９９のなみだ・風＆

読みっ放しになりそうな本・・・３連発～

『被写体』 著者 ： 三浦 友和　（一応）
１０年前に単行本として出版され、ベストセラーになったらしい ・・・記憶にあるようなないような。
文庫化されてたので、今更？だけど読んでみた。
時代を象徴する国民的スターを妻にした著者が、約二十年にも及びマスコミの 「被写体」 とされ、
四六時中マークされ続け、プライバシーすらないような状況での苦悩や闘いを綴った一冊。

『ルパンの消息』 著者 ： 横山 秀夫　（一応）
１５年前、自殺として処理された女性教師の墜落死。当時 「ルパン作戦」 なる期末テスト奪取計画を
決行した３人のツッパリが関与している、とのタレ込みが。三億円事件まで絡んでくる。
時効まで２４時間。追い打ちをかけられるような意外性の連続。そして感動。読後・・・唸った！

『９９のなみだ・風』 リンダブックス編集部／編
涙がこころを癒す短篇小説集・・・『９９のなみだ・空』 に続くシリーズ第４弾
今回も裏切られることなく？父が娘を、息子が母を、義母が孫を、義母が嫁を・・・、沢山の優しさに
触れました。
父親に暴力を振るわれる母を、“ぼくは強くなって、母ちゃんを守るんだ”・・・「デビュー戦」
指輪を準備し結婚を申し込むつもりだった幼馴染みから、結婚相手を紹介され・・・、
“良かったな。愛子。おめでとう”・・・「乾杯」 は、切なかった。

※ 第５弾 『９９のなみだ・花』・・・が、８月１日に発売予定だそうです。