映画食い倒れ。

~映画は人生のデザートです~

個人的覚え書きのため、たまにネタばれありです。

「V フォー ヴェンデッタ」

2007年09月20日 | 映画~は~
私はSF映画がかなり苦手。特に宇宙とかロボットとか。機械音やCGを駆使して何千何万と同じロボットが出てくる画像に耐えられなくなるし、叫びたくなるほどイライラします。これはもう嫌いとかじゃなくて、生理的に受け付けないんだと思う。

映画館に足を運んだ際、旦那が見たがっていたのは「サウンド オブ サンダー」。どういう映画かは知らないけど、名前からして明らかなSFじゃないですか?

あきらめて映画館に行ってみると、最寄の映画館ではすでに公開が終わっていた。でかした、TOHO東浦!!結局選んだのは『V for Vendetta』。なんだ結局SFかよ…諦めよう。諦めるしかない。


…が、これがなかなか面白かった。SFじゃなかったし(苦笑)。舞台がイギリスというのもよかった。でもナタリー・ポートマンのイギリス英語、ただでさえ英語で苦労している私にはさっぱりわからなかった。NovemberとRememverが同じに聞こえる。重症。私はイギリスで生活できるのか?

はじめは気持ち悪く思えた仮面の男も終わりにはちょっと噴出しそうになるくらい恐怖心克服。おかっぱ頭とおてもやんを思わせる満面の笑顔。素敵だ。

感心したのはその仮面の男の演技。仮面は微動をだにしないのに、そこからも男の心の揺れが感じられた。すごいぞ。かわいそうなくらいまったく顔が出てこないので、本当に彼なのか?と怪しんだりもしましたが(笑)、この仮面の男性を演じていたのは、マトリックスのエージェント・スミスだそう。

中にはこの映画を「テロ行為を助長している」と感じる人もいたようですが、私はそのようには全く感じなかったよ。でも北朝鮮とヒトラー政権下、その他近年の独裁国家をにおわせる物語で、現実世界で全く「なし」な内容ではなかったのが怖かったです。



お薦め度:★★★★☆


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