P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#12】Phil Asher"Phil Asher Presents A Restless Soul Collage vol.1"

2006-01-28 04:50:29 | Music
1コ前の記事は、漫喫で Ian Pooleyの"Excursions"を聴きながら書いてたんですが、
や~ ついリピートで聴いてしまいそうになりました。が、持ち込んでいた音源で、
まだチャンと聴けてないのがあるんで、ソッチ聴くコトにしました。
で、今聞いてるのが、

Phil Asher"Phil Asher Presents A Restless Soul Collage vol.1"(2005年)

です。

このCDは 西ロン(ドン)の首領(ドン)ことフィル・アッシャーの、彼のオウンレーベル設立記念コンピ。
"Restless Soul"は彼の率いるプロダクション及び、件のレーベルに冠された名前です。
1曲目 Nathan Haines"Right By Your Side"に始まり、フィル・アッシャー自身の名義&
Restless Soul名義による楽曲、及び彼が手掛けた 他アーティストの楽曲、提供したremixが収録されてます。

個人的には2001年前後に 彼の作る音楽に Bah Sambaの"Reach Inside"をキッカケとして出会い、
その後、Nathan Haines"Right By Your Side"(↓)の12"や、Reel People"Second Guess"(2003年)
での仕事(このAlbumで彼は大名曲"The Light"・"Butterflies"を手掛けてます)やらで ホントに
この人の手掛けるモノにハズレはねぇな~と確信した次第です。
寡作か/多作かで言えば後者に類しながら、常に一定以上のクオリティの仕事をするってのには感服します。



ここで、一度 脱線してReel People"Second Guess"について少し。
以前の記事で昨年リリースされた彼らのSingle"The Rain"について取り上げました。
この曲のヒットにより 彼らはより多くの人に知られることとなりました。
その意味では"The Rain"が彼らの代表曲になるのですが、代表曲としてもう1曲、オリジナル盤からの
Singleカットでヒットした"The Light"があるのは紹介しておきたいな、と。
奇しくも(って程でもないか。。。)2曲ともタイトルが"The"&単語ですね。
と、そんなコトはモチロンどーでもよく、この"The Light"・"The Rain"は共にoriginal ver.の魅力もそうですが、
Singleカット時に収録されたremixがハウス好きの人に受け入れられる好mixで、それもあってヒットした、
というのが共通してるな、と。
ちなみに、"The Light"ではCopyrightが、"The Rain"ではJoey Negro、Rasmus Faberらがそのような
remixを提供しています。

さて、話を戻します。と言いつつ 繋がってるのですが。フィル・アッシャーも自身でブロークン ビーツを用いた
プロダクションもしますが、ブロークン ビーツの楽曲をハウシーにremixするのも得意としています。
要は ドッチもイケる、と。その振れ幅が自分にとってツボなんですね。
例えば、Reel People"Butterflies"を自らアップリフティングなハウスに作り変えたりしてます
("Restless Soul Peaktime mix")。
今回取り上げている"A Restless Soul Collage vol.1"には、そのハウス寄りな音が多く収められており、
ソレが嬉しい、と。
"Butterflies"をはじめ、フィル・アッシャー周辺のクリエーターの作品への客演参加の多い Vanesa Freeman(※)の
Album"Shades"収録曲、"The Way"のremixとか堪らんですよ。

※:彼女は吉澤はじめの作品にも参加してます。

ホント 投売りしてんなー。

2006-01-28 01:06:50 | その他
HMV。結構な数 入荷するも意外にも売れず、結局置いておいても
仕方ないし、って盤についてはこの機に処分ってコトなんでしょう。
と、そんなHMVのセールで買ったCD。

1.Ian Pooley"Excursions"(2003年)
2.A Tribe Called Quest"Beats,Rhymes And Life”(1996年)

1.が690、2.が790と コレは破格でしょう。間違いなく。

先日急に舞い込んだ 正直気乗りしねぇDJ話も
なんだかんだで乗り切れたんで、CD屋行っても DJん時の
選曲どうするか が頭離れなくて、CDやらを手に取っては
コレ買う?でもコレかけてもウケそうにねぇし・・・とか
そんなのが頭をよぎるコトもなくなったワケで。
と、そんなワケでお値ごろ感と、どのみちいつか機会が
あれば聴こうと思ってたし、ってんでこの2枚を買いました。

1.はIan Pooleyによる名盤"Nite:Life 06"に続くmix CD。
ここでは、テクノ・ハウスのクラシックに絞った選曲がされてます。
まだ そんな聴き込んでもいないし、またこれが今の気分な
モノ(≒ファッショナブルなモノ)か、っていうと微妙ですが、
俺はこのCD気に入りました。今現在で大アリ。
序盤スムースな繋ぎでハウシーな音を聴かせて、
途中 自身がかつて薫陶を受けたデトロイトテクノへと
シフトして、後半はほんの少し下世話なのも織り交ぜて
(ex.#15のParadox"Jailbreak(House Tip)"←"ストリングス オブ ライフ"
ネタのブレイクビーツ・チューン)盛り上げて、大名曲Sueno Latino
"Sueno Latino"へ。とか 堪らんですよ。や、コレは当たりだわ。

2.は、ヒップ・ホップ聴く人には説明不要、と言って良いと
思いきや、解散してもぅ相当経つんでアレだな。えと、90年代を
代表するヒップ・ホップ グループ A.T.C.Q.のAlbum。
次作の"Love Movement"(1998年)をリアルタイムで聴いてて、
初期作品も解散後のベストに入っている範囲では聴いたケド、
でもこの作品(の頃の彼らの音)については聴く機会を今まで
持たなかったので、この機に。
ついでに、結構 俺ヒップ・ホップも好きよ、とアピっときます。

今年はなんとかDJをする機会を…

2006-01-09 00:34:29 | その他
と、元旦の記事に書きましたが、思いがけず
その機会がタナボタ式でやって来ました。
が、このボタモチが・・・ねぇ?

え~ 一昨年の会社の納会でDJしたのを
覚えていた人がいて、今年の新年会でも
ヤることとなりました。

が、一昨年のが 1コ前の記事に載せたような
軽くトラウマになるようなアレだったので、
メチャクチャ気が重いです。
しかも、仕事が忙しく準備する時間も取れない・・・

昨日、トリプルポイントDAYで通常の×3でポイント着くってんで、
HMVに行くも、結局こん時には使えなそうなの
買ったし、ど~するよ?俺。

ちなみに、昨日買ったCD。
1.V.A."Culture Club Compilation vol.4"(2005年)
2.lcd Soundsystem"Daftpunk Is Playing At My House"(2005年)
3.Mr.Hermano"Free As The Morningsun(Scumfrog mix)"(2002年)

1.は ベルギーのクラブ(・イベント)、Culture ClubのレジテントDJによる
mix CDシリーズの最新作。
このシリーズは出れば必ず買ってます。
今回はアレやコレやと書きませんが、近々
シリーズをまとめて取り上げる予定です。
2.は100(!)、3.は500と、破格だったので購入。
HMV投げ売りしてんなー。

以前ヤっていたブログの記事より

2006-01-08 23:48:17 | その他
東京ペログリィ日記 2004/12/31の記事。

…ワリと最近(今月中に)久々で
人前でDJしたんすよ。
やーヤる前から嫌な予感はしてたんだけど、
実際、それを遥かに上回る(下回る?)ヒドさだった。
まぁ会社の納会で、みんなメシ食ってるトコで回すんで
「誰も聴かねぇだろ?」と、
「でも誰かは…」とかそんな淡い期待もせずに、
や、すいません私、今ウソをつきました。
ほんのほんのチョッピリそんな期待はしたさ。
じゃなきゃヘコまねぇもん。

まぁ、誰も聴いてねぇんだから誰もノらねぇわな。
そりゃぁ。俺含め。
で、コレぁマズいぞ、と。流石に誰1人ノらないのは、ねぇ?
ってんで、せめて俺はアガってこう、まぁ俺がアガってれば、
ひょっとしてひょっとしたら、ひょっとするかも…!
と一応用意しておいたアゲてく選曲に移行してこうとした
矢先に、
「テケレッテ テレレっ テケレッテ テレレっ」って。
「え~~っ」
キューピー3分間クッキングのテーマですよ。
はい、続いての出し物は…と。ってまぁ進行キツキツなのは
分かるケド、「じゃぁそろそろ…」ってアナウンスあってイイんじゃ
ね~の?てかないとかないんじゃね~の?ホンっト。

こんな不完全燃焼は正直予想外。
当日迎える迄に相当ナーバスになったり
(選曲とかもメチャクチャ悩んだ、っつーの!)、
アレコレ調整したりとか当日もコレあるから
終わる迄酔えなかったりとか、
そーいうのも終わってみたらまぁ良かったんじゃん?とまでは
行かなくともまぁ悪くはねぇや位になると思ってた、
つーか そーやって、全くアガんねぇモチをムリクリ、
アゲてたんすよ。
まぁ今思ってるよりもヒドい目には遭わねぇべよ、と。
ソレを裏切られた。
痛たたたた、と。痛い、つーか苦い。奥歯で思いっきりコーヒー豆
噛み潰したってココまで苦かぁねぇハズ。やった事ねぇケド。
あーもうホントこんな事のために、高校ん時にスゲぇ頑張って
バイトしてタンテ買って未だに手放さずにいたワケじゃねぇっての!
俺が鬼束ちひろなら「こんなもののために生まれたんじゃない」
とか歌うわ。
や、実際帰りに寄ったコンビニで『月光』が流れて
たんすよ。ネタじゃなしに。
こんな安っすいドラマの演出みたいのはイイ(結構)ですから!
や、俺らしい、っちゃー俺らしい、
その日のエピローグではあるんですが。

【CD紹介#11】Uniting Nations"Ai No Corrida"

2006-01-02 00:23:26 | Music
やっとこ、昨年12月に買ったCDで アレやコレやと書いてねぇのも
残すトコ あと僅かになってきました。
てワケで(日付変わってますが)今日はもう1枚。

Unitintg Nations feat. Laura More"Ai No Corrida"(2005年)

アーティスト情報は、チと私めの怠慢により チャンと調べてないんで
よく分かりませんが、UKのUnitintg Nationsが手掛けた、
Quincy Jones「愛のコリーダ」のハウスカヴァー。
「愛の~」については、昨年ジンジャーエールのCMで山田優が
ツルハシ振るったり踊ったりしてる後ろで流れていた曲、と言うと
分かって貰えるでしょうか。

まぁ、たまにはこういう身も蓋もない感じのもイイんでねぇすかね。
でも 多分、この辺りが自分にとって耐えられるギリギリの下世話さ
加減です。
「恋のマイアヒ(だっけか?)」までいくと流石に。。。

マイアヒ~で思い出した。俺、「愛のコリーダ」って邦題、ソラミミだと
思ってたんですよ。最近まで。
何語でか は分かりませんが"Ai No Corrida"って歌われてるのが、
「愛のコリーダ」って聴こえるから付けたんだと。
でも 調べてみたら、この曲はQuincy Jonesが 大島渚監督の『愛のコリーダ』
(1976年)に捧げて作ったものだったんですね。へぇ~。

【CD紹介#10】X-PRESS 2 feat. Kurt Wagner"Give It"

2006-01-01 22:40:26 | Music
あけましておめでとうございます。
と 新しい1年が始まったのにも関わらず、相変わらず昨年購入したCDの紹介をしているワケですが、
一先ず新年のご挨拶。
今年も 俺ことペログリをよろしくお願い致します。
そして、もしよければこのブログ(P印良品)もご贔屓にしてやって下さい。

さて、新年 1発目に紹介するのは、

X-PRESS 2 feat. Kurt Wagner "Give It"(2005年)

です。



90年代~活動している Ashley Breedle、Rocky、DieselによるX-PRESS 2のnew Single。
ギター、ストリングスといった生音の多用が特徴的なトラック上で♂Vo.(+♀コーラス)が
歌い上げる 極上の歌モノHouse。

X-PRESS 2については 出世作"Muzik X-Press"(1996年?)や、2000年代に入っての復活を経て
発表され、Hitした"Lazy"(2002年)が好きで、また 一昨年の大晦日のカウントダウンパーティー、
Freedom Village Count Down 2004-2005@パシフィコ横浜でのターンテーブル6台を使っての
DJプレイなんかも聴いたりもしました。年明けの瞬間に"Strings of Life"かけてたな~。
もう1年前になるのか。
そんなこんなで 僕の中の彼らに対するイメージは、テクノの人もイケるハウスを作る人、
といったモノだったので、今回の生音ハウスは チと意外でした。
が、コレはコレで相当にツボってます。
もしDJする機会があれば(って今年はなんとか機会を持とう、と考えてるんですが)、
終盤での登板は間違いないな、と。

Twitter aka_ABE_DQN