PIAFUL♪

ピアノを愛する私の・・・独断と偏見による
その時々の旬な話題?を気紛れに~♪

死神の精度 その2

2008-03-22 | book
クールでちょっとズレてる死神が出会った6つの物語・・・

『死神の精度』 著者 : 伊坂 幸太郎

いやあ、目からウロコ!かなり面白かった。
死神が人間を客観的にみると、まさにこんな感じなんだろうな~!

例えば・・・
“自分が他人からどう見えるのかを、これほど気にする生き物も珍しい”
“どうして つまらないことに差異を見出して、優越感を覚えようとするのだ?”
“実に疑り深い。自分だけ馬鹿をみることを非常に恐れていて、そのくせ騙され
やすく ほとほと救いようがない”・・・

時間を卓越した存在である死神にとっては、“人間が生きているうちの大半は、
「人生」 じゃなくて、ただの時間” らしい。人の死を非常にクールに捉えるが、
人間が作ったもので一番素晴らしいのはミュージックで、最も醜いのは渋滞・・・
雪景色を見て “これは美しいな” と口にする。どことなく人間っぽい感覚も・・・。

「死神の精度」 「恋愛で死神」 「死神対老女」・・・意外な形で繋がっている連作。
んー。この本の面白さを上手く表現できません(・"・;)
CTスキャンじゃなく、MRIの面白さ~!pia 的 絶賛表現~。ん?

レビューが沢山書かれている こちら で、ご確認を~。最近・・・ズボラ~!