰囲気を醸し出していました。

この公開は10月10日まで。

じっくり見て、奈良町界隈を見ながら十輪院へ・・・・・

子供の頃の修学旅行を思い出す、みやげ物やさん。