P印良品

気の向いた時にその日聴いてたCDやら最近観た映画やらを取り上げてソレについてアレやコレやと…

【CD紹介#47】De De Mouse"East End Girl"

2007-09-23 18:37:47 | Music_Domestic
丸1週間以上前になりますが、14日(金)に 新宿タワーレコードでDe De Mouseがインストア
ライブ ヤったのを観てきました。ヤり辛そうだったなー。あの雰囲気の中では。
今回は、そん時の話を交えつつ 先月リリースされた De De さんの新譜

"East End Girl"(2007年)

を紹介します。

あ。件のインストアライブはこの盤の販促イベ でした。が、営業的な意味合いがあるのか、
元々サーヴィス精神が人一倍あるからなのか(たぶんその両方)、1曲目こそ、"East End Girl"の
#4"Rats Walks My Forehead Slowly"でしたが、なんのかんの1st.Album"Tide Of Stars"からの
曲も沢山ヤってくれて自分的には満足度高め。でした。

以上がインストアライブの話。こっからは "East End Girl"の話。
以前、"Tide Of Stars"を紹介した時に

土・日に向けてのスウィッチングに金曜の夜に聴く(音)

だの、

ココロもカラダも揺れる音。

【CD紹介#44】De De Mouse"Tide Of Stars"

だの と書きました。が、今回のも そんな音です。その点では、期待通り。 ってのが まず1つ。
得意の 歌声をばらばらにして入れ替えて作ったオリエンタルなメロディはメンタルに訴えかけてくるし、
ソレが乗っかるトラックはクラブミュージックとしての機能性を備えていて フィジカルへの訴求も
同時に出来てます。
また"Tide Of Stars"、特に#1 2006年を代表するアンセム"Baby's Star Jam"で聴くことの出来る 星空で
輝く星の如く 飛び交う電子音は近作でも健在。
で、ソレは素直に嬉しい。のですが。
如何せん、メンタル/フィジカル両方に訴える 音の内、後者が 前作に比べボトムスが弱くなっているために
目減りしてしまっているのが気になります。
この事態は、表題曲#1"East End Girl"と、"Baby's Star Jam"とを合体させて作った#2"Tide Ride Baby"から
よく見て取れる、もとい聴いて取れます。
なんか、この盤でのメロディ主体、ビートは抑えめに、路線は2nd.Albumでの方向性引き継がれていくそうな。
実際に どぅ響くのか、が重要であって 現状での予断は許されないワケですが、さて どーなってくんだろう。

と、そんなコトを 感じつつ聴いていると #5でもぅ1度"East End Girl"が。コッチはDe De さんの音を
世に出しているレーベル、ExTから今年"Something Electronic"を発表したレーベルメイト、Cherryboy
Functionによるremix。不足してるボトムスがガッチリ補われてて ヤバいイイ仕上がり。なんだよなー。
この曲が入ってるコトで 大分この盤の評価上がってます。俺ん中で。

【CD紹介#46】電気グルーヴ"Recycled A"

2007-09-05 22:38:20 | Music_Domestic:電気グルーヴ
前々回 、1997年に発表されたCDを もう1枚紹介する、
と書いた件ですが、

メタモに行ったりしてる内に、記事の内容に関わってくる部分で
アレやコレやと思う所が出てきてしまい
METAMORPHOSE 2007

考えた 結果、紹介するCDを翌年 1998年発表のに変更するコトにしました。
えー その方がチっとは分かり易い文章が書けるんでねぇの?と思ったんで。
8月の終盤にアレコレ考えてたコトに関して。
と、そんなワケで 今回取り上げるCD。ですが、

電気グルーヴ"Recycled A(エース)"(1998年)

電気グルーヴが97年に発表したAlbum"A(エース)"のリミックス盤。です。

元々 I:Cubeの1st.について書きながら、この年に出たのの中に、これまでアレコレ聴いてきた中で
特に思い入れが強いモノが カナリ多いコトに気づいて、この機会にその内の何枚かについて書きたいな、
と思っていて、さしあたり その最たるものである、"A(エース)"を…となったのですが、
そうなった直後 位~モヤモヤと考え事をしだしちゃって、そっちに掛かりっきりになってしまった次第。

何をモヤモヤ考え事してたのか、てぇと、ついこの間までは、10年来 テクノ を聴き続けていて、
テクノが好きと言うコトがすんなり出来たのですが、自分が現行のシーン 2007年現在の テクノにあまりに疎いな、
というコトを意識する程に、もしかしたらそう言うコトは 出来ないんじゃ…と。思ってしまったワケで。

なんか、このところ テクノを楽しむコトが出来てないなぁ-と。
自分を直接的に楽しませてくれるモノではなくなってしまった(自分の中で) という感じがしてました。
IMAJUKU*solanine が楽しかったりすると、やっぱりあの頃のは、みたいな気持ちになり
現行のモノは…あまり自分が求めてるモノじゃないやとか思ってみたり。
今現場で鳴っている音に興味が湧かない、のはなー。

と、いうような状況下 どぅしてくかなーというコトを考えていたワケで。
まぁ 静観しとこう ムリに答えを探さず、という トコで一応落ち着きましたが。
ソレって グレーはグレーだけど、でも俺にしちゃ前向きな気持ち。だったりします。

コレ書くと、少しは分かり易くなるかな。
10代の頃、Rainbow2000とか 野外フェスに テクノを聴きに行ってたのが、今では METAMORPHOSEで
ジャムロックなりを聴いてる。と。
テクノ勢のライブなり DJそっちのけで。
でも 今は一先ず ソレでイイじゃない。という。
多分 テクノを聴く、というコトがなかったら野外で音楽を聴く楽しみも知らなかったかも だし。

話をCD紹介に戻します。
まず "A(エース)"については途中まで文章 書いてて、ソレの1部を載せます。

(97年は)吹石一恵、嘉門洋子、藤崎奈々子、柳明日香 というこの年のビジュアルクイーン・オブ ザ イヤーの
メンツやら、から大分 前だ、って実感は沸くんだけど、この作品については色褪せてないんだよな。
いまだに チっとも。10年前のモノとは思えない。
ポップスとテクノの両立という離れ業を、セールス面での成果も伴ってやってのけた 彼らのそれまでの活動の
集大成。コレは 是非聴いて貰いたい、と思う1枚。

で、そのリミックス盤が、件の"Recycled A(エース)"。参加リミキサーはThomas Schumacher、Mijk Van Dijkの
ドイツ勢やDJ Misjah、変わったところだと Ninja Tube所属のLondon Funk Allstars、Jimi Tenor、
Doctor RockitことHerbert、等等。
このメンツで テクノとしてまかり通るのが90年代。
僕の テクノのお師匠さん(と 勝手に呼ばせていただいてます)びびんぱさんが 電気の卓球と、
Tokyo no.1 Soul Setの川辺ヒロシのユニット、Inkの新譜"InK PunK PhunK"を取り上げた記事の中で、

90年代のテクノシーンとは、言わば "テクノ" の名の下に自然発生的に集まった共同体のようなもの
だったわけで、ルーツも現在の立ち位置も目的地もそれぞれ違う者たちが、同一のタームのもと不思議と
まとまっているように思えた。
acid over the rainbow

と、書いていますが あの頃の 「不思議とまとまっている」感覚がココからも感じ取れると思います。
この感覚が 自分としてはスゲぇ好き。
で、今の細分化を経て それぞれの (ジャンルの)壁が高くなってしまった状況にはなんか違和感がある。
プッツリ テクノ離れさせるだけの じゃないけんど。

あと、このアルバムにremix提供したヒト 自身の作品を探して聴いてみたり、と色々 勉強もさせて貰いました。
そーやって 繋がったり、広がったりする感じも好き。なんです。

に、しても 初めて"Shangri-La"のJimi Tenor remix聴いた時は笑ったわー。
ナイス人選っ!!

METAMORPHOSE 2007

2007-09-02 05:37:28 | 夜遊び
前回 予告をしていた記事の件ですが、METAMORPHOSEに行く前で
書き上げて載せるつもりでいたのが、そうするコトが出来ず メタモ
に行ったりしてる内に、記事の内容に関わってくる部分でアレやコレやと
思う所が出てきてしまい、その辺スッキリさせるまでは書けねぇなーと
思った次第。なので、もぅ少し時間をいただきたく。

と、そんなワケで(く、苦しい。。。)今回は 予定を変更して先週末の
メタモの話を。
では、先ず 例年通り、出演者一覧を(緑色にしてあるのは俺が観た&
聴いた人らね)。

8/25(Sat.)"METAMORPHOSE 2007"@日本サイクルスポーツセンター 修善寺
-SOLAR STAGE-
18:00-19:00 Special Others
19:50-20:50 Rovo
21:40-22:40 Model500
23:20-01:20 Richie Hawtin
02:20-03:20 Sound Tribe Sector 9
03:50-05:10 Sound Tribe Sector 9
06:00-07:00 Tristeza
07:50-08:40 monocism + 沼澤尚

-LUNAR STAGE-
19:00-20:30 Altz
20:40-21:40 Audion
21:50-23:50 Fumiya Tanaka
24:30-01:15 O.N.O(Tha Blue Herb)
01:20-03:00 Q'Hey
03:00-05:00 Darren Emerson
05:00-07:00 Sebastien Leger
07:00-08:00 Mayuri

-PLANET STAGE-
18:00-19:30 Ryota Nozaki(Jazztronik)
19:30-21:00 DJ Nobu
21:00-22:30 Moodman
22:30-24:00 Naoki Kihira
24:00-01:30 EYE
01:30-02:45 Lindstrom
02:50-05:20 Joaquin"Joe"Claussell
05:30-07:30 Mad Professor & Joe Ariwa
07:30-09:00 Calm

今年も天候に恵まれ スゴく気持ちのイイ朝を迎えるコトが出来ました。
まず、Special Others。05年のHifana、06年のKonono №1と2年続けて
ソーラーの ド頭に出るヒトらがスゲぇ良かったので、彼らにも大分期待を
していたんですが、その期待にバッチリ応えてくれたイイ ライブでした。
ライブ終了後、ルナー(=体育館)に移動。AltzのDJを途中から聴く。
彼のDJを聴くのは初めて(以前ライブは観たケドも)。ジャクソン5の"ABC"ネタの
ハウスやらを回してました。続いてはAudionことMatthew Dearのライブ。
ですが、今一つ 乗り切れず…今旬なヒトを受け付けない自分、っていう
モノに 対して心配になる。漠然と。
再び ソーラーへ。デトロイト・テクノのオリジネーター、Juan Atkinsの
ライブ。オールドスクール・エレクトロ。機械から 捻り出されたファンク
ネスにヤられました。汗だく。
まだまだ 夜は長いので、一旦休憩を取るべく、温泉施設へ。3回目にして
初。イイ湯だった。
湯上りビールを堪能した後、EYEのDJを聴きに プラネットへ向かう。
途中、ソーラーのRichie Hawtinの動員数がエラいコトになってるのを
見る。彼に関しては、ワリとスルーする気でいましたが 立ち止まって
暫し聴く。と、Lil' Louis"French Kiss"がかかる。エフェクトかけまくり
で、こんな聴かせ方もあるんだーと感心。
の後、プラネットへ到着。DJブースの入ってるテントが新しくなってる。
テント全体がスクリーンになっていて、ソコへ宇川直宏のVJが映し出されてて
ソレとEYEのDJの相乗効果で、スゲぇ空間が出来上がってた。あの時ソコには。
そのまま、次のLindstromのライブも観る(聴く)。怪しさと煌びやかさを
過剰積載したディスコ。
ライブ後、足場の悪いプラネットで、大分消耗したので ビニールシートの上で
仮眠を取る。
4時半過ぎに起き、ルナーへ。Darren EmersonのDJ。
最後に"Born Slippy"かけたのコトに対してガッカリしたヒトも少なからず
いたようですが、俺は積極的に支持しないまでも、まぁ アレはアレでイイ
と思う。あのイントロの音が鳴ったときの会場の一体感、には感動させられも
したし。
その後、Sebastien LegerとMayuriのDJで踊っては休み、休んでは踊り、
を繰り返している内に外はすっかり明るくなってました。

以上、当日 自分が見聞きしたコト等の備忘録として。
一応、個々の出来事については そんな感じです。
総評的なモノはスッキリさせるべきモノを チャンとしてから、にします。

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