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PHP総研ブログ『番町Cafe』

HPでは公開しきれない活動をドドーンと紹介!!

教育の現場 第2回 「生活習慣の確立について」

2010-09-07 12:29:48 | 研究推進部スタッフ

このほど、千葉市立稲毛第二小学校で、弊社の政策提言「学校評価を生かした学校運営改善モデル」にもとづいた校内研修会が実施されました。

この政策提言は、“重点目標の共通理解”、“教職員のチームワーク向上”、“校内ミドルリーダーの育成”を目指しています。
弊社教育マネジメント研究センター長の亀田 徹がアドバイザーとして学校を訪問してきました。

はじめに亀田から「子供たちの力をより伸ばすために、先生たちが協働して共通のことに取り組み、それを実行して振り返り、改善していきます。今回は、何に取り組むかを決定してもらうための議論になります」と校内研修会の趣旨を説明。

学校全体の重点目標として掲げた「生活習慣の確立」について、教職員が集まり、低学年、高学年の2つのチームにわかれて議論し合いました。



できるだけ具体的な事実を3色の付箋に、思いつくままに書いていきます。
次から次へとたくさんの現状が付箋に書かれて、模造紙の上に貼られていきました。



出された事実をグループにわけて見出しをつけていきます。どのようにグループわけをすればよいのか、先生方で熱心に話し合いながら考えていきました。



グループわけをした事実から課題を1つに決定します。
亀田が時折アドバイスをしながら、低学年、高学年の今後の取り組むべき課題が決定しました。

具体的課題を設定
1)低学年チーム⇒廊下や階段を安全に歩行するためには、どうしたらよいのか
2)高学年チーム⇒宿題や提出物を自分で提出するには、どうしたらよいのか

これらの課題を解決するために、今後どういう方法で実行していくのか、アイデアを出し合うために、2つのチームで議論することになりました。  

パート2へ つ づ く・・・



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ハコモノ改革第二弾!よういちがゆく~秦野市編 Part2~

2010-09-03 10:09:17 | 佐々木陽一

 写真は秦野市役所です。奥には同市の庁舎。その前面には、庁舎施設の一部に出店したコンビニエンスストア。一見、なんの変哲もないコンビニです。ところがどっこい。ここには全国初のある“工夫”が隠されています!!


 それは、公共施設(建物と土地)の法律上の位置づけを「行政財産」から「普通財産」へ変えたこと。以前は、行政目的にしか使用できなかった「行政財産」をそれ以外にも使える「普通財産」へ転換し、そこに市がコンビニを誘致。賃料収入を得られるようにしたのです。

  「えっ!、(施設の財産上の性格を)変えただけ?」という声が聞こえてきそうですね。

 はい、それだけです。
 
 この財産転換、実は、首長の判断(専権事項)だけでできることなのですが、これまで全国のどの自治体もチャレンジしませんでした。きっと、「前例がない」というだけで、施設の有効活用の可能性をみすみす捨ててしまった自治体も多かったことでしょう。

 この財産転換の原動力になったのは、市職員からの発案と首長の決断でした。現状を疑い転換の可能性を追い求めた職員と、その意欲を応援した首長。両者の想いがかみ合って、全国初の普通財産化によるコンビニ誘致の成功例は生まれたのです。

 さらに、このコンビニにはこんな特長も生まれました。それは、市が発行するさまざまな行政資料を販売していること。何と、その年間販売冊数は500、売上は50万円に上るとか。驚きですね。販売に従事する市職員を雇わずに済んでいることを考えれば、その費用対効果はもっと大きなはずです。

 このように、秦野市役所の敷地内で見つけた“小さなコンビニ”には、これからの自治体経営に役立つ“大きなヒント”があったのでした。



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ハコモノ改革第二弾!よういちがゆく~秦野市編 Part1~

2010-09-02 14:36:28 | 佐々木陽一

 このほど、筆者が検討委員として加わった「秦野市公共施設再配置の基本方針」が、秦野市公共施設再配置計画(仮称)検討委員会から古谷秦野市長へ答申されました。

 写真は、市長へ答申した際の一コマ。左手に検討委員会長の根本祐二・東洋大学教授。根本氏には、弊社の政策提言「自治体公共施設の有効活用 ~コスト改革から始めるハコモノのバリューアップ~」でもお世話になりました。

 筆者が考えるこの答申の最大の特徴は、現有施設をどれだけ減らせば、そこにかかっていたコストで、残す施設の更新コストをまかなえるかを試算した点。その試みはおそらく、国内初です。試算は、向こう40年間に今ある公共施設を延床面積ベースで29.2%削減しなければならないという、実にショッキングな結果になりました。

 この数字を見て、秦野市の住民・議員・行政が何を感じるのか。そして、今の自治体経営をどのように変えていくべきか。その他多くの国民、議員、自治体職員、首長にとっても学ぶべき点が多い提言書です。 
ぜひご一読あれ!!
 『秦野市の公共施設再配置に関する基本方針案』



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「松下政経塾を訪問 ~松下幸之助の思いに触れる~ 」パート2

2010-08-27 14:57:14 | 研究推進部スタッフ

パート2

最後に、政経研究所事務局の榎本絵美さんに普段見ることができない施設内を案内していただきました。



上の写真は、松下幸之助氏が宿泊していたお茶室です。ここで、第1期の塾生さんが松下氏に新聞を読んだり、身の周りのお世話をしていたといわれています。床の間には、貴重な松下氏直筆の「素直」の掛け軸が飾ってありました。



次の写真は、松下幸之助氏像です。この作品は、1989年7月に建立され、平櫛田中氏が彫像化を試み、弟子の浜田泰三氏によって完成されました。
柱には、繁栄、幸福、平和」、“いまやらねば いつできる わしがやらねば だれがやる”という松下幸之助氏の志が刻まれています。



政経塾のシンボルのひとつであるアーチ門の前で全員集合。
アーチ門の石像は、右が女性、左が男性をあらわしており「この門をくぐる者は、どんな困難に出会おうとも、平和と愛と正義と力で太陽にむかっていく」という意味が込められているそうです。

訪問を終え、真の指導者が必要であるという強い願いから松下政経塾を設立したことの意味を、改めて考えさせられました。これを機に、日に新たな気持ちで仕事に取り組みたいと思います。

最後に松下政経塾の皆様、おいそがしいなか至れりつくせりのご案内を本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

* 松下政経塾では、定期的に有料見学会を実施しています。
http://www.mskj.or.jp/seminar/gaiyou/20100625_kengaku.html

* 松下政経塾をもっと知りたい方は、こちらをご覧ください。
http://www.mskj.or.jp/



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「松下政経塾を訪問 ~松下幸之助の思いに触れる~」

2010-08-25 09:56:15 | 研究推進部スタッフ



8月初旬に財)松下政経塾を訪れました。

はじめに、(財)松下政経塾 塾長の佐野尚見氏のお話を伺い、別々の組織であっても、同じルーツ、同じ想いで活動に取り組んでいることを再認識しました。



(左側:政経塾29期生大谷さん、右側:弊社研究員の宮下)

お昼は、食堂で塾生のみなさんと和やかな雰囲気のなかでいただき、寮生活について伺いながら楽しいひとときを過ごしました。
また、政経塾29期生の大谷さんが、9月に茨城のひたちなか市で「地域活性化フォーラムinひたちなかを開催するということで、地域主権を推進する弊社の宮下と話がはずんでいる様子でした。



午後は、塾生の方の研修カリキュラムを一部見学し、真摯な発表の姿を拝見。
その後なぜ、政経塾をつくったのか」「設立の思いとは」を、当時89歳の松下幸之助氏が語った「建塾の理念」(ビデオ)を拝見し、政経研究所所長の金子一也氏からご説明をいただきました。

パート2へつづく・・・


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